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さまよう刃 ; 東野 圭吾 おととい、昼食時より。 蹂躙され殺された娘の復讐のため、父は犯人の一人を殺害し逃亡する。 「遺族による復讐殺人」としてマスコミも大きく取り上げる。 遺族に裁く権利はあるのか? 社会、マスコミそして警察まで巻き込んだ人々の心を揺さぶる復讐行の結末は!? (出版社 / 著者からの内容紹介) 一気読みしてしまいました〜 この本は、途中でやめられないす。 発端の事件はあまりといえばあまりにひどく、身勝手な少年たち。 「想像力のなさ」もやりきれなさも、もはや小説の中だけでなく、現実に起きているそのものなので 猛烈に引き込まれるけれど、消耗します・・・ 遺族の気持ちはわかる、でも復讐はダメな気がする、でも、でも・・・と 自分はどうしたいのかわからない、この気持ちはかっちり和佳子さんに投影され、 今まで無関心に通り過ぎていたことに自分が巻き込まれてしまって初めて 無関心が生んだ矛盾に気づく。 これを読んで浮かんだ法律への矛盾、疑問にこれから何かの働きかけができるのでしょうか。 それよりもまずこの読後の強烈な消耗感、厭世気分をゆっくり癒したいです・・・T T
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読書/東野圭吾
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幻夜;東野 圭吾 大晦日の仕事明けお風呂より。 1995年、西宮。父の通夜の翌朝起きた未曾有の大地震。狂騒の中、男と女は出会った。 美しく冷徹なヒロインと、彼女の意のままに動く男。女の過去に疑念を持つ刑事。 あの『白夜行』の衝撃が蘇る! (出版社/著者からの内容紹介) 最初は「ん〜全く似てるヒロインですね〜」 と何気なく読んでいたが、 中盤より「ん!?」「ん!?」 南青山のホワイトナイトで(ようやく?)「(」゜ロ゜)」 なんと〜〜」 雅也の心理が語られているぶん、より美冬の孤独が‘百夜行'に比べ痛烈にわかるようになっている。 そしてもう戻ってこないところにいっちゃった〜というある意味爽快感。 これはもう、ぜひ次作をもって完結すると信じたい〜
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白夜行;東野 圭吾 日曜日の夜、バイトの合間に。 1973年、大阪の廃墟ビルで一人の質屋が殺された。 容疑者は次々に浮かぶが、結局、事件は迷宮入りする。 被害者の息子・桐原亮司と、「容疑者」の娘・西本雪穂― 暗い眼をした少年と、並外れて美しい少女は、その後、全く別々の道を歩んで行く。 二人の周囲に見え隠れする、幾つもの恐るべき犯罪。だが、何も「証拠」はない。 そして十九年…。息詰まる精緻な構成と、叙事詩的スケール。 心を失った人間の悲劇を描く、傑作ミステリー長篇。 (「BOOK」データベースより) 微妙に二人がリンクしてるにおいがあるものの、決定的な描写なく、 そして二人の内面も語られず、終了。 背景をだんだん濃く塗っていって、メインのモデルが表れる絵のような。 (そんな画法があるのかはおいといて) このお2人は、なんて人生だったんでしょうかね。 2人とも、この頭脳明晰さ、 そして雪穂はその後に塗り替えた生い立ちや、持って生まれそして努力で維持した美貌でもって 太陽の下に出てくることはできなかったのかしら。 他者への恨みというか、呪いというか、 マイナスパワーの大きさに、思わず無言になる読後。 一成氏が感じる雪穂の表情の卑しさというのが物悲しいし、恐ろしさを増幅させていた。
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