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『成績表』
「殿下、お呼びでしょうか?」
「チェ尚宮、妃宮に私の部屋に来る様、伝えて下さい。」
執務室での公務を終えたシンは、執務室にチェ尚宮を呼び、チェギョンに執務室に来る様指示した。
シンの机の上には、韓国芸術学校の封筒が一通置かれてあった。
シンは、執務室の椅子に深く座り、背もたれに背を預け、チェギョンが来るのを待った。
カッカッカッ
ヒールを響かせ、執務室に続く廊下からチェギョンがシンの待つ執務室に近づいて来るのが分かる。
間もなく、ノックなしで、勢い良く部屋に入り、シンに抱き付い来ると予想し、表情一つ変える事なく、椅子に座り、チェギョンを迎い入れる心の準備をしていた。
コン、コン。
「殿下、お呼びでしょうか?」
シンの予想外に、チェギョンは、執務室のドアをノックし、皇太弟妃らしく、しとやかにシンの執務室に入って来た。
「コン内官、チェ尚宮。暫く、僕と妃宮の二人だけにして下さい。」
「かしこまりました。ご用がごさいましたら、お呼び下さい。」
執務室の椅子に深く座ったままシンは、コン内官とチェ尚宮に部屋から出て行く様指示すると、二人は執務室から静かに退出した。
「しとやかに、入って来る等、お前らしくないな!」
「だってーっ!コン内官おじさんを使いで、私を呼びにやったと言う事は、皇太弟として私に用事があるって言う事でしょ?」
「少しは、成長したんだな!」
「私だって成長するわよ!しなきゃいけないの・・・しなきゃ」
勢い良く、何時もの様にシンにつっかるが次第にチェギョンの声が小さくてなっていた。
チェギョンは、公務等で何でも完璧にこなすシンの隣に立つ度に、シンに釣り合う女性になりたいと思っていた。
シンの隣に立つ為に、チェギョンは、今まで苦痛だったお妃教育だって、積極的に受ける様になり、楽しく感じる様になっていた。
「チェギョン、こっちにおいで」
チェギョンの大きな瞳から、何時大粒の涙が零れ落ちるか分からない状態になっていた。
互いの想いが通じてからもシンは、チェギョンの涙と何かを強請る上目遣いにとても弱い。
椅子に座ったままシンは、両手を広げチェギョンを迎え入れる準備をした。
カツカツカッとヒールの音を響か椅子に座るシンに近づいて来ると、シンは長い腕を伸ばしチェギョンの手首を掴み勢い良く引っ張った。
「あっ!」
突然シンに腕を引っ張られた事で、チェギョンは体制を崩しシンの前に倒れこんだ。
シンは、それを受け止め、そのままチェギョンを自分の膝の上に載せた抱きしめた。
「チェギョン、良く頑張ったなぁ!」
「えっ?」
チェギョンは振り向きシンの顔を見た。
シンは、韓国芸術高校から送られて来た封筒をチェギョンの目の前に差し出した。
「何?もしかして成績表」
スッとシンの手から成績表が入った封筒を取り立ち上がり、出窓になっている窓際に寄りかかり、鼻歌を歌いながら封筒に入った成績表を出し広げた。
「すごーい!英語、歴史、古文、国語の成績がかなり上がってる!4と5になったよシン君。」
「ああっ!頑張ったな。だが、相変わらず理数系が弱いな。他は全て皇太弟妃として相応しい成績だ。」
成績表を胸に抱えウサギの様にピョン、ピョンと飛び跳ねながらチェギョンは、喜んだ。
「って、何でシン君の元に私の成績表が届くの?」
「お前の保護者だから。頑張った褒美を遣わそう。」
シンは、再びチェギョンの腕を引っ張り抱き寄せると、耳元で囁く。
「ご褒美?」
目をキラキラと輝かせ振り向きシンの顔を見ながら言うチェギョンにシンは、不適な笑みを浮かべながら
「今夜ゆっくり、ベットの中で褒美を使わそうぞ」
「何言ってるの?それじゃーっ、シン君へのご褒美じゃない。エロシン!」
「痛いっ!」
チェギョンは、シンの高い鼻を摘み立ち上がった。
「改めて私へのご褒美は、考え殿下にご報告致します。それでは、失礼致します。」
チェギョンは、シンの執務室を後にした。
果たして今夜、二人きりの寝室でシンくらの褒美を頂いたかは、皆様のご想像にお任せします。
― END ―
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ともたんさん、こんにちは。
シン君より、チェギョンに執務室へ来るようにとの呼び出しです。
チェギョンかしこまって参上です。
二人を下げてチェギョンにお話です。
膝の上に載せ抱きしめてお話です。
成績表の結果の報告でした。
頑張ったなぁと、シン君。
ご褒美を遣わそうと。でもこれってシン君が喜ぶ事でチェギョンではないですよね。
シン君夜チェギョンからのご褒美はお預けかも知れませんね。
2009/4/3(金) 午後 3:46
ともたんさん…こんばんは〜。。。
チェギョン頑張りましたね〜。。
シン君も嬉しかったんでしょうね〜。。。
きっと…褒めてあげたかったから
二人きりになったんでしょうか???
膝の上に…いいなぁ〜。。
チェギョンが羨ましぃ〜〜〜〜〜〜。。
2009/4/3(金) 午後 8:35 [ michirin ]
ともたんさん、こんばんわ☆
ちょくちょくお邪魔してたのにコメントはご無沙汰になっちゃいました…すみません↓↓
チェギョン健気です〜(ノ_・、)
シン君も嬉しそうですね(*´∀`*)
皇太弟妃として成長していくチェギョン…。
でもチェギョンらしさは残っていて…どこまでシン君を虜にしちゃうのかしら(/∀\*)ドキッ
2009/4/4(土) 午前 0:36 [ na ]
tie*816さんへ
はい、シン君チェギョンへ成績の報告でした。
以前のチェギョンだったら、勢い良くシン君の執務室に入って来たけど、チェギョンはかなり大人になりました。
シン君からのご褒美は、皆様のご想像におまかせします。
ちなみに私の想像は、お預けのせんです。
2009/4/7(火) 午後 4:55
michirinさんへ
チェギョン、シン君の隣に立っても恥ずかしくない様に、頑張りました。
もっとラブラブ展開が良かったかしら?
2009/4/7(火) 午後 4:57
なちゅさんへ
いえいえ、読んで頂けるだけで嬉しいです。
シン君の隣にたっても恥ずかしくない様にチェギョンは、頑張りました、シン君、チェギョンに愛されています。
そんな、チェギョンにシン君は、首っ丈です。
2009/4/7(火) 午後 4:59