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5.友達(2)
「で、ギョンとガヒョンは、何処まで進展したんだ?」
「何処までって・・・進展も何もしていないわよ。」
リビングの長椅子のソファーに座り、俺はギョンにぶっきらぼうに話掛けるが、俺の隣に座った
あいつが、意図も簡単に結論を出してしまった。
僕達の前に座るギョンをチラッと見ると、当然、ギョンは、落ち込んでいる。
ガヒョンがギョンを気にかけてはじめた事は、あいつから聞いている。
聞いているが・・・今、ガヒョン自身が好きなのか好きじゃないのか、迷い悩んでいる事も
ギョンには、悪いが僕は知っていた。
「そんな事、ないんじゃないか?」
「何で、そう言い切れるの?」
チェ尚宮が淹れてくれたお茶を一口飲み言うインに再びあいつが駄目だしをする。
何だか面白くなって来たぞ!
ここは、少しあいつに任せて、僕は見物とするか。
「だって、普通・・・何とも思っていない男の誘いにのるか?ギョンは、ガヒョンと一緒にカフェに
行っているんだぞ。」
「それは私も知っているわぁ。だからと言って・・・何で直ぐに進展を求めようとするの?もう少し
、そっとしてあげる事出来ない?」
「アヒル、何か知っているなぁ!」
「そりゃー知ってるだろ。ギョンの想い人の親友だぞ!」
「と・・・言う事は、シン!お前も知っていたのか?」
突然、ギョンが僕に話を振って来た。
「知っていたと言ったら、どうする?」
不適な笑みを浮かべ隣に座るあいつの肩に腕を回し、テーブルに置いてあるテーカップを片手に持った。
「知ってんじゃね!夫婦だし。」
ビデオカメラをいじりながら、ファンが口を挟んで来た。
知っていると言ったら、ギョンのやつ、泣いて怒るに違いない。
僕の隣に座るあいつの視線が痛い。
知らないと言ってと僕に訴えている様に・・・・
僕は、ギョンの恋よりお前と過ごす夫婦の時間が大切だから・・・
「僕は、何も聞いていない。」
「じゃ、シンは、アヒルとここで・・・何時もどんな話をしているんだよーっ。話さないわけないだろ?」
「僕達は、忙しいんだよ。僕は、公務であいつは、お妃教育があるから・・・ずーとここに二人で居るわけじゃないんだ!」
「そうよ!ギョン君。ここで二人で過ごしていても・・・シン君は、一人静かに本を読んでいるか、私
の膝を枕にこの椅子に寝そべっているだけよ。」
僕の口裏に合わせる様にあいつも喋る。
一言多いと言わんばかりに僕は、あいつを睨んだ。
「学校とさほど変わりがないじゃんか・・・つまらん。」
椅子に座ったままファンが言う。
悪かったなぁ!
学校と然程変わらなくて・・・
「でもよ、ベットルームは、一緒なんだろ?ベットの中でも、何も話さないのかよ?」
「話すわけないだろ?シンとアヒルは夫婦だぞ!夜は、ウフフに決まっているだろって、おい。
何でシンとアヒルの話になるんだよ!今日は、俺と白鳥の恋が成就する為の、作戦会議だろ?」
ギョンには、感謝するよ!
危うく僕達夫婦の日常生活に話が行く所だったよ。
「ギョン君、本当にガヒョンの事が好き?」
「好きに決まっているだろ?好きだから・・・こうやって、友達に相談しているんじゃないか!」
「そうだよね・・・ガヒョンの事が好きなら、今はガヒョンに自分の気持ちを見つめる時間をくれない?
だめ、ギョン君。」
「こいつの言う通りだ。恋愛と言う物は、焦れば焦るほど、自分の気持ちが分からなくなる。ガヒョン
の事は、こいつに任せると言い。数日前の放課後も教室で、ガヒョンの相談にのっていたみたいだか
ら・・・僕達には分からない女心の部分はこいつしか分からない。」
あいつとギョンの会話に割って入ると、イン・ギョン・ファンは、納得してくれた。
「チェギョン、暫く、白鳥の事は、任せるよ。」
「ありがとう。ギョン君。」
あいつは笑顔で言う。
僕は、この笑顔に弱い。
イン達は、その後、東宮で僕達と夕食を共にした後、やっと帰っていった。
でも、あいつが僕の妻になってから・・・
本来の家族、友人のあり方をこの僕に教えてくれた。
イン・ギョン・ファン。
そして、あいつの友達も僕の友達だ。
友達って・・・いいよな。
――― END ―――
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ともたんさん…こんばんは〜。。。
シン君もチェギョンによって…変わりましたね。。
いや〜教育された??成長した??
人を思いやる…気持ちが持てるようになったんですよね。。
友達…いいですよね…(^^♪
2009/3/12(木) 午後 7:05 [ michirin ]
ともたんさん、こんばんは〜
お話の更新ありがとうございます。
私、このF3が出てくるお話好きです、一人一人の表情が浮かんできそうで・・・
シン君はポーカーフェイスだからわからないけどシン君のドキドキが伝わってくるようで面白かった〜
思わず夫婦の生活が暴かれそうになっちゃって・・・
でも私も知りたかったな(^m^)
2009/3/12(木) 午後 7:51
ともたんさん、こんばんは。ギョンとガヒョンの事での相談ですが、好きでもない人とカフェには行かないのではと。何で直ぐに結論を出したがるのかと。シン君に知っていても知らないといってと。ガヒョンのこと好きならガヒョンに時間を頂戴と。それで納得させて帰宅していった。チェギョンのお陰で家族、友人のあり方を教えて貰ったと。彼女の友人も友達なのですよ。シン君。
2009/3/12(木) 午後 8:16
michirinさんへ
チェギョンによってシン君変わりました。
少し大人になったのかな?
でも、チェギョンが帰国してからは、シン君の独占欲は強くなっているのは、間違いないと思います。
2009/3/13(金) 午後 6:03
naohahaさんへ
シン君は、ポーカーフェイスだから表情には出ませんが、内心は、きっとハラハラドキドキだったと思います。
チェギョンによって夫婦生活が暴かれたら、きっとシン君、チェギョンに何で余計な事、言うんだと怒ったと思います。
2009/3/13(金) 午後 6:05
tie*816さんへ
チェギョンは、家族・友人思いだから・・・
チェギョンによってシン君は友人のあり方を教えて貰ったと思います。
これからは、シン君、皇子シンの顔ではなくイ・シンとしてイン達と付き合って行くと思います。
2009/3/13(金) 午後 6:08