朝鮮問題いろいろ

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韓国との関係も悪くならない

松尾 つまり日本の制裁解除が外交的な条件となるわけか。

シーガル それが北朝鮮の言い分だ。私の見るところ、北朝鮮は常に相互的な措置によって信頼を構築すべきだと考えている。つまり六ヵ国協議を通じた核の無能力化と申告の前進に対応して、制裁の緩和などが行えるはずだ、という意味だ。もし日本が六ヵ国協議でそうできなければ、平壌宣言に基づいて和解に向かうためには、双方が取るべき相互的な措置を独自に交渉しなければならない。ただ問題は現時点で北朝鮮は日本と話す気がないことだ。私は、そう見ている。 
彼らが日本は非理性的だと思っているからだ。これだけは確かだ。彼らが日本は非理性的だと思えば間違いなく彼らの側も非理性的になる。いままさにそうなっている。

松尾 だが彼らは米国との関係改善には自信を持っている。

シーガル その通りだ。だが日本にも同じことを望んでいる。もう一つ言いたい。彼らは韓国との関係もさほど悪くならないだろうと思っている。いま南北間で起きているのは、一過性の、ほとんどは口先だけの問題だ。韓国の李明博新大統領は、利口で真剣な人物だ。北朝鮮と問題を起こすことは望んでいない。北朝鮮側は彼はビジネスマンであり、ビジネスマンの考え方をする人物だが、政治家としての考え方を開始するべきだ、と思っている。李明博大統領は通去一〇年間の歴史を無視し、金正日が署名した二つの首脳合意、これらの厳粛な誓約に背を向けることはできない。
私は北朝鮮は戦いたくてたまらないわけではない、と考えている。もし韓国が北朝鮮との裏チャンネルでの対話を開始すれば、彼らは何か前進する方法を考えることができる。すぐ事態を進展させるため分かりやすい手段は春の植え付け用の肥料を北朝鮮に与え、口先での攻撃を控えめにし、和解のための追加措置に関する協議を開くよう求めることだ。

松尾 つまりこれはゲームの一部というわけか。

シーガル もし韓国側が首脳合意を破棄することに固執し先制攻撃に関して再び言及すれば、深刻な事態になりかねない。だが目下のところ、李大統領はそれを望んでいないと思う。だから私は、南北関係を心配していない。なるようになるだろう。韓国の指導者が米国よりも強硬な姿勢を取った最後の事例は、一九九四年のクリントン政権当時の金泳三大統領だったが、李大統領が、その轍を踏むことはないだろう。


遺骨問題も交渉のきっかけに

松尾 そうすると、結局、日本独自の交渉がカギを握ることになる。しかし、この点で福田首相の足場は弱い。

シーガル となると北朝鮮側は日本に罵声を浴びせ、何もしようとしないだろう。現在の状況では、日本側が関与の方法を見つけない限り、彼らは日本と取引しようとしないだろう。方法はあるはずだが、日本が彼らと上品で静かに話をして福田首相がそれを良しとしない限り、うまくいかないだろう。制裁が機能しないのは明白だ。北朝鮮は大して困ってはいない。ただ進展を阻んでいるだけだ。とにかく日本としては早急に北朝鮮と直接話し合う道筋を見つける必要があると思う。 
拉致問題は、六ヵ国協議の対象にはならない。これは二国間問題だ。そして日本は拉致問題での前進と引き換えに、かつて金正日自身が合意した平壌宣言に基づいて前に進むことを考える必要がある。

松尾 私も平壌宣言は日本が持っている唯一といっていい外交的財産だと思っている。

シーガル 米国民は拉致被害者に同情している。助けたいと思っている。だが北朝鮮は日本との直接交渉に固執している。肉親がどうなったのかを家族たちが知るためには、日本自身が北朝鮮との和解に向けて動かなければならない。もし和解路線に動かなければ、肉親がどうなったのかは決して分からないだろう。拉致被害者が生きているとしても日本は決して取り戻せないだろう。 
取り戻す唯一の道は、北朝鮮と和解することだ。横田めぐみさんの遺骨問題も一つの突破口になりうる。安倍前首相によれば、遺骨は偽物だった。だがそれは、検査を行った結果、それが横田めぐみさんのものかどうか立証できなかった科学捜査当局の発言ではない。安倍氏がそう言っただけだ。それが事実だ。米国にも他の国にも専門家はいる。もっと国際的にも受け入れ可能な検査結果か出せるかどうか、試してみればいい。

松尾 要するに拉致問題で米国は頼みにできないということが、はつきりしてきたわけだ。

シーガル 日本は米国が何をすることを求めているのだろうか。テロ支援国家リストから北朝鮮を外すのをやめて、北朝鮮の核計画を無能力化するための努力を中断させ、ひいては北朝鮮がもっと核兵器を持つようさせたいのだろうか。一部の日本人はそう言っているようにも聞こえる。これは日本の安全保障にとって意味のないことだ。米国が北朝鮮を拉致問題で取引するようにさせるのは不可能だ。北朝鮮は、もし日本がわれわれと取引する気なら、拉致問題で取引する用意がある、と言っている。これから数ヶ月、日本には彼らと話す時間がある。米国が北朝鮮をテロ支援国リストから外す前に、日本は試してみるべきだ。
日本国内に米国は信用できないという声が出ていることは知っている。しかし米国ができないことを米国に期待しても、それは無理だ。日本自身の取引こそが北朝鮮に対して拉致問題で譲歩きせる唯一の手段なのだ。 (翻訳・山口瑞彦)

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2008/9/1(月) 午前 11:03 [ johnkim ]

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