AIWA AD−F70M

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当時から気になっていた疑問を今になって確認して見た。
その疑問とはドリビーに付いてるMPXフィルターである。
このMPXフィルターはFMステレオに必要なパイロット信号、19Khzを録音時取り除く為に装備されている。
でも普通に録音している時にスイッチを切り替えても、何の音の変化も感じない。
だから意味がないと当時は思いつつ使用していたのだ。

そして最近になって発信機のフリーソフトも入手できる時代になったので、簡単な実験をしてみた。
それはフリーソフトで19Khzの信号をテープデッキに入力し、録音モードに切り替えてモニターするという実験。
すると19Khzの信号がスパッと止まったのである。
当時は全く感じなかったが、これ程の効果が有るとは思いませんでした。
因みに下は18.5Khz辺りから効果が出てくる様で、上は20Khz辺りでしょうか。
フリーソフトが未対応なので判りません。

イメージ 1

フリーソフトで19Khzを入力。

イメージ 2

録音モードに設定。

イメージ 3

ドルビースイッチ、オフの状態。

イメージ 4

ドルビースイッチ、オンMPX入り設定。
録音中、MPXフィルターが利いてるので、メーターが振れません。

イメージ 5

ドルビースイッチ、オンMPXオフの状態。
MPXフィルターを経由していないので、19Khz信号が入力されメーターが振れました。
この結果からFMエアーチェックする場合は、MPXフィルターを入れた方が良い見たいです。
ただ通常の録音時に入れると、18.5Khz以上の周波数帯が切れてしまうので、切っておいた方が良いでしょう。
以上お遊び実験でした。

おしまい。

AIWAカセットデッキのメンテナンス。
今回の症状はノーマルテープ録音した音質が良くありませんので、劣化してる部品の整備と性能低下部品を交換します。

作業はじめにレバースイッチを基板から取り外し分解、黒く酸化している接点のクリーニングを施しました。
その後劣化しているトランジスター2個と、半固定抵抗2個を交換しました。

イメージ 1
写真は取り外したテープセレクター用スイッチ。
他にも、バイアス切り替え用、ドルビー入り切り選択用、ライン<ー>マイク切り替え用、メーター切り替え用、の各スイッチが有ります。

イメージ 2
テープセレクタースイッチを分解。
両脇が黒く変色してます。

イメージ 3
クリーニング磨き終了。
端子が綺麗になりました。

イメージ 4
一時側のバイアス電圧調整用、各半固定抵抗。
交換したので、回路図上の電圧に再調整しました。
写真の半固定抵抗は、左がノーマル用、右がクローム用。(フロントパネル側から見て)
鉄クローム用は固定抵抗なので調整は出来ません。
メタル用バイアスは簡単な回路変更で半固定抵抗が追加できます。

イメージ 6
交換した半固定抵抗、22Kオーム。
こちらも端子が真っ黒で、抵抗値も1k〜2kオーム程増大してました。

イメージ 5
バイアス用スイッチング回路に使われていた、2SC945トランジスター交換品。

やはり古い製品ですから不具合が起きますね(^^;。
今回の不具合はピークメーターLEDに発生したので、メーター基板の手直しを行います。

症状は9点ピークLEDの1個が、薄く常時点灯する様になりました。
そんな訳で早速メーター基板を本体から外し確認します。
するとLB1405と言うLEDドライバーICの端子が黒く変色してました
たぶんこのLB1405の足が酸化し、リークしてICが不良になったのでしょう。

早速ICを取り外して端子を小さなワイヤーブラシでクリーニング。
後はICの取付ですが今後の整備性を良くするために、前回のコントロール基板同様IC取り付けをソケット式に変更しました。

あとは基板を外した序でに劣化してると思われる電解コンデンサーや、足の酸化したダイオードも交換しました。
トランジスターも確認しましたが、問題なさそうなので今回は保留。
他には基板上の半田劣化が見受けられたので、フラックスを塗布後再半田付けを施しました。
これで基板を取り付けてメーターLEDの動作テストを実行。
これでメーターLEDの不具合症状は一時的に改善しましたが、結果的に交換が必要なので入手出来しだいICを交換する事にします。
以上。

イメージ 1
端子を磨いたIC、3個。


イメージ 2
基板直付けをICソケット式に変更。

イメージ 3
メーター基板の交換した部品類。

今回のメンテナンスは、電源回路のコンデンサーを交換します。
やはり38年も経過しているためでしょうか、液漏れしているコンデンサーが数個見つかりました。
外観から見て発見出来たのは1個だけでしたが、外してみると他にも足の変色が有りました。
と言う事で電源回路に使われている電解コンデンサーを、大型1個だけ除いて十数個全て交換します。

交換後に当時の部品と比べると、かなり小型化されているのが基板のスペースで良く分ります。
因みに交換前の写真は撮り忘れたので有りません(−−;。
交換後の写真のみUpしておきます。

動作についてはこれと言って変化は有りません。
良く言えば多少リップルが消えたかなと言う程度でしょうか(^^)。

それにしてもこのデッキ、メタル録音がこんなに良い音とは思わなかったですね。
3ヘッドの高級機には叶いませんが、2ヘッドデッキでここまで良い音の出る製品は少ないでしょう。
今までジャンク機器を入手した経験で、2ヘッドデッキではパイオニアとアイワ位かな。

イメージ 1
技術の進歩でしょうね。
コンデンサーが小型です。
色々と整備中のAD−F70Mです。
やはり録音の音に問題が有るので、調べてみたらトリマコンデンサーの不良が見つかりました。
不良部品は良く見ないと解りませんが、上部セラミックの一部が割れて有りません。
このせいで静電容量が変わってしまい、バイアス電流の供給が安定しなかったのでしょう。

取り合えず部品の交換をする為、手持ち在庫を確認しましたが有りません。
仕方が無いので依然壊したAD−L400から取り外し部品を調達しました。
それを取り付けて再調整し終了。
これで録音の音は良くなりました(^^)。
以上、おしまい。

イメージ 1
左がセラミック破損のトリマコンデンサー。
右が取り外した中古の正常トリマコンデンサー。
交換は2個一組です。

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