|
下半身強化について、クッバラさんからコメントがあったので、ちょっと自分なりの解説をしたいと思います。
小学生に、下半身強化の練習が必要か
このことについて、自分は必要だと思っています。
どんなプレーにも、下半身の粘りやパワーが問題になってきます。しかし、小学生の難しさは
個々の成長期のタイミングが違う。
というところだと思っています。早熟な子は、4年生で生理になったり、身長が150センチを簡単に超え
てくる子もいれば、6年生になっても140センチそこそこで、足も遅く、ボールも投げられない子もいます。
それらが混在している事が、難しさを増すことになっています。
何十人もメンバーがいれば、1軍、2軍、育成などと分けてしどうも可能なのですが、現実は、6年生
5年生、4年生、(時には3年生も入れて)やっと9人と言うことになると、練習内容も混在させる必要が
出てきます。
たとえ3年生だろうが、基本的なルールとか守備の動きとかを教える必要があり、上級生には、
下級生が入ったときの動きとそうでないときの動きを練習する必要があります。たとえボールがほとんど
投げられなくても。受けられなくても、止めること、中継に渡すこと、カバーに入ることなどです。
そこでコーディネーショントレーニングもそこそこに、チーム練習と言うことになります。
そして、オフシーズンになると、学年がまた一つ落ちていくことになります。
そこで、動きながら何かをする、というような試合を意識しながらのプレーの練習や、体育館の中では
ドッジボールやビーチバレーやバスケットボールやフットサルなどの遊びの中で体を作ることが中心に
なります。学年をなんとか公平に混在させて試合させたりするのですが、やはり6年生や5年生と
3年生では差がありすぎるのですが、体を動かし続けるというだけでも、自然と体を作ることになります。
春になってグランドが使えると、最初に内野のノックを軽くしたあと、低学年をランナーに実践的なノックを
やります。たとえばバントの守備練習とか、外野の中継プレーですが、低学年は、走塁を通じてルール
や、ソフトボール全体を覚えることと、ランナーをすることにより、かなりの走り込みをすることになります。
自分の練習のテーマは、体に負担の少ない、自然な形
での効率のいい体作りであり、決して勝つために
無理をさせたり、おちこぼれを切るようなものでは
ありません。
小学生で勝つために指導するときは、早熟型の選手とやる気の
ある選手と保護者を集め、ふるい落とし
の厳しい練習を、たくさんやれば勝つ確
率が高まります。
しかし、自分の指導の楽しみは、ちょっと違ったところにあります。
同じ目的に向かっていく仲間を大切に
するというところであり、目標はあくまで勝つことではありますが、(弱いチームは
まず1勝すること。強いチームは優勝すること。)目的は、目標に向かって
どれだけ仲間と頑張れるか、思い出を
作れるかであります。
まったく下手だと言われた子が、打った
ヒットや、取ったアウトが最高にうれしい
ところです。
今年のメンバーは、学校の持久走大会で、誰一人学年で3位以内に入っていませんでした。
このメンバーで、少ない練習日を効率よくすることで、来年は、強いチームとどのような試合が出来るか
楽しみです。
決して、やられっぱなしと言うことは無いはずです。大きな可能性を信じています。
10年後に、彼女達と、この太った監督の下で戦った試合のことを語れるのが楽しみです。
|
指導について
[ リスト | 詳細 ]
|
2011年から、高校女子の投手のプレートからホームベースの距離が12.19から13.11に変更になります。
そこで、指導にも難しい判断が出てきています。
自分は、小学生の指導を中心に、中学生にアドバイスしたりしているわけなのですが、当然、高校で投手を
目指す選手には、注意することが変わってきています。
今、中学の県のレベルは、80キロ前後。
これで、高校になって投手をやると、絶対スピードが足りない。
マシンが普及している現在では、80〜85キロは、正直打ち頃。
そこで変化球ということになるが、1メートルくらい伸びたことによって、曲がりすぎたり、中途半端だと見切られる
可能性が高くなってきています。
今、全国の中学トップは、90キロから100キロくらいまでのスピードを誇り、変化球も、ライズ、ドロップだけでな
い、シュートやスライダー、カーブなど球種が豊富になってきています。
そこで、最近は、特にボールのスピンをなるべく掛ける事、ボールの握りを、フォーシームから、ツーシームや
ワンシームでも投げられるようにして、ストレートをムービングさせる事。変化球は、チェンジアップとドロップを
中心にすることをアドバイスしています。ソフトボール特有のライズは魅力的なのですが、胸元のボールが
ボールになりやすいうえ、投げ損ねたらホームランになりやすい。
同じフォームでボールが動く。または、スピンが多く、切れがあるボール。
スピードが少し速くなるよりは大事ではないかと・・・。
それと、ボールを速くするには、体重移動と足の引付がものすごく大事で、一般的な指導者が伝えていない
ので、変えるには時間がかかります。
飛び出す距離も、プレートの先、中学生では大体5歩から5歩半が多く、6歩以上の選手はほとんどいません。
ちなみに実業団だと7歩から8歩が多いようです。(2.44のサークルに足のかかる外人選手もいる。)
それだけの併進運動の力を使わないと95キロ以上のスピードは出ないのです。
じゃあ、飛べばいいじゃんと言うかも知れませんが、それで、フォームのバランスを崩したら逆にスピードが
遅くなるのが本当。
だから少しづつフォームを大きく、速くしていかねばならず、試合に出たければ、中学のときにその準備である
基本的なフォームのポイントをちゃんとしていることが大切です。
その中で、体の傾きを深くしたり、足の曲げる角度を力の入る120〜140度にしたり、肩甲骨をもっと開かせたり
飛び出せる筋力の強化や、背筋力の強化が必要で、そのバランスを取りながら投げ込んでいくことが、レベル
アップの大事なことです。
一部だけの強化だと、スピードは上がりにくいので、自分はジュニアの指導の中では、バランス、バランスと
フォームの効率をよく言います。
そしてボールの球質が大事だと。
それが1メートルの伸びをクリアすることではないかと思っています。
|
|
ピッチングというものは、出来そうに無い難しさと、逆に、シンプルで簡単なところもある。
理論上で言えば、小学生の低学年も、実業団のエースも同じはず。
しかし、その過程で、成長期であるのかどうか。
理論を受け止められる体力や体格があるかの見極めがあって、それによって、あえて教えないこともある。
特に小学生は、将来どんな体格や体力になるか、想像しながら、手探りで教えることが多い。
小さいときは相対的にボールが大きく重く感じるし、同じ動きをしても、身長が10センチ伸びれば当然スピードは
ぜんぜん違ったものになる。
小学生の低学年や体が成長過程の場合は、あまり前に飛び出す投球にはしない。
間違いなくひざに負担がくるので、成長とともに痛む可能性が多い。
また、投げ込みすぎて、股関節を痛める子供もいる。
ひじをぶつけすぎて、ひじが内出血したり、体の体側に内出血する場合もあって、(これは、フォームの問題)
勝手に投げ込むのは、心配なところでもある。昔の指導者は、特にぶつけることを強調する。
大きな間違いなんだが。
小学生は大体70キロくらいに、ひとつスピードの壁がある。
それを簡単にクリアする早熟型の子供もいるが、大概は普通の練習ではクリアできない。
体力、体格の安定したした感じの時には、そのスピードの壁を破る為に、一度フォームを崩すことが必要な
時がある。
自分の経験では、小学生のときに70キロで投げられた子供は、ボールが3号球になっても、短期間に
同じスピードで投げることが出来る。体力の向上で自然に体の筋肉がスピードを覚えていて、その動きを
トレースしてくるのではないかと思っている。
問題は、中学でスピードの壁を破る練習をさせたくても、先生がすぐに試合で使ってしまうので、出来ない場合が
多いのだ。
たとえば、体の傾き角度を深くして、飛込みを遠くするとか、腕の回転スピードを上げるために、わざと軽いボー
ルで遠投させたり、腕の筋力をつけるために、重いボールで遠投させたり、または、それを交互にしたりする。
そうすると体が覚えている動きのバランスが崩れるので、間違いなくコントロールを失う。
特に遠投をしすぎると、ボールが高めに集中して、押さえが利かなくなるパターンが多い。
ところが何年かに一度、いい投手が現れると、中学の先生は、すぐに使いたがる。(また、使えるから困る。)
先輩をバックに四死球で崩れるわけには行かない。勢い、小さなフォームにまとまってしまい、スピードの壁を
敗れなくなってしまう事が多い。
そこで、「腹筋と背筋をきたえろよ。」とか、「握力はあったほうがいいぞ。」とか、「出来るだけ柔軟な体にした方が
いいぞ。」とか言って、マイナーチェンジにとどまることがほとんどだ。
16年間のうちに、小学生で75キロくらいのボールを投げていて、80キロを超えた子は一人、中学で初めて
ソフトボールをして80キロを超えた子が一人。小学校で75キロ以上のボールを投げて、80キロ近いボールを
投げられた子が二人。あとは、大体70キロ〜65キロに収まっている。
ただ、身長150センチそこそこで、100メートル23秒の子でも、中学で初めてソフトボールをやったにもかかわ
らず、2イニング程度だが70キロ投手に成れたところを見ると、小学校のころからやっている子が、少し伸び悩む
傾向にあるのは、ほとんど1年生エースになってしまうからではないかを感じている。
チームとしては、成長を待つ余裕がないのもわかる。
ピッチングの講習会に行くと、そういうところは関係のない指導になる。
理論的にはあっているのだが、それを今は合わないのではないかと、思ってしまうことがままある。
それと、男性の指導者と、女性の指導者の理論がまったく違う。
自分的には、女性の指導者のほうが理論上合っている気がする。
まあ、今まで経験した女性の指導は、オリンピックレベル(ミッシェルスミス、坂井寛子、山口綾子)であるのに
男性は国体レベルなのもそう感じる理由かもしれなかった。
問題は、そこで感じたことや理解できたことを、どこまで子供たちに落とし込む事が出来るか判断するところ。
強調すべきところ、今はスルーして簡単に説明するだけにしておくところ。
そのさじ加減が一番難しい。どうしても、持っているものをすべて伝えようとしすぎると、子供がパンクしてしまった
り、嫌になってしまったりするのがありがちなパターンだ。
そのさじ加減がわからなくて、日々勉強しているのかもしれなかった。
金も時間もかかるわけだよねえ。(苦笑)
今度の試合でも、ちょっとでも光ってね。一生懸命磨くから・・・・。
|
|
こんなことを書くと、また、批判や中傷を受けるかも知れないが、あえて書いてしまうのが自分の甘さかもしれな
いと思う。
対戦したダイヤモンドキッズが、2回戦で敗退して全国大会も、中日本大会も、北信越大会も出られない。
新人戦で、優勝したのではなかっただろうか。
要因を考えてみる。
まず、1、新人戦で勝ったことにより、ほかのチームよりマーク研究されたこと。
2、運動会という理由で、春季リーグの決勝トーナメントを棄権したこと。
3、1回戦でうちに当たって、勝ったものの調子を崩したこと。
1の件については、県内唯一といっていい80キロ投手なのだが、打たれてしまった。それもかなり長打を。
やはり、スピードだけではマシンの普及した現在、押さえ切れない。コントロールがよくなっているので
なおさら的を絞られた感じがする。相手が新人戦の決勝の相手だったので、体力がついた分、主力打者が
当てられるようになった。うちとの試合で、監督が盛んにチェンジアップの練習をしろといっていたのに、
実戦であんまり投げていなかったので、対経田では効果的に使っていなかった。監督の意図が伝わって
いなかったのだろう。
それと、審判の判断が、ダイヤモンドキッズに厳しかったように感じる。新興勢力に対する圧力かもしれない。
2の件については、新しいチームなので、春季リーグ戦の大切さをわかっていなかったのだと思う。
ここで決勝に残れば、経田とは、決勝までは対戦がないようになっているはずだった。
色んな小学校から25人も集まっているのだから、9人で試合に出られればよかったのではないだろうか?
ほかのチームだったら、勝てたのではないかと分析できる。バッテリーがいなかったのだろうか?
経田と決勝まで対戦しなかったら、少なくとも北信越大会は出られたのではないかというのが、大会関係者
の感想だった。
3の件については、まったく申し訳なかったが、うちは、ダイヤモンドキッズに勝てるとは思っていなかったが、
勝てる確率を追求して、50キロ台の投手を先発させた。(60キロ台の投手も2人いる)
それは、ダイヤモンドキッズが、マシンをよく使っているようなバッテイングだったので、山なりのボールに
弱いのではと感じられたからだった。
予想通り、外野を抜けるような当たりは無く、ヒットも内野の上をやっと抜けていく感じだった。
うちの守備が良かったら、15失点どころか、おそらく4〜5点くらいに抑えられたとコーチ陣と話がでた。
(4年生が4人、3年生が1人出ている。)
そのため、バッテイングが崩れて、2回戦の時には、いつもの打力は無かった。
経田の投手は、バランスが良いとはいえ、70キロ出るか出ない投手を、これほど打ちあぐむことは、
考えられなかった。0対5だなんて。
正直、もったいなくて残念だった。
ほかのチームの指導者からは、「あんなスピードの投手を擁して、もったいないなあ。」という声が多かった。
おそらくダイヤモンドキッズの指導者達も、非常に残念だったに違いない。
5年生、4年生のバランスがいいので、来年以降にリベンジしてくるものと思う。
県の西部全体で募集したクラブチームなので、当初、賛否両論があったが、県の東部も、富山ジュニアという
市町村を超えたチームをなりふり構わず作ってきた。今までは合同チームであっても、基本は同一市町村で
あったはず。(特に、全国大会予選にかんして。)
去年の富山カップのような、選抜チームの取り組みも始まってきたので、ますます広域化する可能性がある。
ただ、心配なのは、ソフトボールの普及という点では、地元のチームという要素で声を掛けやすかったり、
地域からの支援や学校の協力も受けやすいので、スポ少という受け皿は捨てがたいものがあるし、大切だと
思っている。
できれば、普及の両輪として、お互いに刺激しあっていくことが将来のソフトボールのためではないかと
このごろ特に感じるところでもある。これらを踏まえて、指導していくのが望ましいだろう。
|
|
ちょっと開いていたのですが打撃の話の続きです。 |




