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「おい!シン、知っていたのかーっ」
勢い良く教室に掛け入るギョン。
何時もの様にシンは、映画科の教室の机に座り本を読んでいた。
顔を上げ教室に入るギョンを見た。
息を切らせシンが座る机の前に両手を付き荒い息を落ち着くかせていた。
「何だギョン!」
机に座りカメラを弄っていたファンが声を掛けた。
「シン!お前知っていたのか?」
「何が?」
読んでいた本から目を離しギョンの顔を見た。
「シン、とぼける気か?」
「何がだ!」
「知っていたんだろ?今日、美術科で調理実習がある事を・・・」
シンは少し考え、登校途中の車内へと記憶を巻き戻した。
―― 登校途中の車内 ――
皇太弟夫婦を乗せた皇室専用車は、学校へ向かっていた。
車内は、帰国前と殆ど変わらない。
変わったとしたら、後部座席に乗る二人の距離と車内がバラ色に変わっただけ。
今日もシンは、チェギョンの肩を抱く様に後部座席に寄り添う様に座っていた。
昨夜からチェギョンは、遠足を楽しみにしている子供の様に浮かれていた。
「昨日から随分、嬉しそうだなぁ?今日、学校で何かあるのか?」
「あるわよ!今日は、高校生活最後の調理実習があるのよ!」
「調理実習か・・・何、作るんだ?」
「うん?今日は、ロールケーキ」
「ロールケーキ?味見してやってもいいぞ!」
「いいわよ!無理して食べなくても・・・それにシン君、気味尚宮が毒見した物じゃないと食べられないでしょ。
それとも、気味尚宮を学校まで呼ぶ?」
「無理なんてしてないぞ!お前が作るんだ、気味尚宮なんて必要ないだろ。」
「食べたいなら食べたいって、素直に言えばいいじゃない。素直じゃないんだから」
シンに聞こえない様にチェギョンは、ぶつぶつ呟いた。
「何?」
「うんん。何でもない。」
チェギョンの肩に手を添えていたシンの手の力が強められた。
読んでいた本を机に置くとシンは無言のまま立ち上がりポケットに手を入れたまま教室を出た。
「おい、シン・・・待て、聞いているのか?」
「アヒル、調理実習で何を作るって言ってた?俺達友達だろ?」
廊下を歩くシンをギョンが追いかける。
それをインがギョンの肩に手を置き止めた。
「お前、相変わらず要領が悪いなーっ!シンは今、アヒルに夢中だ。お前が見てもわかるだろ?」
ギョンがゆっくり頷いた。
「お前にとってアヒルでも、シンにとってはアヒルはガヒョンと同様、白鳥だ。シンの口からガヒョン
情報を聞き出すのは、難しいが・・・直接、アヒルに恋のキューピットを頼んだらどうなんだ?」
「それは、そーだけど・・・俺は、ただ単に、白鳥が今日、作った料理が食べたいんだよ!おい、シン
待て。」
インの静止を振り切りギョンはシンの後を追った。
一方チェギョン達が居る調理実習。
各グループに別れそれぞれ、生徒達はロールケーキの仕上げに入っていた。
チェギョンが居るテーブルには、何時ものメンバーが揃い、それぞれエプロンと付け頭に三角布を掛け
ロールケーキを作っていた。
相変わらずチェギョンが被る三角布は、ほっ被りだった。
「チェギョン、そのロールケーキ・・・旦那様に食べさせるの?」
スポンジに生クリームを塗りながらチェギョンに聞くガヒョン。
「まさかーっ!」
顔に生クリームを付け懸命に生クリームを塗ったスポンジを丁寧にローリングしながら言うチェギョン。
「皆、彼氏に食べさせるって言ってたよ!」
「ガヒョンこそ、どうなの?ギョンに上げるの?」
「まさかーっ!彼氏でも、なんでもないやつに何であげなきゃいけないの?チェギョンこそ、何で旦那
様にあげないの?二人ともラブラブじゃない?」
「そーだけど。今朝、学校に行く車の中で、食べたい様な事言っていたから・・・あげてみようかな?」
「そうしな?チェギョン。」
隣で作業していたヒスンがチェギョンに言う。
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チェギョンお手製ケーキを食べたいのに素直になれないシン君…(笑)
凄く美味しそうで甘〜い匂いがします(^-^)クンクン…♪
続きが気になる〜(≧〜≦))
2008/6/30(月) 午後 9:57 [ J孫 ]
ともたんさん、こんばんは。
シン君以前は、学校で作ったものは食べないって言ってたのに。
チェギョンにベタ惚れですね〜。
ガンヒョンもギョンにあげて欲しいです。意外にギョン好きです。
空気読めなそうなところも、ガンヒョンにまっすぐなところも。
続きが楽しみです。
2008/6/30(月) 午後 10:38 [ まなと ]
ともたんさん、こんばんは
新しいお話ですね、待っていました。
シン君、やっぱり言葉が足りないわ。
素直に「チェギョンの作ったケーキが食べたい」
といえばいいのに・・・
ドラマの中でも凄く不思議だったんだけど、何故にチェギョンはほっかぶりなのかな?
ともたんさん、続き楽しみにしていますね
2008/6/30(月) 午後 10:39
ともたんさん、こんばんは!
読み終えた瞬間、思ったことは…チェギョン、是非ともシン君に
食べさせてあげて!!でした(笑)出来ればあ〜んってしてあげて♪
何か幸せなムードが凄く伝わって来て、呼んでいて思わず顔が
ニヤけちゃいました(笑)続き、楽しみにしてますね♪
2008/7/1(火) 午前 0:43
J孫さんへ
チェギョンが作ったケーキを食べたいと素直に言えないのが、シン君なんですよね。
素直に食べたいと言ってくれれば、チェギョンだって嬉しいですよね。
2008/7/2(水) 午後 6:43
まなと720さんへ
以前は、シン君チェギョンが作った物を食べないと言っていたけど・・・今は、互いに想いが通じシン君は、チェギョンにベタ惚れです。
機会があれば、ギョンとガヒョンの恋物語も書いてみたいかな?と思っています。
2008/7/2(水) 午後 6:54
makoさんへ
なぜ、チェギョンはほっ被りなんでしょうね?
シン君は、想いが通じても言葉が足りません。
もう少し素直に言えばもっとラブラブになれると思うのですが・・・
それがシン君のいい所の一つだと思います。
2008/7/2(水) 午後 6:58
rho*o*hrosi*e*27さんへ
少し書き換えてみますか?
学校の食堂でチェギョンに作ったケーキを食べさせてみたいですね。
でも、このお二人にはギョンとガヒョンの恋のキューピットになって貰いたいと思っています。
続きを楽しみにしていて下さい。
2008/7/2(水) 午後 7:02