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米韓両軍は、内外の反対そして朝鮮民主主義人民共和国(以下「朝鮮」という)の度重なる警告にも拘らず、大規模軍事演習「フォール・イーグル」を去る3月1日から開始した。また3月11日から3月21日まで「キー・リゾルブ」大演習を併行して強行しようとしている。
「キー・リゾルブ」と「フォール・イーグル」は、「北朝鮮への侵攻と軍の殲滅、政権崩壊と占領統治による南北統一要件の醸成」を目的とする「作戦計画5027」にしたがって、韓国軍20万人以上と駐韓米軍のみならず沖縄、グァム、米国本土などから米軍約1万人が動員され、航空母艦や戦略爆撃機なども投入される大規模な米韓合同軍事演習である。また、その内容も実戦さながらの上陸訓練や渡河訓練、ピョンヤン市内を想定した市街戦訓練や、北の攻撃拠点に先制攻撃する訓練など、極めて侵略的な性格を帯びている。
さらに昨年とは違い、100余発の核爆弾を積載した米軍の原子力超大型空母集団と戦略爆撃機B52Hをはじめ、地上、海上、空中核攻撃手段が大量投入され、英国、オーストラリアを含む多くの追随国家武力まで動員されるという点で、今回の合同軍事演習は朝鮮を狙った核戦争をも含む最も危険かつ露骨な軍事的挑発行為である。
また、朝鮮の人工衛星打ち上げに対して、国連安保理の制裁決議が発せられ、核実験に対してはさらに強固な制裁決議がなされた。これまでどれだけの国がどれだけの回数、衛星を打ち上げ、核実験を行ってきたのか。ただ朝鮮だけに制裁を課すのは、二重基準の極致である。
1950年に始まった朝鮮戦争は未だ終結していない。停戦協定のまま60年も経過しているなどは、世界に類例がない。
ヒロシマ、ナガサキ、フクシマと、被爆体験を持つ我々は、決して核を容認できないことはいうに及ばず、加えて朝鮮半島を再び戦禍にさらしてはならないと考える。南北朝鮮の統一と、東北アジアの平和はわれわれの切なる願いである。米国とその追随勢力は、大規模合同軍事演習を即時中止し、対話により、朝鮮半島の恒久的な平和体制樹立に努めることを強く訴える。
日本政府に対しては、朝鮮敵視政策をやめ、米国主導の戦争挑発を中止し、対話のテーブルに着くよう働きかけることを強く求める。
2013年3月8日
日朝国交正常化の早期実現を求める市民連帯・大阪
共同代表 有元幹明 永久睦子 加来洋八郎
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