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■ドロイド開発の基礎を担ったのが、モーゲン博士の提唱した重光子理論である事は先に記した通りである。
■しかし、モーゲン博士は自らの生み出した重光子理論により過酷な運命に弄ばれる事になるのである。
■重光子理論とは、マクロな力である重力理論と、ミクロな粒子下における力である光量子理論とを統合した理論であり、物理学の悲願である大統一理論に最も近い物であった。モーゲン博士は帝国科学アカデミーの中でも屈指の天才科学者であり、帝国政府からも厳重な身辺警護を受けるほどの身であったのだ。
■しかし、帝国皇帝が代替わりし、平和主義から拡大主義に移行するにしたがい帝国は軍事国家へと傾倒していく。同時に科学アカデミーに属する科学者たちにも先行きを危惧して他国へ亡命する者が続出。モーゲン博士も亡命を画策するが、従来からの身辺警護が災いし亡命に失敗、より厳重な監視下に置かれる事になるのである。
■そんな中、博士の重光子理論が完成する。博士は理論の平和利用を望んでいたが、軍事国家化していた帝国政府は理論の軍事利用を強行。頑なに拒む博士に、博士の家族の拉致監禁と言う手段で協力を強要したのである。そのため博士はやむなく、ドロイド開発に従事することになるのである。
■しかし、ある事件が事態を一変させる。博士の妻が、夫である博士の軍事協力の原因に自分がなっている事に強く悲観、自ら命を断ってしまったのである。
■博士は当然激昂し帝国からの亡命を決意する事になった。
■奇しくも、同盟側の諜報機関が博士とその一人娘の動向と所在を把握しており、博士と重光子理論とドロイド関連技術の奪取に動いていた。これに同行する形で博士は娘とともに帝国を脱出、同盟零下の某国に亡命を果たすのである。
■博士は妻の仇をとるがごとくに、同盟の白軍ドロイド開発に協力を申し出る。そして、エアロダイバーの開発を期に、白軍は黒軍へ反撃を開始するのである。
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