あるスーフィー巡礼者の日記 A diary of a sufi

思い込みや見かけにだまされず、本質を見極めましょう。

国内政治・国際政治・世界情勢

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【「インバウンド(海外からの観光客)で国が豊かになる」という妄想】
 
 インバウンドだか何だか知りませんが、海外からの観光客を誘致して景気を良くし経済成長を達成しよう、などという妄言がはびこっています。
 でも、外国人観光客を誘致することで国(国民)は豊かにはなりません
 これは、まともな経済の知識があれば明らかなことです。
 
 海外からの観光客を誘致して経済的利益を上げる(外貨を獲得する)ということは、実は「(大多数の)国民が貧しくなる」ことなのです。とくに円安誘導政策とセットで行われた場合は、最悪の結果をもたらします
 
【なけなしの富をなぜ海外の富裕層に差し出すのか?】
 
 だってちょっと考えればすぐに分かるでしょう?
 
 「海外からの観光客が日本のモノやサービスを消費する」ということは、「日本の富が海外に流出する」ということです。
 本来は日本の人々のために使われるべき飲食物、日用製品やサービスが海外から来た人々のために使われてしまうのです。
 
 もし日本が天然資源に富みすでにモノやサービスが余っている豊かな国で、生活が苦しい人がいない社会なら、ありあまる富を世界の人々(とくに貧しい人々)と分かち合うことは必ずしも悪いことではないでしょう。
 
 でも、豊かな生活を享受しているのは富裕層や大企業関係者だけで、貧困にあえいでいる人が多数いる日本で、何を好き好んで海外の富裕層(少なくとも日本に旅行に来るぐらいですから貧困層ではありませんね)になけなしの富を献上する必要があるのでしょうか?
 
【金銀財宝で国は豊かにはならない】
 
 もちろん、その見返りに観光産業関係者にはいくばくかの金銭がもたらされるでしょう。でも、近代(古典派)経済学の父アダム・スミスがすでに18世紀に喝破していたように、「金銀財宝を集めても国(国民)は豊かにはならない」のです。
 
 金銭は、それを代価として生活に必要なものや心を豊かにする助けになるものを手に入れることができて初めて価値をもつものです。
 ところが、円安誘導政策で円の価値は目減りしてしまっていますから、(外国人向けの)観光産業で手に入った金銭では、割高の輸入品しか買うことができないのです。
 
 輸出した(あるいは海外からの観光客が消費した)以上の価値のものを輸入(もしくは日本人が海外で消費)できなければ、国民の富が減っていくのはごく当然の理屈です
 
 本当に国民を豊かにして経済を健全に成熟させたかったら、むしろ円高にして輸入品を増やすべきなのです。
 ただし、遺伝子組み換え食品や(多くの中国製品がそうであるように)安かろう悪かろうの粗悪品などではなく、日本人の健康や豊かな生活に寄与する質の良い輸入品でなければいけませんが。
 
 もし観光産業を盛んにするなら、海外からの観光客向けではなく、国内の旅行者向けにして、私たち日本人自身が、日本の豊かな自然や文化やサービスを享受できるようにすべきです。
 
【円高と内需の拡大による成熟経済へ】
 
 つまり、「円安誘導による輸出奨励政策」ではなく、むしろ円高をめざして内需を高める方向こそが健全な経済成長(あるいは成熟経済)への道です。
 アベノミクスはまさにその正反対を行くものです。当然の帰結として、経済の停滞と格差の拡大というアンバランスをもたらし、日本経済の根本的な体質を歪んだものに貶めてしまいます。
 
 それゆえに近代(古典派)経済学の父アダム・スミスは、当時(18世紀)の英国政府の重商主義政策つまり「輸出産業を奨励して金銀財宝を英国に集めようとする政策」に強く異を唱えたのです。
 アベノミクスは「新重商主義政策」とも呼ばれますが、それは、実は日本の富を海外の富裕層や多国籍企業に献上し、国(国民)を貧しくする道に外ありません。
 
 この国の多くのエコノミスト、経済アナリスト、そして政治家や一般国民も、みな「金銀財宝」に目を奪われ、それ自体には何の価値もない貨幣を集めることばかりにかまけ、真の豊かさを享受することができなくなってしまっています
 
【知足こそが真の豊かさへの道】
 
 ちなみに「諸国民の富の性質とその原因の研究(民が豊かになるとはどういうことか、そしてどうすればそれを達成することができるのか)」(「国富論」と誤訳されている)の著者であるアダム・スミスは、「心の平静さ」(つまり知足)こそが真に豊かな生活への礎(いしずえ)であると喝破しています。
 
 己の欲望のままにお金やモノをかき集めることで真の豊かさを達成することはできないのです。
 (世論調査によれば)そもそも北朝鮮によるミサイル危機を引き寄せる種をまいた安倍政権の支持率が五割を超えるという不思議の国ニッポン。
 
 これは、まじめに国際政治のことを考える人から見れば「驚愕の不可解な事実」ですが、次のような喩え話を考えてみれば「その心情は理解できなくもない」と言えるのかもしれません。


〜〜〜〜〜
【暴力団が抗争を繰り返す町で‥】
 
 暴力団ABは、かつて暴力団AMと大規模な抗争を起こしたことがありましたが、今は暴力団AMの配下として忠誠を誓っています。
 
 暴力団AMと暴力団KCは昔から抗争を繰り返していました。その直接のきっかけは、暴力団AMが暴力団CHの内部抗争に口を出して暴力団CHの組員を大量に殺したことにありました。
 
 暴力団CHは、その後、暴力団KCと暴力団MCに分裂し、暴力団MCは暴力団AMと同盟関係を結びました。
 
 一方、暴力団KCの人々は、暴力団AMに対して恨みと強い警戒心を抱き続けていました。
 
 暴力団AMと暴力団KCの対立が激化して、一触即発の危機が訪れました。
 暴力団ABは暴力団AMに対して改めて忠誠を誓い、「暴力団ABが他の暴力団と抗争を起こした時は、助太刀をする」という約束も交わしていました。
 
 暴力団KCは、暴力団ABの中に出向している暴力団AMの組員を狙撃するためのスナイパーを配置しました。でも、暴力団KCのスナイパーが使う銃は旧式のものなので、暴力団AMの組員だけをピンポイントに狙撃することはできません。
 つまり、暴力団ABに出向している暴力団AMの組員を狙うことは、暴力団AB全員(暴力団AMからの出向組員を含めて)を標的にするということなのです。
 
 暴力団ABの縄張りの中には、もちろん一般の人たちも住んでいます。暴力団ABのボスや幹部連中は、縄張りの中に住む一般市民に対して、「ちゃんとみかじめ料を払えば商売が繁盛するようにしてやる」と常日頃口にしていました。
 また、「暴力団KCが攻撃して来た時は、必ず命を守ってやる」と約束していました。そして、その証として「暴力団KCが銃を撃ってきたら、地面に伏せろ」というビラを町に配りました。
 
 暴力団ABの縄張りの中に暮らしていた一般の人々は、暴力団KCと暴力団AMの抗争に巻き込まれ流れ弾に当たることを心配していました。
 彼らは、暴力団KCとの対決姿勢を鮮明にし、「暴力団KCが暴力団ABを攻撃してきたら守ってやる」と口にする暴力団AMの親分を「頼もしい」と感じました。
 
 また、暴力団AMの親分に媚びへつらう暴力団ABの親分や幹部連中に対しても「やっぱり暴力団ABは頼りになるなあ」という思いを抱きましたとさ。
〜〜〜〜〜
 
【犯人と被害者の間に生まれる連帯感】
 
 なぜ、このような倒錯した状況が生まれてしまったのでしょうか?
 
 暴力団ABの縄張りに住む一般市民が暴力団ABAMと暴力団KCの抗争の流れ弾に当たる脅威は、誰のせいで生まれたのでしょうか?
 
 安倍政権を支持する日本国民は、この架空の物語の中で暴力団ABの親分と幹部連中を頼りにする一般市民と同じような哀れな存在だと言えるのではないでしょうか?
 
 精神医学の用語の一つに「ストックホルム症候群」と言うものがあります。
 誘拐や監禁事件などにおいて、犯罪被害者が犯人と長時間過ごす中で、犯人に対して奇妙な連帯感を抱くようになることがあるそうです。
 
 たとえば、銀行強盗が人質をとって銀行の中に立てこもった時に、銀行強盗の一味と人質の中にある種の一体感が生まれ、人質を救出するために突入の機会をうかがう警察の特殊部隊に対して敵意を抱くようなことが観察されるそうです。
 
 安倍政権を支持する日本国民の倒錯した感情の一部は、この「ストックホルム症候群」によって説明できそうです。
 
【安倍政権を支持する日本国民は犠牲者なのか?】
 
 ところで、暴力団ABの縄張りに住む一般市民に罪はないのでしょうか?彼らは哀れな犠牲者に過ぎないのでしょうか?
 
 自分たちの暮らす町で暴力団ABが我が物顔でのさばるのを見過ごして来たことがそもそもの間違いなのではないでしょうか。
 
 暴力団ABの縄張りに住む一般市民の中には、「みかじめ料を払えば、ちゃんと商売ができて儲かるようにしてやる」という暴力団ABの幹部連中の言葉を信じて、「商売で儲けることができるならいいか」と考えた人々も少なくなかったのです。
 
 彼らは、もし勇気を出してみなが団結すれば、暴力団ABを町から追い出すこともできたのです。
 
 彼らは、これからも暴力団ABのおこぼれにすがって生きていくことを選ぶのでしょうか?
 
1年半ぐらい前だったでしょうか‥。
まもなく父親になる身として、
妻のお腹の中にいる我が子や、
これから生まれてくる沢山の子どもたちが、
今の社会や政治のあり方を知ったら
どんなことを感じてどんなことを語りかけてくるだろうか…
 
そんなことを想像しながら、書いてみた詩です。
 
これからの日本の命運を決める大きな岐路になるであろう
参議院選挙を明日に控え、
そのときの原稿をもとに、
若干の加筆を行って今回このブログに
投稿することにしました。
 
赤子の問いかけ
 
大人たちは「もっと経済成長を!もっと経済成長を!」って叫んでいるけど、
「経済成長」って
今よりも多くのものを作って、
もっと多くのものを使うってことだよね?
そんなことを続けて、ぼくたちが大人になった時に、
この地球はどんな風になっちゃうのかな?
 
寒い冬を温かく過ごすための薪や、
お腹を満たすための食べ物を生み出してくれる田畑は残っているのかな?
ちゃんと太陽の光は地球にとどくのかな?
 
今はがんがん薪を使って煙をいっぱい出して、
地球はどんどん温かくなっているけど、
ぼくたちが大人になったときに蒸し焼きになっちゃう
なんてことはないよね?
 
それとも、薪を使い果たして、
今度は寒さに凍えてしまうなんてことはないよね?
 
ちゃんと喉が渇いた時に飲める水や、
胸に吸い込むきれいな空気は残っているのかな?
 
少なくなった水や食べ物を取りあって、
みながけんかしたり、人をだまして自分だけが独り占めしたり、
そんな世界になったりしていないよね?
 
そんな世界になっても、お山の大将は、
「俺様が沢山のものを持てれば、
お前たちもそのお零(こぼ)れにあずかれるのだ。
だから、俺様に残らずよこせ」
なんて言ってたりしないよね?
 
黒い煙(放射性物質)をいっぱい出す毒の生木(原子力燃料)を使いながら、
「普通の薪のように白い煙(二酸化炭素)を出さないから、
これからはこの薪をどんどん使おう」とか言って、
黒い煙で空はいっぱいになり、
毒の水がそこらじゅうに溢れ出て
どうしようもなくなっている、
なんてことはないよね?
 
「大人になった君たちが何とかしてくれると思っていたから…」
なんて言わないよね?
 
「農業を輸出産業として成長させ、もっと多くのお金を手にしよう」
なんて言う甘言に踊らされて
外国の富裕層に日本の大地の恵みを献上し続けているうちに、
気がついたらぼくたちの住む日本の国土は
化学肥料や農薬で痩せ細り
虫も住めず雑草(くさ)も茂ることができず
ぼくらの体を蝕む遺伝子組み換え作物だけしか育つことの出来ない
不毛の地と化してしまう、
そんなことにはならないよね?
 
「円安政策で輸出産業を強くし経済を成長させよう」
なんていう甘い言葉に釣られて
たとえ少しばかりの泡(あぶく)銭を手に出来たとしても、
その泡(あぶく)銭は、
日本で作ることができなくなった生活必需品を
円安で割高になった海外の製品でまかなうために
あっという間に使い果たしてしまって、
ぼくらの国には
この国の人々が日々の暮らしに必要な食べ物や身近な道具を
自分たちでまかなう術さえ失ってしまう、
そんなことにはならないよね?
 
「君たちを外国の侵略から守るためには仕方がなかったんだよ」
とか言い訳しながら、
この日本を戦争に巻き込まれることから防いできただけでなく、
より平和でお互いへの信頼に満ちた世界を生み出す
役目を果たしてきた大事な決まり(憲法)を、
ジャイアン(米国)の喧嘩に加担するために
ジャイアンの脅しに負けてドブに捨てる、
なんてことはしないよね?
 
「君たちの未来を決める選挙よりも
テレビでバラエティー番組を見て笑い転げている方が楽しかったから」
「夢を叶えるための妄想に耽っている方が楽しかったから」
「どうせ自分一人が頑張っても世の中は変わらないから」
「現実に直面して地道に努力するよりも、理想の生活を『引き寄せる』空想のほうが楽しかったから」
「だってテレビでは選挙のことをまじめに取り上げる番組なんてやってなかったし‥」
「政治や経済の難しいことはよく分からなかったし‥」
「だって政権与党が、『今はまだ道半ばだけどこれから暮らしが良くなって来るよ』と言っていたから‥」
「だって政権与党が、女性活躍とか、経済成長とか、GDP60兆円とか、景気の良い言葉を並べてバラ色の未来を約束していたから,その通りになればいいなと思って‥」
「だって公共放送の『今週の予定』にも選挙のことは記されていなかったよ‥」
あるいは、
「君たちを育てるためのお金を稼ぐためには、強い人達の言いなりになるしかなかったんだよ」
そんな言い訳で、
未来を決める大事な選択肢をドブに捨ててました‥
ぼくらが大人になった時に、
ぼくらにそんな告白をするなんてことはないよね。
 
「お父さんとお母さんは、
君たちの未来のこともちゃんと考えて
選挙に行ってたんだよ」
「選挙結果を不正にいじられないように、
油性のマジックペンを持参して
お父さんとお母さんが正しいと信じる未来への意思を
しっかりと投票用紙に刻みこんで来たんだよ」
物心ついた僕たちに
そうして胸を張って語ってくれるよね?
 
僕たちはお父さんとお母さんに
ちゃんと愛されているよね?
 
 
 とても重要な緊急提言です。やや長文になりますが、タイトルや文字面を見て興味を惹かれる部分だけの拾い読みでも結構ですので、目を通していただけると幸いです。
 
 なお、この文章は特定の選挙において特定の候補者への投票を呼びかけるものではなく、あくまで「地方政治について私たち有権者が考えるべきこととは」という一般論的哲学として提言するものです。
 
【地方政治と国政を切り離せるのか?】
 
 世の中には「地方政治と国政は切り離して考えるべき。地方選挙にあたっては国政のことはとりあえず横に置いて、私たちが住む地域を良くしてくれるかどうかをもとに投票しよう」と言った主張をされる方がおられるようです。
 
 そういった方々に悪意はないのかもしれませんが、こういった自我中心的な発想こそが日本の政治をとことんまで腐らせ、安倍政権のような極悪非道・不誠実無比の政権をのさばらせる結果をもたらしたことを強く指摘したいと思います。
 
 「地方政治と国政は関係ない」のでしょうか?もし本当にそうなら、なぜ地方選挙において国政政党の推薦を取り付ける必要があるのでしょうか?
 それなら、政党の公認も推薦も一切受けず、政党から完全に独立した純粋な無所属の「個人」として戦えばいいではありませんか?
 
 自分に都合の良いところだけ「政党の推薦」を利用し、都合の悪いところは「地方政治と国政は切り離して考えよう」など、人格分裂、二枚舌以外の何物でもありません。
 
 安部総理も、前回の衆議院選挙では、「安全保障政策と経済は切り離して考えよう」と言わんばかりに、消費税増税先送りとアベノミクスだけを前面に押し出し、安保法制については、「契約書の隅っこに小さな文字で重要な条件を形だけ記載する」詐欺師の手口を見習って、マニフェストでは本当に申し訳程度に一文触れただけでした。
 
 それが、今は「今回の安保法制については、すでに前回の選挙で国民の信任を得ている」とうそぶいているのです。
 
 (あくまで一般論ですが)地方選挙でも、その結果次第によっては「〇〇地方行政単位の住民は、(特定の政策)を信任している」と言われるに決まっています。
 
【すべての問題は「分離の幻想」から生じる】
 
 そもそも、現代社会における様々な問題は、本来は深くつながり合っていて別れてなどいないものを、あたかも個々別々に存在するかのように誤解することから生まれます。
 
 社会問題だけでなく、人生における個人的な悩み苦しみも、すべては「自我」という他者と分離した不変の実体が存在するという幻想に囚われることから生じるのです。
 お釈迦様は、そのことをすでに二千五百年以上前にはっきりと喝破されていました。
 
 繰り返します。すべての問題は、(本来不可分一体のものを)「分離している」と考えることから、すなわち「分離の幻想」から生じるのです
 
【「無我説」と「縁起説」は不可分一体】
 
 「分離の幻想」は、仏教的な用語を使うならば「我執(がしゅう)」すなわち「我(が)が存在するという誤った思い込み」と言い換えることができます。
 
 この場合の「我(が)」とは、私たち人間一人一人の自我すなわち「(他者と切り離された)個人」という意味ももちろんあります。
 しかし、仏教における「我執(がしゅう)」すなわち「我(が)が存在するという迷い」とは、(人間個人の)自我のことだけでなく、「この宇宙のあらゆるシステムの中に永遠不変の実体や(他と分離した)中心が存在すると勘違いすること」を意味するのです。
 
 お釈迦様が説かれた「無我の真理」(諸法無我)とは、「この宇宙のあらゆるものごとには、(他と分離した)永遠不変の実体(あるいは中心)は存在しない」ということです。
 
 その真理を別の言葉で表現したのが「縁起(因縁生起)説」すなわち「この宇宙のあらゆるものごとは、相互に関連し合い、相互に影響しあって生じている」というものです。
 
 そして、大乗仏教(特に空観学派)においては、それを「空(くう)」と呼ぶようになりました。
 なお「空(くう)」については、「空(くう)とは、何か特別な意識状態や神秘体験のようなものを意味している」と誤解している人が少なくないようです。
 しかし、ダライ・ラマ法王も「空(くう)とは縁起のことである」と明確に述べておられます。
 
【経済と安全保障は不可分一体】
 
 経済と外交・安全保障も当然のことながら不可分一体です。
 「(外交や安全保障はともかく)アベノミクス(だけ)には期待する」ことは、経済の本質を見誤った究極の愚かな選択以外の何ものでもありません。
 
 そもそもアベノミクス自体が、経済政策としても、(大多数の一般国民にとっては)最悪の経済政策だと言えます。
 そのことについては過去何度もFacebookやブログなどで解説して来ました。これからも、折を見てもっと詳しい論理的な解説を施して行きたいと考えています。
 しかし今回は、「経済政策と他の諸政策とのつながり(不可分一体性)」ということに的を絞って次の点を指摘したいと思います。
 
 昨日私がFBでシェアしたリンクでも解説されているように、「世界に戦争の火種をまき散らして『死の商人』として私腹を肥やすことが、アベノミクスの成長戦略の重要な隠し球の一つなのです」

 この問題を掘り下げ先日投稿した小生のFBの投稿(一般公開しています)もご参照ください。
〜死の商人として金儲けすることが安部総理の「積極的平和主義」と成長戦略の正体だ(改訂版)〜
 
【安倍政権が推し進める諸政策は不可分一体となって日本を蝕む】
 
 アベノミクス、安保法制、憲法改正、教育制度改悪、医療制度改悪、特定秘密保護法、原発再稼働、TPPへの参加、(震災復興を放ったらかしにした)オリンピック開催、など、とにかく安倍政権が推し進めようとしているほとんどすべての政策は、お互いに深く繋がり合っています。
 それらは、相互に効果を高め合いながら不可分一体となって日本の政治経済を根底から腐らせつつあります。そして、日本の自然環境や人々の暮らしを蝕みつつあるのです
 
 それらの諸政策のウラには、私たち国民の命や日本の自然環境などを、一部の輩(米国を始めとする海外の支配層や富裕層、そのお零れに与る日本の支配層や富裕層など)の私腹を肥やすために貢物として捧げるシステムを作り上げるという隠された(しかし、明確な)意図が存在するのです。
 
 それら安倍政権の諸政策が、お互いにどう繋がり合い、全体としてどのような悪影響を日本社会や世界全体に及ぼしつつあるかについては、また機を見て詳しく解説させていただきたいと考えています。
 
【個人、地方行政単位、日本、世界、宇宙、すべてはつながり合っている】
 
 個人と社会、そして宇宙全体は、不可分一体の統一体なのです。
 すべての生きとし生けるものはつながりあい、相互に影響を及ぼし合っているのです。
 社会や宇宙と切り離された「自分一人だけの幸福」など存在しないのです。
 
 もし「(全体の幸福と矛盾する)自分一人だけの幸福」を追求したら、それは、「社会全体の不幸」「他の生きとし生けるもの犠牲」をもたらすことになるのです。
 
 もし、どこかの地方行政単位の住民が「自分たちが住む地域だけの幸福や繁栄」を考えて、国政に目をつぶって地方行政単位の長を選択してしまったとしたらどうなるでしょうか?
 それは、「その地方行政単位以外の他のすべての都市や農村の不幸」や「世界全体の不幸」を選んだことになりるのです。

 そして、大切なことは、「自分たちが住む地域だけの幸福や繁栄」にとらわれてしまったなら「自分たちが住む地域の幸福や繁栄」をも手に入れることはできないという点です。
 だって、自分たちが住む地域以外の日本のすべての都市や農村、あるいは世界全体がより不幸になるような状況をもたらしておきながら、自分たちが住む地域の住民だけが幸福になるなんてありえるはずはないじゃないですか。

 すべての地方行政単位は日本の一部であり、世界の一部であり、地球全体の一部だからです。
  
 「自分(たち)だけの幸福や繁栄」を求める人(や集団)は、やはり「自分(たち)だけの幸福や繁栄」を求める他者(や他の集団)と必然的に利害が対立します。
 そして、社会全体が共倒れとなってしまい、すべての人が不幸になってしまうという結果をもたらすのです。
  
【みながともに幸せに生きることのできる世界をめざして】
 
 すべての地方行政単位が日本全体、世界全体、そして全地球の一部であるということは、ある地方行政単位の住民の選択は、日本全体、世界全体、そして全地球に影響を及ぼすことになるということです。
 
 「個人だけの幸福や繁栄」「自分たちが住む地域だけの幸福や繁栄」など存在しないのです。
 
 悪性新生物(癌)は、他の組織や細胞との調和を無視して自分たちだけの繁栄のために無節操な増殖を繰り返し、新生血管により栄養をガン組織だけに引きこむことで、一時的には歪んだ繁栄を遂げます。
 しかし、宿主である人体が死亡してしまったら、ガン組織も当然のことながら滅亡を迎えることになります。
 
 たとえ、一時的(かつ表面的)に個人だけが幸福になる、あるいは特定の地方行政単位だけが繁栄するように見えたとしても、そういった幸福や繁栄は決して長続きしません。自分だけの幸福を求めることで、かえって自分も不幸になってしまうのです。
 個人も地方行政単位も、全体と調和した幸福や繁栄をめざすことで、はじめて永続的で安定した幸福や繁栄を手に入れることができるのです
 
 すべての地方行政単位の住民へ呼びかけます。
 
 もしあなたが個人の幸福を願うなら、そしてそれぞれが住む地域の発展と繁栄を願うなら、日本全体、そして地球全体のことを考えて地方選挙の一票を投じてください。
 
 個人だけの幸福、自分が住む地域だけの発展や繁栄にとらわれたなら、みなが不幸になるだけです。
 「みながともに幸せに生きることのできる」世界の実現のために、すべての心ある民が力を合わせて行こうではありませんか。
 
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女性兵士も含んだクルド人部隊「ペシュメルガ」

【最強クルド人部隊への熱い眼差し】
 
 対イスラム国戦争の切り札として、最強のクルド人部隊「ペシュメルガ」(「死を恐れぬ者」の意)の存在が注目されています。
 米国軍の現地司令官も、「統制が取れ戦闘能力も高いペシュメルガによる地上作戦と有志連合による空爆支援を組み合わせれば、イスラム国を打倒することが可能だ」と期待の色を隠しません。
 
 しかし、思い出してみてください。今や米国の不倶戴天の敵の一つとされているアルカイダも、もともとソ連のアフガニスタン侵攻に対抗するために米国の資金援助と戦闘員リクルートによって育てられた軍事組織だったのです。
 オサマ・ビン・ラディンは、CIAのエージェントとしてのコード・ネームを持っていたというのは有名な話です。
 
【仮初めの蜜月関係】
 
 ペシュメルガは、1920年代に設立され、「クルド人による独立国家の樹立」を目的として活動している民族主義に根ざした歴史の長い軍事組織です。
 一方、米国は、イスラム国掃討に成功したら、イラクやシリアに自分たちの思い通りに動く傀儡政権を樹立する心づもりである(それが対イスラム国戦争の真の目的である)ことは明白です。
 
 現時点では、「イスラム国を打倒したい」という点でペシュメルガと米国の思惑は一致しています。したがって、ペシュメルガも米国から最新兵器の供与を受け、米国もペシュメルガを全面的にバックアップしているわけです。
 
 また、現在のペシュメルガの中核(将校クラス)を担っているのは、1990年代(湾岸戦争の時代)に秘密裏のうちに米国の後援のもとに士官候補生として英連邦地域で軍事訓練を受けた数百人に及ぶクルド人民兵だと言われています。
 
【信頼が「裏切られた」という怒りに変わる時】
 
 しかし、ソ連によるアフガニスタン侵攻が行われている間は、アルカイダと米国が蜜月関係にあった(というより、米国がアルカイダを育てていた)にも関わらず、その後に利害が一致しなくなったら不倶戴天の敵として反目し合うようになりました。
 
 米国に興味が有るのは、イラク・シリア地域における自国の利益だけであり、クルド人の独立国家などにはまったく興味はない(クルド人国家が米国の傀儡政権として機能する限りにおいて支援する)ということが明らかになれば、いずれペシュメルガが米国に対して「裏切られた」と感じるようになることは容易に想像できます。
 もし、ペシュメルガが米国を同志として信頼していたとしたら、ビンラディンがそうであったように、それを裏切られた時の落胆と怒りはより一層激しいものとなるでしょう。
 
 イスラム国掃討後にイラクやシリアに米国の言いなりになる傀儡政権ができたとしたら、クルド人の自主独立を目指すペシュメルガは、その傀儡政権に反旗を翻す反政府勢力となることは必定だと思われます。
 
 こうして米国は、同じ過ちを繰り返し、常に敵対する武装勢力と戦い続けなければいけなくなるのです。
 
【米国の軍産複合体の深謀遠慮】
 
 しかし、米国政府を支配する軍産複合体にとっては、それは「過ち」などではないのかもしれません
 
 「イスラム国」が掃討されてしまい、イラクやシリアに平和がもたらされてしまったら、戦争によって私腹を肥やしている人たちは金づるを失ってしまうからです。
 もし、ペシュメルガが米国の傀儡政権であるイラクやシリアの新政府に対して牙を向いてくれたら、それは戦争を継続したい軍産複合体にとっては願ってもいないことと言えるでしょう。
 
 つまり、米国がアルカイダやその分派組織から発展したイスラム国から攻撃を受けるのは、「(不本意ながら)飼い犬に手を噛まれる」というよりも、「最初から、そのうち自分たちの手を噛むように調教していた」結果であると言えるのかもしれません。
 
 だとすれば、米国の軍産複合体は、ペシュメルガに対しても、「まずイスラム国を叩くために餌(最新兵器)を与えて利用し、然る後に自分たちに歯向かわせて叩く」というシナリオをすでに用意しているのかもしれません。
 
 深謀遠慮とは、このようなことを言うのでしょう。戦争によって私腹を肥やしている米国の軍産複合体の思うとおりに操られているアルカイダやイスラム国も、表向きは米国の敵対勢力であっても、実は米国の傀儡組織の一つだと言えるのではないでしょうか。

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