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ある翊衛士の独り言(登校偏)3
俺が運転する車に皇太弟ご夫婦がお乗りになり、俺はゆっくり車を出した。
相変わらず俺の隣に座るパク先輩は、さすがに表情は翊衛士らしくキリっとしているが
目だけは、しっかりチェ尚宮に行っている。
先輩、憧れのチェ尚宮に見とれているのは分かりますが、仕事をしましょ。
間もなく宮の敷地を出ますよ!
僕は、宮の敷地内に出る前、バックミラーで後部座席に座る皇太弟ご夫婦を見た。
後部座席に座るお二人は、昨日と違い、妃宮媽媽がマカオにご出発される前の登校風景と何も変わら
ない。
昨日が密着すぎか・・・
こうして学校の制服を着ていると皇太弟といえ、ごく普通の高校生に見えるのだが、殿下は生まれな
がらの皇族。
制服を着ても皇族独特のオーラを漂わせている。
しかし、殿下のお隣にお座りになっている妃宮媽媽は、皇族独特のオーラもなく、ごく普通の可愛い女子高生だ。
こんなに可愛いんだ、宮に嫁いでこられなければ、男子高校生にモテ、マカオに行く事なくのびのびと
高校生活をエンジョイしていたはずだ。
でも、制服姿の妃宮媽媽も良い。
『こちら○★号車。宮正門にて多数の報道陣と数台のバイクを確認。周囲に注意し走行願います。
尚、緊急時は連絡願います。』
翊衛士を乗せた先導車から業務連絡が入った。
『了解』
先導車の無線に応答すると俺は、姿勢を正しハンドルを握る手を強めた。
俺が運転する車が宮の門に近づくにつれて、俺の目にもはっきり多数の報道陣とパパラッチのバイクが
待機しているのが分かる。
そして、一目皇太弟ご夫婦を見ようと集まった国民もいた。
俺は、心の中で”やってやるぞ〜”と少し気合を入れた。
俺が運転する車が門に近づくにつれてカシャカシャとカメラのシャッター音とフラッシュの嵐が降って
来た。
そして宮の門付近では、テレビ局のカメラと良くテレビに出るリポーターと皇室ジャーナリストが何や
らカメラに向かって話している。
俺もテレビに映ったか?
テレビに俺が映った日は、”テレビに映ってたぞーっ”と友人や家族からの電話の嵐だ!
うちの母さん何て、ご近所に”今日のテレビニュースにうちの息子が映った”といい歩く。
宮に仕えているんだから・・・宮に仕えていれば誰だってテレビに映るチャンスはある。
全く、恥ずかしいたらありゃしない。
宮から一般道に出る少しの間、皇太弟ご夫婦は後部座席の窓を開け、沿道に集まった国民に手を振り
プリンス・プリンセススマイルを振りまかれている。
妃宮媽媽が帰国後、二人揃っての初めての登校と言う事で・・・
何時もの登校時は、一切後部座席の窓を開けずひっそり通学されていた。
そんなお二人の行為を無にするかの様にパパラッチがお二人の写真を撮ろうと危ない事に俺が運転する
車の両脇を伴走している。
『こちら監察内侍のムン・ホ。皇太弟ご夫婦が窓を閉められたら、危険回避の為、通学路を変更する。
緊急事態は早急に連絡せよ。』
『了解』
王宮警備のもう一つの部署、監察のお偉いさんから通学路変更の連絡が入った。
王宮の全ての車両には、GPSが搭載されている為、監察室のパソコンから俺達が運転する車が何処を
走っているか直ぐ分かる様になっている。
緊急時は俺達皇室専用車を運転出来る俺達の腕に任されている。
ようは、俺が運転する車の両側に伴走するパパラッチのバイクを振り切れと言うことか・・・
だが、そう簡単にパパラッチを振り切る事は不可能。
信号が赤に変わり俺は、チラッと後部座席に座るお二人をバックミラー越しに見た。
俺達の緊張感を余所に後部座席に座るお二人は、何や甘い雰囲気になりつつある。
先程から妃宮媽媽は、ご自分の鞄の中をガサゴソと何を探して居たのは分かった。
そして、殿下の携帯電話を貸して貸さないだと少し言い争いをしていたのは、俺も
気づいていた。
が、今はお二人の座る距離が短く妃宮媽媽が殿下に返した携帯電話を愛しそうに眺めていた。
どうやら殿下が眺められているのは、携帯電話じゃなく・・・妃宮媽媽がマカオで買い求められた
携帯ストラップの様だ。
さすがに今日は、車脇にバイクに乗ったパパラッチと俺が運転する車を尾行する報道車が伴走してい
る事もあり、昨日の様に寄り添う事はないが、車内がバラ色に変わっているのは確かだ!
殿下と繋ぐ物が欲しくてマカオでお揃いのストラップを買ったか・・・
可愛い事をを言うよな?
妃宮媽媽が俺のカミさんだったら間違いなく抱きしめていたなぁ。
きっと殿下も今、ものすご〜く妃宮媽媽を抱きしめたいに違いない。
そんな気持ちを拭い切る様に殿下は・・・お前の左薬指と僕の左薬指に聖なる誓いの指輪があると仰る。
確かにお二人の左薬指には指輪がこれでもかっ?と言う程、光っている。
殿下は、ご自分の携帯をズボンのポケットにしまうと、妃宮媽媽の手をとり握られた。
パパラッチにも確認できない位置で・・・
俺が運転する車のバックミラー越しじゃ見えない場所で・・・
お菓子で表現すると・・・
昨日は、チョコレートで今日は飴か・・・
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ともたんさん、こんにちは〜
私の好きなハクト君登場ですね〜
どこの国でもやっかいなパパラッチはいるもので・・
ハクト君も大変ですね、車の外は気をつけなくてはいけないし
車の中はあま〜いCandyのような雰囲気だし・・・
でもハクト君、あまり妃宮媽媽を気にするとシン君に気づかれるよ〜
(笑)
2008/10/22(水) 午後 5:17
アンニョンです(^-^)/
私もnanhahaさんと同じくハクト君チョアヨ! ハクト君目線のお話しもすごく面白いです♪ お側に支える方々の苦労?が 楽しくて仕方ありません!
2008/10/22(水) 午後 5:41
naohahaさんへ
どこの国もパパラッチは付き物です。
実は、このパパラッチが後ほど別のお話で、平穏な宮にちょっとした騒動を起こします。
ハクト君は、実は隠れチェギョンファンです。
そろそろシン君に気づかれそうですね〜
気づかれたらハクト君大変だと思います。
2008/10/22(水) 午後 6:17
miharuruさんへ
宮に使える側の目線のお話、面白いと行って頂き、ありがとうございます。
お話が皆中途半端になって申し訳ないのですが、昨日、宮を久しぶりに見ていたら、新たなアイディアが浮かんで来たので、ちかじか新たなお話をはじめようかな?と思っています。
2008/10/22(水) 午後 6:22
ともたんさん初めまして。実は「宮」ビギナーの私はシンチェが大好きでその後の二人に会いたくて友たんさんの小説を読ましていただいてました。パソコンもビギナーなため、やっとお気に入り登録させていただくことができ、お話できると思うととてもうれしいです。ファン公開の小説も読ましていただきありがとうございます。そちらのほうに初コメント差し上げましたが、これからも、ラブラブでかわいいともたんさんのシンチェに逢わせてください。よろしくお願いいたします。そして、今まで読み逃げみたにしていてごめんなさい。では、またお邪魔させてください。
2008/10/25(土) 午後 4:06 [ tosho ]