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武田信玄、陣中にて病没す。 驚愕の情報がもたらされた岐阜城にて、 「風が吹いてきたな・・」 「天の時、地の利、人の和」 「いにしえよりこの3つが揃った武将だけが天下を収めることができると言われている」 「天地人」のタイトルテーマが、 なんと、織田信長の口から発せられました! 風雲急をつげる戦国の世を予感させるに充分の演出ではないでしょうか。 「殿の初恋」という茶番劇よりも、正直、このシーンが強烈だったです! この「天地人」という言葉の由来は、 「輝虎(謙信)公曰く。
天の時、地の利に叶い、人の和とも整いたる大将というは、和漢両朝上古にだも聞こえず。 いわんや、末代なお有るべしとも覚えず。 もっともこの三事整うにおいては、弓矢も起こるべからず、敵対する者もなし」 という『北越軍談』の「謙信公語類」からの引用なんです。 原作では、タイトルバックとして紹介されているだけでなく、 関が原直前、直江兼続が親友石田三成の、性急で急進的な行動を諌める場面で使われています。 しかし、いきなり信長公に語らせるとは、大胆かつ効果的な演出ですね。 そう、信長公は、天の時、地の利に秀でていながら、人の和が不備であったため 天下統一を目前に本能寺で斃れたともいえます。 かといって、天下人となった秀吉と家康が、「天地人」すべてを叶えていたかといえば 大いに疑問であります そして、「天地人」の主人公達、すなわち直江兼続と上杉景勝がどうだったかと思い描けば 彼らは決定的に「地の利」に見放されていたのです。 越後、会津、そして米沢と・・・・ 彼らの目前には雪深く険しい山々がそそり立っていたのでした。 3回目のドラマの内容とは遠く離れてしまいましたが 「天の時、地の利に叶い、人の和とも整いたる大将」とは誰ぞや? しばし熟考してしまった私なのでした。 さて、寄り道はこの辺にして ドラマの内容について感想を・・・ 今回より直江兼続の運命の女性、お船さんが登場しました。 しかし、正直・・・・ 「う〜ん・・・」でした。 というのも、原作のお船さんは、 雪国越後のおなごらしく、控えめで夫への口出しはしないけれども しかし芯の強さを秘めた、美しい人妻であったからです。 常盤貴子さんは、そういう女性を演じるにぴったりの女優さんなので とても期待していたのですが、 なぜ、「じゃじゃ馬」なのでしょう? ちょっとがっかりしました。 多分、童門冬二先生の「小説 直江兼続 北の王国」で描かれている お船さんに近いんじゃないでしょうか。 私は、かなり以前、童門先生のこの小説を読んだのですが、 夫の行動に口出ししすぎる妻が、あんまりにも猛女すぎて、あんまり好きになれませんでした。 しかも、 大体、大河ドラマ、戦国時代のヒロインは、少女時代「おてんば、じゃじゃ馬」が定番じゃないですか? ただ、それは京都や大阪、尾張など 開放的で明るい土地に生まれた女性ならではの「おてんば」なのです。 でも越後の物語なのだから、「雪国の女性」でいいんじゃないか、と私は思うのです。 私個人の好き嫌いではあるのですが、 常盤さんには、原作のお船さんのように、しっとりとした「越後の女性」を演じて欲しいなあ。 それと、兼続とお船さんは、母同士が姉妹という設定になっていたのが残念でした。 1回目の感想でも書きましたが、この設定は後年の粉飾とされていて史実ではないとされています ドラマとはいえ、 上杉謙信の筆頭旗本である直江家のお満さん(満田久子さん)の華やかな暮らしぶりと 上田の坂戸城下で、病弱ながらも掘っ立て小屋のような家で、畑仕事と家事子育てをするお藤さん(田中美佐子さん)が姉妹というのは、やはり無理がありました。 でも、兼続とお船さんが幼馴染という設定のほうが 直江家の婿養子となる過程がよりドラマチックなので目をつぶるとしましょうか。 さてドラマの展開では、 お船さんに一目ぼれした景勝のために、 兼続がキューピット役を演じるも上手くいかなかった・・・という 想像していた通りのベタな展開でありました。 しかし、つらつら考えてみれば、「殿の初恋」も、あながちありえない話でもありません。 実は、景勝の、お船さんへに対する信頼は並大抵ではなく、 兼続が亡くなった後はお船さんに執政の一部を任せた記録も残されています。 上杉家筆頭旗本の娘・お船さんとは、当然面識もあったはずで 昔から景勝の永遠の憧れの女性だったのかもしれません。 そして、忘れてはいけないのが、ドラマの序盤で最も重要な人物の登場です! 上杉謙信のもうひとりの養子 「関東一の美少年」(史実)と賞賛された、 戦国時代一とも言われるイケメンを演じるのは、玉山鉄二君。 嫌味のない美青年ぶりで、いいんじゃないですか〜! そして景虎の妻となる悲劇の姫君、華姫は、相武紗季さん。 美男美女カップルですね。 景虎と華姫はすごく難しい役だと思うので、若手の二人には精一杯演じて欲しいな、 「御館の乱」・・・! 景勝、兼続コンビですら、悪役になってりまった、どろどろの家督争い。 ドラマでは、そこまで踏み込んで描くことはないとは思いますので、 その回がきたら、個人的に補足説明をしたいな〜と思ってます ということで 恒例の「勝手に補足コーナー」!ですが、 今回は、関東一の美少年、北条家からの養子、上杉景虎について 何故上杉家の養子に来たのか、書こうと思ったのですが・・・・ ついつい、好きな人物だけに長文になってしまい、5000字の壁に阻まれたため、 別記事としてUPします。 「御館の乱」へのプロローグとしてお読み頂ければ幸いです。 いよいよ次回は、 ノノウの初音さんが登場するようですね! 長澤まさみさんって大好きなんで、楽しみだなあ。 原作どおり、いよいよ樋口兼続は男になるのでしょうか・・・?!(@@; ) そろそろ弟の与七(小泉孝太郎さん)も登場して欲しい〜! 写真は、上杉謙信画像 @高野山清浄心院蔵 上杉家歴代の位牌所高野山清浄心院に伝わったもの。 画像上部には 「釈迦々葉、達磨大師も空なれば、和尚もなれも空ハ空なり」という伝自讃の書があります 謙信らしい、いい言葉ですね! 【参照記事!】 |

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