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その17 1/19
写真説明1
やっと昼食にありつけるかと思ったパブ。
トイレを借りただけだった。
写真説明2
パブの隣のケム河畔で真冬のピクニック。
写真説明3
ホーキンズ博士も学んだといわれるカレッジ。
ケンブリッジ
2月18日、キャスさんご夫妻がケンブリッジを案内して下さることとなった。
最初は、家の車と2台で行くつもりでいたが、少し遠距離でおぼつかないと思われたのか、ご夫妻がそれぞれご自身の車にわれわれ5人を分乗させてくださることになった。
朝9時すぎ、なかなか晴れぬ濃い霧の中を出発。すぐにM1の24番ジャンクションに入り、ロンドン方向に約50Km南下し、19番ジャンクションでA14に乗り換えて、さらに東方へ約100Km進むとやがてケンブリッジの標識が現れた。
キャスさんの話で、先に彼の娘さんの住いに寄るということで、さらに2〜30Km進むと、総面積3,000エーカー(約367万坪)もあるという広大な農場の一角に借りた小じんまりしたスイートホームに案内していただいた。
少し余談になるが、イギリスの農業規模は日本と全く異なり、いわゆる農業地帯に日本のような農家が複数集まって、集落を作っている姿は少なくともこの地方では全く見かけなかった。
渡英直後、この広大な農牧地に目を見張ったが、季節のせいか実際に農作業をしている姿はほとんど見かけなかったし、私たちの集落の中にも肝心な農家らしき家を見かけなかった。そこで、5万分の1の地形図をよく見ると、所々に「何々Fm」というマークがあるので、行ってみるとそこがいわゆる大規模農場であった。そこには、母屋のほか何棟もの倉庫や作業小屋が並び、トラックターをはじめ多数の作業車両等が集積していた。そこでは当然多数の季節作業員も必要であろうし、日本の農業とは全く違う形であることを、あらためて知ることができた。
そして、たとえ機械で作業をするといっても、広大な農地を耕作することは、大変なことだろうし、また最近の狂牛病や口蹄疫問題などが起きた場合は、その経営規模が大きいだけ、その被害の規模も多大となり、すぐに農業だけの問題にとどまらず、国民全体の生活に波及するのではないかと思い、他国のことながら心配である。
さて、話をもとに戻すが、キャスさんの娘さんカップルは、ここでこの大規模農場の仕事に従事しているのではなく、それぞれここから何十キロも離れた職場に車で通勤しているそうである。
付近にはこの農場のほか何もない全く不便なところで、若い二人が全く新しい生活を築くということは、ちょっと日本の都会では考えられないユニークさ・新鮮さのようなものを感じた。
その後私たちは、このお二人の案内で、付近の古い「風車小屋」を見せてもらったり、ケム川のほとりでピニックをしたりしてから、ケンブリッジ大学の町を案内していただいた。お昼の時間も大分過ぎ、どこで昼食をするのかと思っていたら、とある「バブ」の駐車場に車を止めトイレを借りて、さて食事かと思ったら、トランクから荷物やら、椅子などを取り出し、脇の河原に運びピクニックとなった。風は無かったが、日差しもおぼつかなく、気温は10度以下で最初は少しがっかりしたが、広い緑の芝生の中でのピクニックは、かけがえのない思い出となった。
大学はかのケム川のほとりに展開しており、その名のとおり、いくつかの橋によってつながれている。川幅は思ったより狭かったが、街全体が大きな公園のようで、その中にキャンバスが散在しているという感じである。なかには有名な物理学者「ホーキンズ博士」が勉強したという「カレッジ」も教えていただいた。
滞在も一年近くなり、特に新発見をしたわけではないが、道端の林の中には、あちこちにかわいいクロッカスが芽を出すなど、あらためてイギリスの田園風景の美しさに感激した次第である。
63.4 9300歩 2958 101
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