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また、いつもと変わらない日常の繰り返しだ・・・。でも、一つだけ変わったことがあるかな。お気に入りのお店が増えて、通い始めちゃった事。
実は・・・初めて食べた日・・・夜にも行っちゃったんだよね・・・。一日に二回も・・・。
店主さんに顔を覚えられちゃったみたいだ・・・。それはそれでいいのだけど・・・。
何気なく繰り返される日常の中に、少しだけ違う歯車が入り込んできた。入ったからといって、気になるわけでもないし何も変わりはしないはずの歯車。でも、その歯車が本当は凄く大切な部品になるって・・・。その時は解りはしないんだ。そう・・・少しずつ僕が変わり始めていく事だって、誰にも気がつかれない。いや、自分さえも気がつかないんだ・・・。
今日はお休みの日だけど、ホテルに来てる。ラーメンが食べたくなって来たんだ。休みの日まで食べに来るなんて・・・なんだかすっかりはまってるな・・・。
すっかり店主さんと顔なじみになっちゃったなぁ・・・。そんな事を思いながら、またハッピー軒に向かっている。いつもの細い路地に向かって曲がり角を曲がると・・・やっぱり並んでる・・・。この行列がなければよい店なんだけどな・・・でも、それってお客のわがままか・・・。
10分ほど並んで洗い場の前に座る。時間は三時五分前か。お昼の休憩の前だからお客さんはもう来ないな。そんな事を思いながらラーメンを待っていると
「いつもありがとうございます。うちのラーメンおいしいですか?」
「おいしいですよ。美味しくて一日に二回も食べちゃったし。」
「ありがとうございます。」
そんな事からラーメン談義に花を咲かせていた。
「店長!休憩行ってきますね!」
と元気な声が聞こえたんだ。店長の許可をもらって、声の主がお店の外に・・・。
「彼女ね・・・外国人なんですよ。」
「え?本当?日本語の発音完璧じゃないですか!」
「はい。すごくいい子なんですよ。」
と彼女の話でもう一談義。
あの時、後ろから声をかけてくれたのって彼女じゃないかな?そんな事を思いながら、彼女の話でひとしきり盛り上がってしまった。
「彼女ね、ソヨンさんって言うんですよ」
彼女の名前を始めて知ったとき、響きが綺麗だなって・・・。韓国の人の名前って綺麗なんだなって・・・。
ここから・・・僕の歯車が本格的に周り初めていったんだ。
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