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公武合体と尊皇攘夷。 長州藩の過激な運動を中心に暗殺と陰謀で混沌とした京都での政局が 次第に「倒幕運動」へと転換していきます。 しかし、京から遠く離れた江戸、大奥は、表の騒動からも隔絶され 心に漠然とした不安を抱えながらも、移り行く季節を楽しむ余裕さえ持ち合わせておりました。 特に、京から帰還した将軍家茂と和宮の、寄り添い仲睦まじい様子は 未来永劫、徳川将軍家の安泰を「妄想」させる、小さな拠り所ともなったでしょう。 そうです。 大奥とは、将軍家の跡取りを作り、育てる場所。 立派な青年公方となった家茂の後継者が授かることは、大奥全体の悲願でもありました。 それゆえ、家茂に側室はどうか?と滝山が進めることは、当然であったといえましょう。 しかし、天璋院は、家茂を慕う和宮の心情を慮り、「ならぬ」と強く反対するのでした。 そんなとき、 和宮さまご懐妊?の噂が・・・・ 現代でも、なかなか子供を授からない夫婦への、「お子様はまだ?!」プレッシャーは相当なもの。 私も何度も嫌な思いをしました。(今は「二人目まだ?」攻撃を受けて辟易してます) ましてや、和宮は家茂公を深く愛しています。その喜びたるや・・・! 天璋院も自分が若くして「おばあさま」になることに照れながらも 大奥をまとめる大御台所として、将軍家のお世継の誕生に希望を抱くのでした。 しかし、和宮の懐妊は、「間違い」であったことが分かります 原作では、庭田達女官だけでなく、和宮も「武家の子など・・」と間違いに安堵したなんて 書いてありましたね。 でも私は、ドラマのように和宮は素直に懐妊に喜び、そして間違いに落胆したと信じたいです。 だって女なんですもん。 「家茂様も和宮様も、まだ若うございます。直にお子様に恵まれましょう」 と慰めあうものの、 京都から迫り来る暗雲の影に、 天璋院も和宮も、そして大奥全体が、不吉な予感におびえるのでした。 第二次長州征伐のため、京都へ出陣すると決めた家茂が 和宮と天璋院と3人で家族写真を撮りました。 家茂と和宮の2ショットもあります これは、多分、「謎の写真」への伏線なんだろうなと思うと、切なくなりました。 一方京都では、小松帯刀さんと運命の出会いを果たす女性が登場しましたね。 お琴さんです。 本名、琴仙子さんは、芸技、そして和歌に通じた京都祇園の名妓。 原田夏希さんが、しなやかに演じていらっしゃいます。 当時、出張先の京都や江戸の藩邸に、側室を持つのは、なにも特別なことではありませんでした。 小松帯刀さんは、雄藩、薩摩の家老職なんです。 しかも薩摩の正妻、お近さんは病弱であったため、子供もいませんでした。 でも、現代でも幕末でも、女心はそう簡単に割り切れるものではないはず。 一味違う今年の大河ドラマだけに、どう展開するのか期待したいですね! それでは、「勝手に補足」のコーナーです! 幕末が舞台とはいえ、「大奥」からの視点だけに、 史実を思いっきりはしょってしまっている今年の大河ドラマ。 この文久3年ごろから政局は大きく変わり、まさに「幕末クライマックス」! でも、ドラマではそこらへん省略して、いきなり「家茂公の出陣(第2次長州征伐)」 に突入しております とりあえず、簡単な年表を。 文久3年(1863) 8月8日 : 八月十八日の政変
元治元年(1864) 7月8日 : 池田屋騒動 元治元年(1864) 7月17日 : 長州討伐の勅命 元治元年(1864) 7月20日 : 蛤御門の変(禁門の変) 元治元年(1864) 8月5日 : 下関戦争 (英 仏 蘭 米の列強四国 vs 長州) 元治元年(1864) 12月5日 : 功山寺挙兵(元治の内乱) 高杉晋作によるクーデター 慶応2年(1866) 3月7日 : 薩長同盟 慶応2年(1866) 6月7日 : 第2次長州征伐 目まぐるしいですね〜! この年表を参照に、是非次回の放映をお楽しみ下さいませ。 教科書の抜粋程度ですが、歴史の必然性に驚くはずです。 そして「薩長同盟」 の重要性をよりご理解いただけるかと思います。 表面上は敵対していたはずの薩摩と長州でしたが、 西郷吉之助は 池田屋騒動のころより、中村半次郎(桐野利秋)を密偵として 長州へ潜入させています。 つまり、長州藩との連携をすでにこのころから模索していたのです (そんな複雑な心境を綴った手紙も残されています) しかし、あくまでも尊皇の志士として、天皇の禁裏を守護する立場である以上、 蛤御門の変にて、御所へ向かって発砲した長州を許すわけにはいかなかったのです。 (これほど勤皇の想い篤き西郷どんが、逆賊の汚名をきることになる悲劇・・・) 斉彬公の手足となり、近衛家や月照とともに公家とも交友のあった西郷は、 朝廷からも大いに信任されていたのです。 西郷が沖永良部島から帰ってきたことを知った孝明天皇は、時服を下賜されたそうで、 国父、島津久光公よりも朝廷からの扱いは格別であったとか。 そんな西郷人気に辟易して、久光は京から薩摩へ大久保一蔵を携えて帰国してしまったほどでした。 朝廷からのバックアップもあり、薩摩藩内では、西郷、大久保が実権を握り、 そして幕府や諸藩との窓口、調整役として家老の小松が活躍します バランスのとれた、最強の体制を確立することで、薩摩はますます発言力を増していくのでありました。 でも。。。 大河ドラマで西郷さんを演じる小澤征悦さん。 なんだか、フツウの藩士に見えてしまう。 押しが弱いというか・・・ まだ、「新選組!」で西郷を演じた宇梶剛士さんのほうが、胆力があったような。 これから、実力発揮かな?? 『義経』の時の木曾義仲のような迫力ある演技をぜひとも期待したいです! 写真: 来島又兵衛肖像(山口県立山口博物館蔵) 蛤御門の変で遊撃隊、力士隊を率いて勇戦したが、薩摩軍の弾丸を受けて戦死した。享年49歳。 長州藩きっての勇将! |

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