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今回の預かり修理品、PS−X70の修理が完了出来たみたい。
先日のアーム駆動やリフト動作不良の原因は、ソニー製品に多く使われているグリス固着でした。
でも流石にモーター回転不安定はメカの不具合では無いので、結構原因を探すのに苦労しました。
原因はモーター制御回路とだけ書いておきます。
後はサーボ回路図の一部を連載しておきますので、色々と模索してみて下さい。
これでレコードを数枚再生して、数時間のテスト。
回転は非常に安定していて、良いレコードプレーヤーだと思いますよ(^^)。
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ソニー PS−X70
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余り長期で修理品を預かっていても邪魔なので、ストロボランプの不点灯を点検してみます。
本体を逆さにしストロボユニットのケースを取り外します。
すると内部に小さな基板が有りました。
その基板にストロボ用のネオンランプが一個付いています。
基板を取り外して電源を入れてみると、完全には切れていません。
暗いですが小刻みに点灯してました。
この時の測定電圧はDC150V。
回路図上の電圧はDC185Vなので、点灯させるには低い電圧になりますね。
それにしてもこのストロボ回路は、なんでDC駆動にしたんでしょうね。
電源投入時わざわサーボICからON信号を貰って、TR(2SC926A)をONにさせストロボ用のネオンランプを点灯させてるんですよ。
だからAC電源は使えずに、DC電源で点灯させてるんでしょうけど。
でもね電源投入時からストロボランプを点灯させるのでしたら、AC電圧回路で問題ないと思うんですけど、レコード再生時の音に影響が有るんでしょうか?。
当方には良く解りません、ハイ(−−;。
と言う事でストロボ回路を回路図上で確認すると、トランスの二次側から整流ダイオードを経由して電解コンデンサーと抵抗(8.2K/2W)が接続されてました。
そこに付いている電解コンデンサー、2.2uF/250Vが噴いてます。
このコンデンサーは手持ちに有りませんので購入しに行きましたが在庫が無く、在庫品の4.7uF/350Vで代用する事で購入。
回路的に4.7uFでも問題ないので、腐食している電解コンデンサーを交換します。
交換後はDC電圧も175Vに上がり、元気明るく点灯する様になりました。
でもネオンランプの寿命が近いので、何時まで持つかは不明ですね。
取り外したネオン基板。
ネオンランプのガラスが半分黒ずんでます。弱弱しくオレンジ色で点灯してます。
左が代用で交換する、4.7uF/350V。
右が純正の2.2uF/250V、+側の足が腐食してます。
明るく点灯する様になりました。
本当ならネオンランプも新品に交換したいのですが、入手出来ませんでした。
はい、おしまい。
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先日修理依頼された38年前のSONYレコードプレーヤー、PS−X70を修理します。
まず通電してアーム移動の動きが遅い原因を観察。
するとアーム駆動用モーターの動きが遅いです。
そこでテスターを用意し、モーターを外して電圧を測定。
回路図上はDC3Vとなってますので測定すると、ほぼ3Vの電圧が出てました。
これで駆動用モーターは正常と判定。
後はモーターと連結しているギヤを動かしてみると、みたらしグリスが劣化してカチカチに固まりギヤの動きを阻害してました。
アーム駆動の遅い原因はこのプラスチックギヤに塗布された、みたらしグリスの硬化ですね。
電気回路の故障で無くて良かった(^^)。
原因がわかれば簡単。
早速動きの悪いギヤを軸から外して、みたらしグリスを除去します。
そのあと模型屋さんで購入した、新しいグリスを塗布して組み上げ動作確認。
無事アームの動きがスムーズになりました(^^)。
この調子でリフター下がりの不具合も手直しします。
リフタープレートを外して軸下のグリスを確認した所、問題ない様なのでリフター軸を持ち上げて軸をクリーニングし数回上下させて修理完了。
因みにリフタープレートの高さは、レコード盤から針先までの間を9mmに調整。
こちらもスムーズに動くようになりました。
これで指摘症状の2つが修理完了です。
残りはターンテーブルの回転不安定。
この症状は一番厄介ものでしょうね(−−;。
ターンテーブルモーター制御の肝心かなめPLLサーボICや、OPアンプの4557はほぼ入手不可能ですからね。
さてどうしましょうか・・・・・?。
ウォームギヤと噛合うプラスチックギヤに、みたらしグリスが塗布されている。
こちらも取り外した動きの悪いギヤユニット。
Eリングを外してギヤを外すのですが、硬くて軸から抜けない(−−;。この時ポリワッシャーを無くさない様に注意。
取り外して軸をクリーニング、新しいグリスを塗布して組付け。
序にコイルのテープが剥がれてましたので、修正テープを巻いて手直し。 これでアーム駆動不具合とリフターの不具合は修理完了出来ました。
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一つの考えが有ったので、取り合えず預かったPS−X70の底板を外して眺めてみた。
すると基板が大きく、部品がいっぱい付いている。
こんなにいっぱい部品が付いていては、怪しい部品総交換は無理と断念(−−;。
仕方ないのでこの機種のサービスマニュアルが無いかと、探してみたところ海外サイトのページに有った。
それにしてもレコードプレーヤに、これ程の部品が必要なんだろうか?。
と疑問を抱きながらSMをDLして回路図を眺めると納得できた。
取り合えずサーボ用のIC、CX193と言うソニー製のICが1個使われている。
このICでモーターの回転制御を担当している。
そこにOPアンプのupc4557が3個使われてる。
3個のOPアンプの役割は下記内容。
サーボICからの出力側に有るupc4557は、フィルターアンプと前段DCアンプ。
回転検出ヘッドからサーボICの入力に有る、upc4557はリミッターアンプとして使われていた。
そして操作制御やアーム駆動モーター回路については、殆どICが使われておらず、ディスクリートでフリップフロップのロジック回路が構成され、TRスイッチング回路が数多く組まれていたため部品点数が多いのでした。
因みにアーム駆動用モーターの回転制御は、CX065と言うICにFGパルスが印可されて一定回転に制御されていました。
そしてこのPS−X70はモーター回転の電気的調整も関係してる様なので、単なる部品交換だけでは復活しない感じです。
そんなことでモーター回転不安定を修理するには、かなりの知識と測定器が無いと無理と判断しました。
こんな感じです。
大きい基盤がサーボ、操作制御、アーム駆動制御回路。
右側に有るトランス下の小さい基板が、安定化電源基板。
中央に有る丸い物がターンテーブル用のモーター。
左上に有る小型のモーターが、今回不具合の起きているアーム駆動とリフター駆動用のモーター。
大体こんな感じの構成かな。
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とある所からレコードプレーヤーを見てほしいと連絡が来ている。
そこでメーカーと型式を聞いてみた。
するとメーカーはソニー。
型式はPS−X70という製品。
そして型式を検索すると、オーディオの足跡サイトに掲載されていた。
製品の年式は1979年製造。
当時の価格は、79800円也。
当時としてはフルオートプレーヤーの高級機に入る製品なのかな(^^;。
そして内容を聞いてみると壊れているとの事。
症状は下記内容。
1、ターンテーブル回転不安定。
2、アーム駆動、リフターの動きが遅い。
3、ストロボランプが点かない。
4、回転の手動VRの不安定。
これ修理出来ないかと言うので有る。
でもこの時点で症状的に重症と判断。
修理するか断るかは、これから決めよう(−−;。
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