|
今回は、尚五郎の初恋の行方がメインテーマでありました。 ほとんどフィクションですし、初恋に身を焦がす瑛太さんの演技もさわやかで 民放の青春ドラマのように、旬の女優と俳優のラブストーリーのような、 いい意味で、大河ドラマらしくない仕上がりになっていましたね。 瑛太さんは、アンフェアの時から注目していた俳優さんですが どちらかといえば、都会的でスマート、クールな役どころが多かっただけに 今回のような、青春真っ盛りの”べた”な演技は初めてみました。 そんな尚五郎さんの気持ちも気がつかず、 一度もあったことのない縁談相手をこっそり見に行く於一(篤姫)さん。 ドラマでも説明されていましたが、女子がお相手に事前に会うのはごくごく「稀」であったとされます。 でもそんなおてんばな於一でも、 ジョン万次郎さんから、アメリカの自由恋愛、結婚の話を聴いた後であっても 「お殿さまが決めた相手なら断わることはできない」と応えます。 つまり、島津右近さんとの縁談を覚悟していたのです。 篤姫は、進歩的で開明の女性としてドラマでは描かれ気味ですが、 実象は、まったく正反対で、攘夷実現を最後まで信じていた、保守的な女性であったのです。 最後の最後まで、徳川家と大奥の封建的な伝統を守ろうと、命を懸けた女性でもあったのです。 そんな篤姫の「おや?? あんた攘夷なの!」ともとれるこの台詞に、脚本の上手さを感じました。 そんなあまづっぱい青春ドラマ全開のなか、今回、ある重要な人物が登場しました。 そうです。 ジョン万次郎、後に中濱万次郎と名乗ったこの青年。 教科書にも必ず黒太フォントで記名されている人物ですが、案外その実像は知られていません。 でも、調べれば調べるほど幕末でとても重要な鍵を握る人物であったのが分かります。 このドラマでも追々紹介されるでしょうが、島津斉彬公は、ジョン万次郎の深い知識に感銘をうけ 彼の助言を元に、薩摩という日本で最南端の外様藩を、最も近代的な藩へと変貌させるのです。 とその家族との温かい交流があるからなんです。 ホイットフィールド船長は素性の知れぬ異国人の難民を気に入ってアメリカへ連れてゆきます。 そして万次郎を奴隷や使用人と扱わずちゃんと自宅に住まわせ、船乗りの学校まで通わせているのです。 そして元来頭のよかった万次郎青年は、その船乗り学校で、学業トップであったといいます。 凄くないですか! だから、万次郎が日本へもたらした航海術や、測量、航海術、造船技術などは、 アメリカ最先端の内容であったんです。 勉強もよく出来て、働き者のジョン万次郎は、船員達からも信頼されており 若くして、副船長に選ばれたほどでした。 そして、ホイットフィールド船長も将来万次郎を自分の後継者として、 捕鯨船ジョン・ハウランド号の船長にする決意をしていたそうなんです。 アメリカの捕鯨船の船長ですよ〜! 凄くないですか〜! しかし、万次郎は、そんなアメリカでの幸せな生活に満足できなかったのです 望郷の思い断ち切れず、ホイットフィールド船長に相談し、日本への帰国を決意したのでした。 当時、鎖国政策をとっていた日本では、一旦外国へ出たものを、それがたとえ日本人であっても 再入国することを固く禁じていました。 しかし捕鯨船で世界中を旅していた万次郎は、鎖国政策を続ける日本に変革の必要があることを どうしても知らせたいと願い、危険を冒して帰国したといいます。 土佐の貧しい漁師の息子であった万次郎が、それほどまでの深い見識と世界最高の海運学を得れたのは アメリカという国の、器の大きさ、広さ、寛容さの象徴のように思えます。 同じ土佐出身の坂本龍馬は、万次郎と直接対話をして、その思想に感銘を受けたといわれています。 それはアメリカの自由民主主義の思想であり、坂本龍馬に世界人としてのの広がりを与えたともいえるでしょう。 万次郎さん、大河ドラマ「篤姫」にどう絡んでくるのでしょう?
原作にはまったく登場しない人物だけに余計気になりますね。 |

- >
- Yahoo!サービス
- >
- Yahoo!ブログ
- >
- 練習用



