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例えば
国道沿いの吉野家の看板が 色褪せて消えかかっているように それとか
海辺の道路の錆び付いた標識が 見えにくくて困るように。 彫刻や石像や
遡って 古代の壷とか かたい かたい ものを
少しずつ 少しずつ 削って そうやって
人が、想いと時間を込めて成し遂げた集大成は、 いつの時代も、形を残して、誰かが見つけてくれるんだよね。 コレのことだったんだね。
今更、気付いたよ。 こっちに持って来ておいて、良かった。
分厚い表紙の、この本を。 実は、まだしっかり読んでなかったんだ。
「イイ本を見つけた!!」ってメールで、
なんだかそんなことがたまらなく嬉しくって 引きこもってた部屋から飛び出して、
駅前の本屋まで走ったんだ。 でも置いてなくて、アマゾンで頼んで、
2日後くらいかなぁ、隣の駅のコンビニまで、 久しぶりに外に出て
てくてくてくてく
歩いたんだよ。
想い出したよ。
初めて会った日のこと。 多摩川に行く前だよ。
手、真っ黒にしながら描いてた、絵。
確か、真っ黒な空の中で、星がいくつか光ってた。
こつこつこつこつ。
いつでも、コツコツコツコツ。
色んなコト、こつこつコツコツ。
頑張ってるんだよね、人知れず。
見てる人は、見てるんだよ。 だから、これからも、好きなこと、やり続けて欲しいなぁ。
自分に負けないで、懲りずにずーっとやってて欲しいなぁ。
そしていつか
それがもし形になったら、
見てみたいなぁ、
満足そうな顔と、その、集大成を。
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