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2010年もあと数日、穏やかに新年を迎える方も、年末年始に関係なく日常と同じ動きの方(私だ!!)もいらっしゃることでしょう。
タイトルにある「父の形見」だが、私は10歳の時に父を亡くして、この時計は当時の父が愛用していたものだが、いつのことだったか私が社会人になる頃に、母がタンスの奥から出してきたのが、この「キングセイコー」である。
ただ、当時の若い私としては流行の時計と言えば、文字盤がカラーのもの、駆動方式も自動巻きか電池式が主流の時代でしたから、キングセイコーのような飾り気の無い手動巻き時計(しかも革ベルト)は絶対にしなかったですね。
もちろん形見という意識はありましたから、大事に保管はしていましたが。
今年、普段使いのダイバーウォッチ(ヨーロッパ製、仕事から葬式までオールラウンド・笑)が、
電池切れ・ベルト破断・傷だらけと立て続けにトラブルに見舞われ、
「やはり時計はシンプルなもの、駆動方式は手巻きか自動巻きだな・・・」
「そしてやはりSEIKOがいいな」
などと、SEIKOだって同じトラブルは充分起こる可能性はあるのに、妙にSEIKO製品を身に付けたくなってしまいました(笑)
そして宝物入れから「キングセイコー」を引っ張り出し、我が町の信頼できる時計職人のNさんにオーバーホールを依頼。
2週間ほどできれいに仕上がってきました。
しかし「キングセイコー」は防水ではないし、時間も電波時計ほど正確でもない。
ということでSEIKOの自動巻き・防水の安物時計を一つ購入して、気合を入れる時のみ「キングセイコー」にしようと使い分けています。
しかしビックリしましたよ。
昔はこの「キングセイコー」についての知識なんて、母から聞いていた「当時の日本で2番目に高い時計だった」くらいのもので、それを聞いた私だって「へ〜」なんて感じで、大して気にもしなかった。
それが今ではネットで調べれば、あらゆる「キングセイコー」ネタの情報が溢れてる。
そして調べて判ったのが、何年間か作られたシリーズで、この1961年製はファーストモデル!当時は亀戸と諏訪に工場があったそうだが、これはエリートコースの亀戸製。
現存する中古機は圧倒的に1962年以降の金メッキモデルが多く、ファーストモデルのステンレスモデルは希少だということ。
ちなみに父の形見は随所に汚れや傷があるので論外だが、中古美品であれば30万円以上で取引されるそうである!?
(もちろん、この価格情報を見た瞬間に、一応、布で磨いてみたことは言うまでもない・笑)
この「キングセイコー」、来年で製造後50年になることを、ふと思いついたので、こんな記事を書いてみました。
この記事を掲載するにあたって、カテゴリーをどこにしようか迷いましたが、
SEIKO社に敬意を払い、「芸術」カテゴリーにしてみました。
私はどうしても時計をただの機械とは思えないのです。
100円で売っているデジタルのおもちゃは論外ですが、職人芸とも言える技術がぎっしり詰まったヨーロッパや日本の時計は芸術品に見えてしまいます。
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>一応、布で磨いてみたことは
わしと同じく凡人で良かった〜〜〜
うちにも明治の柱時計がありますが 値打ちはどうかな?
一応動いてます
この記事のおかげで わしも記事にしたくなりましたよ!
2010/12/26(日) 午後 9:19 [ 道後 ]
父上の形見の時計は数十年経ってもキチンと動くわけでそれだけ日本の技術はすごいという事を肌で感じただけでも有意義だったですね。
傑作
2010/12/26(日) 午後 11:20
時計ほど、それを持っていた人を思い起こさせるものはない。
それは、その人の人生を刻み込んでいるから…
やっぱり文字盤のアナログ時計はきれいです。
私も普段用と特別用のふたつを使い分けていますね…
形見じゃないけどね。
2010/12/26(日) 午後 11:59
奇遇ですね。
私も中学生の時、初めて親からもらった時計がキングセイコーで30代まで使っていました。
何でもブラザー工業から父への贈り物だったそうです。
たまたま大学時代に地元のセイコー関連会社でアルバイトした時、かなりチェックを受けましたよ^^
傑作
2010/12/27(月) 午前 6:52 [ 敬天愛人 ]
お父様、お喜びでしょうね
)になられた事を。
」と言われそうで出来ません
トロツキーさんが腕時計に似合う立派な紳士(
私も父の形見の時計が仏前においてありますが、いくつになっても「10年早い
2010/12/27(月) 午後 6:03 [ 竹やん ]
道後さん、磨きましたよ〜、ゴシゴシと
でも、大してきれいになりませんでした
2010/12/29(水) 午前 7:54
日台さん、10年20年ならまだしも、さすがに50年経っても問題なくチクタクと動くと感動しますね
2010/12/29(水) 午前 7:56
inuさん、父の人生は「飲む打つ買う」三昧でして
なんとも羨ましい人生でした。早死にしましたけど
2010/12/29(水) 午前 7:59
敬天さん、それは奇遇です。会社からの贈り物にされたくらいだから、やはり当時の高級機だったんですね
2010/12/29(水) 午前 8:01
竹さん、形見を仏壇に…とは見事な心
私の場合、10年早い!とは言われそうもありません。すでに父より歳が上になりましたので
2010/12/29(水) 午前 8:04
はじめまして!千葉日台さまの友達です。
風格があるすばらしい時計ですね〜。私も手巻きの時計を使用しています。二台ありましたが使わないほうは壊れました。まだ修理に出していません。ぜひ末永くお使いください。
2010/12/30(木) 午前 2:44
熱田北条さんこんにちは
お互いに古い時計を大事に使いましょう。女性はそうでもないのでしょうが、男というのは、どうにもこのような小道具に、こだわりや愛着がありますね
2010/12/30(木) 午前 7:46
親父のカタミ・・・さわやかな思い・・・自分の場合は高校2年のときに父を喪った・・・。親不孝な頃が思い出される・・・。真面目一徹だった父の時代がよみがえる・・・。
さまざまな思いのなかで、来年もよろしく・・・。佳きお年をお迎えください。
2010/12/30(木) 午後 5:21 [ 帝王の涙 ]
帝王さん、昔の男は早死にが多かったですね
振り返ってみれば、父は早死にをすることで、経済的にはともかく、精神的には何か強いものを私に与えてくれたように思います
来年もよろしくお願いいたしますm(__)m
2010/12/30(木) 午後 5:39
とても素敵な時計です。
初めてSEIKOうぃ知っている時は、先輩がSEIKOの時計を使います。
ヨーロッパ製時計は人気があるそうです。
良い年を迎えてください
傑作
2010/12/31(金) 午前 0:37
また雨やどりで娘と一緒にお会いできる事を楽しみにしています。
また来年宜しくお願い致します。
良いお年をお迎え下さい。
ハナ父でした。
2010/12/31(金) 午後 7:08 [ - ]
トロツキーさん。ブログでははじめまして高田です。
このキングセイコーのお話は、感動しました。大切にされていてお父様も喜んでおられるのではと思います。
偶然にも小生はセイコー一筋でドルチェ、クレドール・・・
最近は不況のため徐々に換金してドルチェと普段使いは、数千円で変えるセイコーのクロノです(笑)
2011/1/4(火) 午後 11:46 [ - ]
( ´ー`)y─┛チァーパーボェー
価値以上の価値ですのー
ポチ
2011/1/9(日) 午前 11:50
トロッキーさん、お久しぶりです。^^
お父様を偲ぶ・・・素敵なお話に、
亡き父の面影を偲んでおりました。☆
傑作
2011/1/29(土) 午後 7:42 [ reiko ]