中小企業診断士 読書日誌

2009年9月に資格登録し、中小企業診断士的な活動をしていきたいと思っています。

読書:商店街、中心市街地、商業振

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久しぶりに商店街ものを読みました。
社会学的、経済政策史的な見地から、商店街の発生と繁栄、衰退の経緯を解説しています。
商店街に関しては、色々本を読んでいますが、このようなアプローチは初めてでした。

○昭和初期の不況が農村から農民を都会に移住させた。その農民の行先は工業ではなく、資本や技術がなくても始められる小売り・サービス業に流れ込んだ。そういう零細小売業者を保護、進化されるために、百貨店を真似て発明されたのが「商店街」だった。

小売業保護が自民党政権・保守の政策だった経緯の説明もあります。

商店街を、商業、地域振興、町づくりの視点だけでなく、近代日本の経済史の中で位置づけているのには、感心しました。勉強になりました。

【90冊目、県立図書館の本、2012年5月発行】
久しぶりに、都市論、まちづくり、商店街系の本を読みました。
書名からはわかいにくいのですが、「都市の姿かたちをとらえるためのツールとして、ショッピングモールを研究、分析し、大いに語るという性質」の本です。
ディズニーを出す必然性はあまり感じませんでした。マーケティングといしての書名なのでしょうね。

新書らしく読みやすくて、新しい知識がいっぱいの楽しい本です。
カーズ、シザーハンズ、ゾンビ、ターミネーター2という映画に絡めてショッピングセンターを論じるのはとても面白かったです。

○ショッピングモールは商業施設の発展版として生まれたわけではない。

競争原理が働いてない場所に、競争を導入するという例で有名なのは道路公団民営化後のサービスエリアだ

○ここ10年の東京という都市の最大の変化は、観光目的で訪れる外国人の増加だ。

現代の都市の建築物を規定する最も強い要件は、建築家の発想ではなく、地価=資本の論理なのだ

○ショッピングモールに入るテナントの業種は、小売業中心からサービス業へと移行した。シネコンやフードコートなどのテナントが入ることで、時間消費型に転換した。

【62冊目、724円、2012年8月発行】
職場というか、県議会の図書室の本を借りました。
結構、面白そうな本、話題になっている本を揃えています。行政系の本は、県立や市立図書館よりも充実しているかもしれません。

大須商店街(名古屋市)、ハッピーロード大山商店街(東京都板橋区)、栄町市場商店街(那覇市)を、復活した商店街、賑わいを見せ始めた商店街として紹介しています。

○繁盛商店街の秘密
①独自のウリをもつ
②空き店舗をつくらない工夫
③コミュニケーションの重要性
④笑顔を絶やさないリーダーの存在

○商店街を形成する店舗は、業種的にいえば、生鮮食料品、飲食業、アパレルが中心で、これらの産業はライフサイクル理論に照らし合わせれば完全に衰退安定期の産業だ。
衰退安定期には、産業の細分化が始まるので、何かはっきりと消費者に分かる特徴がなければ競争に負けてしまう。

晩婚化、未婚化、離婚、死別による高齢単身者など、一人で暮らす人の数がどんどん増えており、このような人々にとって、大型ショッピングセンターは、“自分が買い物に行くところではない”建物になってきている

【45冊目、職場の図書室の本、2011年3月発行。】

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だいぶ前に読んだ「変る商店街」の著者の本です。
以前のエントリーはこちら⇒http://blogs.yahoo.co.jp/tomu200501/59781886.html
「地域人」という造語に著者は思いをこめていますが、私は「まちづくり」の観点で読みました。
私は、著者の意見に大賛成です。

○個々の店に求められるのは、自分の店に客を呼ぶ努力だ。自分の店を大型店やクルマ社会の被害者であると思っている店は市民から見放されてしまう
それぞれの店が努力をして客を集めることが、全体の賑わいを復活させる基本だ。
○人々に必要とされる店であるなら、ついでにではなく、わざわざお客はやってくるのではないだろうか。

まさにそのとおりと思います。個から面へ。その逆はありえないと思います。

やや情緒的ですが、素敵なフレーズ。
まずは始めること。そして小さな物語をつくること

商店街振興の歴史的経緯がわかりやすく簡潔に記述されていて、参考になります。


<この本のアクションプラン>
 それぞれの経営者がやるしかない。それを徹底して応援しよう!

【9冊目、105円の中古本。2003年発行。】

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サブタイトルは、「大学とのコラボでよみがえれ!」。
著者は、「ファストフード化する日本」の三浦氏と神奈川大学の工学部建築学科の教授。

あとかきに、「この本は一種のファンタジーだ。大学が商店街に入り込み、商店街を学ぶ場として利用してしまう。学生が商品開発やイベント運営などを行うことによって、商店街が活性化していく。全国各地で始まった取組がひとつの大学とひとつの商店街でおこなわれたとしたらどうなるのかを描いたのが本書だ。」とあります。

40の事例を見開き1ページのイラストで紹介します。確かにファンタジーっぽいですね。

多くの商店街では、個店が減ったり、残っている個店も体力・余裕がなくなって、商店街活動の担い手がいなくなってしまっているのが実態であり、大学生や高校生を取り込むことができれば、その問題は解決に近づきますね。
経済産業省の「新がんばる商店街77」でも、学校・学生とのコラボの事例が多く取り上げられていました。

大きな可能性がある取組だと思いますが、それがファンタジー(魔法、幻想、空想)として描かれるところが、厳しい現実ですね。

【88冊目。市立図書館の本、2008年発行。】

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