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書庫息子、高校時代(完)

中学生のころ、1年半にわたって不登校だった息子。
その息子が、高校へと進学し、留年すれすれながらも、自らの足で
歩きはじめつつある今を書いています。
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(吐き出しです。
 嫌な方はスルーしてくださいね。)
 
 
 
 
 
あああ、イライラする。
息子がこの長い休み中、すぐに昼夜逆転することに、すごいストレスを感じている。
高校卒業するまで、と念仏のように唱えながら、毎日、ちっとも起きない息子を
何回も何回も怒鳴って起こして、学校まで車で送ってきた。
大学になったらもう、いやだ、起こさない、と宣言しているが、大学が始まってまた
起きなかったら、起こすのもストレス、起こさないのも高い授業料を払っているのに
卒業できなかったらと思ってストレスになるだろう。
 
なんで、もう一つのK大学にしなかったんだろう、という後悔をいまだにひきずっている。
K大なら、一人暮らしになるから、もう私は見ずにすみ、ストレスを感じなくてすんだし、
うんと授業料が安くすんだから、万が一、息子が行けずに卒業できなくても、母に
お金を出してもらったのに、という負い目を感じることもなく、仕方ないと諦め、あとは
自分で勝手に生きてくれ、と放り出し、息子の人生を私から切り離すことが出来たのに。
 
いまさら後悔したって、自分の精神衛生上悪いばかりだし、こんなことでここまでストレス
を感じることもない(朝などそれを考えて、もう大量に薬でも飲もうか、と真剣に考えて
しまう)し、息子のことも信じなきゃって分かっているのだけれど。

息子から届いた手紙

息子の高校から昨日封書が届いた。
何かと思って開けてみたら、この間記事にした、(→「息子からの渡されなかった手紙」)と同じ手紙が
入っていた。
ああ、親に手紙を書いて卒業式の日に届ける(3月1日配達指定になっていた)、という趣旨だったのね。
部屋に丸めてあったのは、下書きだったらしい。
先に読んじゃわなければ、もっと驚いて感激したと思うけれど…ちょっと残念。
最後、途中で終わっていたところは、こうだった。
「3年間ありがとう、そしておつかれ様でした。」

本当に長い3年間だったよ。
いつもいつも留年すれすれで、綱渡りみたいで。
でも、あなたも頑張ったよね。
学校に行けるようにといろいろ試行錯誤して、努力していたことをお母さんは知っている。
高校卒業、おめでとう。
そして、ありがとう。

過ぎ去ったこと、もう決めて後戻りできないことに関して、くよくよ後悔する。
しかも、自分をずたずたに切り刻むように。
それが、今の私の心の(病気の)状態だ。

息子の大学選びに関しても、息子の気持ちを考えて納得して決めたはずなのに、くよくよと
後悔している。
本当にあれでよかったのか。
息子が久しぶりに学校に行ったことで、朝息子を起こす大変さ、学校に行かないんじゃないか、
卒業できないんじゃないかという心労、を久しぶりに味わい、その後悔は増大した。
息子が一人暮らしすれば、息子ももっと自覚が出来るだろうし、見えない分、私は心配しなくて
すむ。
そっちのほうが良かったんじゃないか。
もう、私はこの心労に耐えられないんじゃないか。
それに、息子の生活を切り離せば、生活保護を受けるための道を、一歩前進したことになる。
いや、もし結婚することを選んだにせよ、やらなければならない数々のことのうちの大きな
一つをここで片付けることが出来る。
目の前にある、様々な片付けなくてならない問題に押しつぶされそうになっている私には、
ここでひとつ大きな問題をクリアできることでとても楽になる気がするのだ。
お金の問題もある。
息子はスカラシップを取ったら大学院に行かせてくれ、と言ったが、果たして本当に大学院に
行くかは分からない。
そうしたら、母に迷惑をかけなくてすむし、私が自由に使えるお金が多少なりともできるはずだ。
息子、母、私がそれぞれ引っ越したり新しい生活を始めるための資金もできるじゃないか。
なんで、スカラシップ採用になったK大ではなく、T大に決めてしまったのか。

そんな後悔にまみれているとき、ふと息子の部屋の床にくちゃくちゃに丸めてある紙を拾った。
広げて、読んでみると、どうも、私への手紙のようなのだ。

「どーも、○○(息子の名)です。
 
 ただ今、2/25です。T大に決めた頃です。
 恐らく今現在、我々共通の心配は、俺自身が健康に普通に大学に通うことでしょう。
 私は適当に生きているように見えるでしょうが、適当に大学を決めたつもりはありません。
 (結果的にそうなったと見ることも出来ますが…)
 それは、生活のひいては世界の選択だったと思います。
 そういう意味で、私は今はまったくなにも後悔をもっていません。
 世界、生活の維持をとったことが、今私自身にとって最大の誠意だと思っています。
 私はその維持をあなたや誰かの犠牲の上にのせるつもりはありません。
 僕自身の努力の上にのっけていくつもりです。
 その位の覚悟はしているつもりです(信頼性に欠けますが…)。

 私達の前には恐ろしく不安定な世界がまっているでしょう。
 我々は転がる岩なのです。
 ローリン・ガールなのです。
 見通しがたたないばかりか、まるでころがりおちるようです。
 でもきっと、一つの真実として守りに入って流されてもだめなんじゃないかと思うわけです。
 (まあどうしようもない状況っていうか、抗っておれる例を身近でみたわけですが…)
 こんな中なんですが、実は僕は今年を勝負の年と考えています。
 全然へこたれもせず、こりもせずです。
 またまた博打です。
 いや具体的になにか考えているわけではなく、ただどういうことが起きるでしょうということ
 です。
 また再び心労をお掛けするかも、という不吉な予言を残しておきましょう…

 要するに、私はまだ悔しいもわからないも不安もおいて、全力で後ろ向きに走り出したばかり
 なのです。
 それは、あなたも同じことで、私はそれを応援したいと願っています。
 ただ、今は一つ区切りということで、3年
 (ここで終わっている)」

息子が具体的になにを考えているのかは、よく分からない。
息子は結局この手紙を私に渡さないことを選択したのだから、直接、聞いてみてもいない。
ただ、息子は息子なりに一生懸命考えているのだ、と思った。
私の後悔が少なからず減少した。

息子の大学進学。

最後に残っていたところも発表が昨日あり、不合格だったため、その前日に入学金を支払ったところ
に行くことが決定した。

スカラシップ生(学費のかなりの部分が免除される)に採用されたところ(A大)と、そこより少し
レベルが高いところ(B大)のどちらにするかかなり迷ったが、最終的には、息子がB大を選んだ。

当初息子はA大に行き、浮いたお金で大学院に行かせてほしい、と言っていた。
兄に相談して、A大は、規模もB大より小さいし、若干偏差値も低いけれど(どちらもいわゆる
三流大学です^^;)、就職活動などに関してはむしろ、親身になって相談に乗ってくれるんじゃないか、
という話だった。
それなら、A大に、という感じで話はまとまりつつあったが、息子がやっぱりB大、と言い出した。

それは、B大ならば、今の家から通えるから、というのが理由だった。
普通なら、それは十分に納得できる理由だが、うちの場合、ちょっと事情が違う。
今の私の体調からいくと、これから生きていくためには、私が結婚するか、生活保護を受けるしかない
状態だ(しかも、遅くとも、1年以内に)。
もし、生活保護を受けるとしたら、この家は売って、私と息子は別々に暮らすことになる。
もし、結婚したら、私は先方の家に引越す。
この家は、売るか、貸すか、息子が一人で住むことになる。
息子は、この家に住みつづけられる可能性が少しでもあるから、B大に行くと言うのだ。
そんなことで、大学を決めるのはおかしい、将来自分がどうしたいか、そのためにはどの大学に
行くのがいいのか、によって大学を決めるのが筋だろう、と私は言った。
家が残るかどうかは、あなたがどの大学に行ったかによって決まるわけじゃないし、ある意味、
それは、家の持ち主である私や、母の代理人たる兄の決めることだ、とも言った。

しかし、息子は、自分の立場に立って考えてほしい、と涙ながらに訴えてきた。
今まで、いろんなことがあった。
親は、離婚するし。
父親は、頭おかしいし。
妹は、施設に入るし。
お母さん、うつになって仕事なくなるし。
これで、俺は一人暮らし、母さんも一人暮らしか、結婚して遠くに行く、おばあちゃんは施設に
入る、で家族はばらばらになる。
家も無くなる。
俺には帰るべきところがなくなるというのが、たまらなく切ないのだ。
と。
俺が、こういうからって必ず家を残してくれっていうわけじゃないけれど、俺のこの気持ちを
甘いとか、現実的じゃないとか、簡単に切り捨てないでくれ、と。

心がひび割れて、泣くこともできなくなっていた私も久しぶりに涙が出た。
お母さんの望んでいる唯一のことは、あなたに幸せになってほしいということなのに、いつも
お母さんがそれを阻んでしまっている。
この家が残るようにする、つまり結婚すると言いたいけれど、お母さんの心は不安と恐怖に
とりつかれていて、どうしてもそう言い切れなくて、ごめんね、と。

1日でも長くこの家に住み続けたいという息子の願いを聞き入れ、B大に決めた。
うちの経済状況からすれば、A大に行き、そのまま就職するのが妥当だとは思うのだが。

息子、今日も受験に行っている。

センター試験のあと、自己採点した結果を聞いて唖然とした。
文系科目はまだしも、理系科目は、壊滅的点数だ。
それなのに、なぜあなたは理系志望…。
国公立は諦めた。
私立も、果たして入れる大学があるのやら…。
こんな受験直前でも、しっかり昼夜逆転して、今日も夜は寝ずに受験に行った。
勉強している形跡も見えず…
こんなんで先行き大丈夫なんだろうか。

愚痴りました。

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