あるスーフィー巡礼者の日記 A diary of a sufi

思い込みや見かけにだまされず、本質を見極めましょう。

普天間基地問題

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分割して統治せよ
 
日本人同士で仲間割れを起こさせて自分たちの占領を有利に進めるというアメリカ政府の手法は今も変わっていない。アメリカ政府は「地元住民の同意が得られない移転は認められない」と口先では言いながら、決して日本から出て行こうとしない。地元住民の同意が得られていない駐留を続けているのである。悪いのは自分たちではなく日本政府だと思わせて日本人同士の分裂を狙っているのである。
 
それは、幕末の欧米諸国連合による日本支配の開始から始まった。欧米諸国連合は、日本を食い物にするために、攘夷派と開国派の間の仲間割れを起こさせ、幕府と朝廷の仲間割れを起こさせ、薩摩と長州の仲間割れを起こさせた。今、日本で起きている現象とは、まさしく幕末の日本で起きた現象と同じである。欧米諸国連合による日本の侵略・支配の試みは、今も終わっていないのである。
 
今も続く欧米支配層による分割統治
 
それは、大英帝国がインドを支配する時に使った手法でもある。「分割して統治せよ」という原則に従い、大英帝国は、それまで基本的には仲良く暮らしていたヒンドゥー教徒とイスラム教徒の間に仲間割れを起こさせてその支配を継続させたのである。
 
そして、その策略は見事に成功し、インドとパキスタンは分離独立することになった。インドとパキスタンを対立させてその背後で欧米諸国が漁夫の利を得ると言う分割統治は今も続いている
 
朝鮮半島における南北朝鮮の対立、韓国内の対北朝鮮強硬派と穏健派の対立、日本と北朝鮮の対立、日本と中国の対立、中国と韓国の対立、日本と韓国の対立、パレスチナにおけるアラブ人とユダヤ人の対立、アラブ人の中の過激派と穏健派の対立、ユダヤ人の中の過激派とパレスチナ共存派の対立、アフガニスタンにおける親米政権派とタリバーン派の対立、イラクにおけるシーア派とスンニ派の対立、日本における民主党と反民主連合の対立、民主党内の主流派と反主流派の対立、これらは、すべてアメリカを中心とする欧米諸国の支配層が引き起こし、あるいは助長しているものである。
 
これらは、彼らが今まで成果を収めてきた分割統治原理に従って行われているのである。
 
罠にはまりつつある日本人
 
今、日本人は再びまんまとその罠にはまりつつある。沖縄の人たちは、日本政府を非難するよりも、日本人が一致団結してアメリカ軍の占領を終わらせるべきなのに、アメリカに意見を言うよりも、日本政府に意見を言っているのである。
 
日本国内の他の地域の人たちグアムやサイパンの人たちとも団結して米軍の祖国帰還を求めるべきなのに、それをしようとしない。
 
分割統治に団結して立ち向かおう
 
日本人は、国内で一致団結するだけでなくアジアの人々とも団結して行かなければならない。南北朝鮮の人たちと団結し、アフガニスタンの人たちと団結し、イラクの人たちと団結し、パレスチナ・イスラエルの人たち(アラブ人とユダヤ人の両方)と団結し、アフリカの人たち、南北アメリカの先住民の人たち、オーストラリアの先住民の人たちと団結して、欧米支配層の分割統治に対抗して行かなければならない。
 
南北朝鮮の対立や日本と北朝鮮の対立を助長する北朝鮮制裁、対イラン制裁、今も続くイラク戦争やアフガン戦争、そう言った分割支配に同調する愚は何としても避けなければならない。
 
欧米諸国とも団結を
 
欧米諸国の一般庶民とも団結して行かなければならない。欧米諸国にもアジア・アフリカ・中南米諸国の分割統治に反対する人たちは沢山いる。欧米諸国の富裕層にも良心に満ちた人たちは沢山いる。彼らとも団結して行かなければ行けない。
 
分割統治を進める欧米諸国の支配層の人々の心の中にも良心はある。彼らの中の良心とも団結して行かなければならない。
 
真の敵への唯一の対抗手段とは
 
敵は、欧米諸国ではないし、米国でもないし、白人でもないし、白人支配層でもない。本当の敵とは、私たちの心の中の貪りと憎しみの心なのである。その真の敵に対抗するためには、私たち自身の心を平和と和解への強い意思のもとに一つに結び合わせること、それが最も大切なことである。分割統治に対抗するための唯一の手段とは、すべてを一つに結び合わせる愛の心である
残虐行為を引き起こすもの
 
今週の日曜日NHKETV特集「よみがえる戦場の記憶〜新発見  沖縄600本のフィルム」が放映された。
 
その中で、残虐な行為をして 沖縄現地住民を抑圧していたのは旧日本軍だけではなく、アメリカ軍も同じであったこと(のごく一端)が明らかにされた。
 
戦争というものは、人を残虐な行為に駆りたてるものである。それは、日本軍だろうとアメリカ軍だろうと同じである。悪いのは、戦争とそれを引き起こす私たち自身の中の恐怖や憎しみである。
 
「米軍が善で日本軍が悪」という洗脳
 
戦後教育を受けた現代の多くの日本人たちは、「アメリカ軍の戦闘は、あくまで日本軍に支配・抑圧されていた 沖縄の人々を解放するために行われ、沖縄の現地住民に対しては残虐なことは行われていなかった」と信じている。だが、それは、アメリカ政府とその手先である日本の知識人たちによって行われて来た洗脳の結果に過ぎない。
 
それを綻(ほころ)ばせる番組がNHKによって放映されたということは、アメリカ政府による日本に対する一方的な支配が徐々にではあるが緩みつつあるということである。
 
そもそも、アメリカ軍が 沖縄を侵略しなければ、アメリカ軍による現地住民の大量殺りくも、日本軍による現地住民の殺戮や集団自決も起きなかったのである。なぜ、日本軍にその全責任がありアメリカ軍には全く責任がない、アメリカ軍は 沖縄の人たちを救っただけであるなどと言えるのだろうか?
 
洗脳展示により洗脳が解ける
 
私もまた、数年前「 沖縄平和祈念館」を訪れるまでは、その考えに洗脳されていた。私は、「日本軍が悪、米軍は善」という洗脳を目的としたその祈念館の展示の矛盾によって、その洗脳から解放された。
 
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その祈念館では、第二次世界大戦前に欧米列強がアジア・アフリカ諸国を植民地化し、搾取と抑圧の限りを尽くしていた事実が全く言及されていなかった。そして、ただひたすら日本軍が諸悪の根源であり、米軍は素晴らしい救世主だという展示だけが行われていた。私は、それを見て、どう考えてもこの展示はおかしいと思い、それが洗脳であることに気づいたのである。
(書庫「戦争と平和」の「 沖縄平和祈念館 戦争の真の原因は何なのか?」参照)
 
沖縄の人たちのささやかな抵抗
 
今、この記事を投稿する前に、 沖縄平和祈念館のホームページを閲覧してその内容を今一度確認してみた。その結果、気づいたことがある。
 
確かに、数年前に私が見た展示では、「日本軍こそが悪、米軍は解放者」というメッセージが主調だった。だが、良く読んでみると確かに米軍の殺戮行為についても言及してある。だが、あくまで「米軍の殺戮行為の責任は日本軍にある」という主張は変わっていない。
 
つまり、それは未だに米軍の占領が続く 沖縄において沖縄の人たちができる精一杯の発言だということである。本当は 沖縄の人たちも「米軍にこそ最大の責任がある」と言いたいのではないだろうか?だが、それを言えないのが現実なのだ。
 
なぜ追い詰められた者が非難されるのか?
 
なぜ、日本軍による 沖縄現地住民の迫害や強制自害が起きたのか?その原因を冷静に分析してみてほしい。アメリカ軍は、日本人同士に仲間割れを起こすために様々な謀略を行った。日本軍が極悪非道な抑圧者だというデマを流し、裏切りを奨励した。寝返った者を優遇し、抵抗する者は殺した。その成果があり、現地住民にも、アメリカ軍に寝返る者が続出した。
 
沖縄の人も含めた日本人の命を守ろうと必死に闘っていた日本軍の兵士たちが、疑心暗鬼となり、裏切り者に神経を尖らせるようになったのは人間として極めて自然な感情ではないだろうか?それを極悪非道と断罪することができる人がいるのであろうか?
 
それはまさしく、アメリカ軍が 沖縄に侵攻し、 沖縄の人と日本兵の心を極限まで追い詰めたから起きた現象である。それがなぜ、追い詰められた者の責任とされなければならないのだろうか?
 
私たちは、それが日本兵だろうとアメリカ兵だろうと戦争と言う極限状況の中で身近な人々を守るために残虐行為に走ってしまった全ての人を赦さなければならない
 
攻め込む側と攻め込まれる側の違い
 
投降した 沖縄の人をアメリカ兵が殺さなかったのは、アメリカ軍が特別慈悲深かったからではない。それは、日本が攻め込まれた側であり、アメリカ軍は攻め込む側であったという違いである。
 
日米戦争開始早々はアメリカ人は日本が本土に攻め込むことはないとタカをくくっていたので、アメリカ人の心にも余裕があった。だが、戦争が進んで日本軍の本土上陸が恐れられるようになると、現地住民(アメリカ国民)である日系人たちに対して様々な理不尽な迫害が行われるようになった。それは、アメリカの人たちが、戦争と言う極限状況の中で、日系人が裏切り者ではないかと言う疑心暗鬼に駆られていたからである。つまり、 沖縄における日本兵と同じ立場にあったのである。
 
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強制収容された日系人は、その財産を失い、家族と引き離され、希望を失い、そのアメリカン・ドリームを打ち砕かれたのである。
 
アメリカでの日系人強制収容
 
カリフォルニア州のカルバート・オルソン知事は「日系アメリカ人はアメリカの価値観や伝統になじもうとせず、受け入れようともしない」と誹謗する発言をし、さらにカリフォルニア州のアール・ウォーレン検事総長は「日系アメリカ人がまだ破壊活動を行わないのは、攻撃開始予定時間を待っているからだ」と言う支離滅裂な主張をすることで日系アメリカ人を危険視した。
 
ドゥウイット中将はこの頃、「現時点で日系人による破壊行為が行われていないという事実こそが、今後日系人による破壊行為が行われる兆候である」という、ウォーレン検事総長と同様の主張や、「アメリカ国籍を持っていようが持っていまいが、ジャップの(アメリカに対する)忠誠心を信用することはできない」というような人種差別的表現まで使った主張をし、軍統制や日系アメリカ人の強制収容を正当化しようとした。しかし当時のアメリカでは、この様な主張に対しての批判や反論を行うものは皆無であった。
より引用しました。太字ハイライトは筆者による。)
 
戦争の常道
 
戦争で敵地を占領した者は、自分たちに逆らわない限り理由なく現地住民を殺すようなことはしない。それは、旧日本軍でも同じだった。アメリカ軍が、自分たちに歯向かわなかった 沖縄の人たちを殺さなかったのは、ただ戦争の常道を踏襲しただけである。
 
現地住民の解放という欺瞞
 
それは、あくまで占領であって現地住民の解放でもなんでもない。欧米諸国は、欧米列強の対日戦争の正当化の論拠として、旧日本軍による「欧米列強からの現地住民の解放」というのは高度なプロパガンダでその実質は占領に他ならないと主張するが、米軍による 沖縄解放(占領)と一体どこが違うのだろうか?
 
真の戦争責任の追及を
 
戦争責任を追及する上で、「誰が悪いのか?」にこだわっても問題が解決することはない。「誰が悪いのか?」を追求しても、さらなる憎しみ、つまり新たなる戦争の種を育てるだけである。
 
私たちは「何が悪いのか?」をこそ追求する必要がある。戦争の責任は人にあるのではない。戦争の責任は、「戦争が問題を解決する」と言う愚かな考え方恐怖・憎しみ・貪りという人を分け隔てる感情にこそあるからだ。
 
沖縄の人が未だに口を紡ぐ理由
 
なぜ未だに 沖縄の人の多くは、アメリカ軍の残虐行為を語ろうとせず、旧日本軍の残虐行為だけを語るのか?それは、 沖縄に住む多くの人々がその生活を米軍基地に依存しているからである。真実を語ると自分たちの命が脅かされるから口をつぐんでいるだけなのだ。 沖縄の人たちは、まさしく未だに占領軍にこき使われている現地住民なのだ。
 
米軍による 沖縄占領は 沖縄返還によって終わったのではない。それは、今も続いているのである。
 
親分には物が言えない
 
沖縄の人々は、基地移転の約束を破った日本政府を非難するが、駐留するアメリカ軍そのものに対しては大きな声を上げない。他県や国外への移転は求めるが、米軍基地そのものの必要性の有無は問おうとしない。
 
現日本政府はアメリカ政府に脅されてその手先と化している。 沖縄の人たちは、自分たちの命を脅かす暴力団の親分には何も言えず、その手先に過ぎない三下にしか物を言えないのである。だが、暴力団の親分の心が変わらない限り、その手先である日本政府の心が変わることはない。
 
日本兵弁護を平和の敵とする風潮
 
沖縄の人も含めた日本人の多くが未だに日本兵を弁護したり侵略者である米軍を非難することを憚(はばか)る理由がもう一つある。それは、日本兵の心情を弁護すると「戦争肯定論者である」「平和の敵である」と非難する風潮が支配的だからである。
 
私自身も、そのような非難を受けることを覚悟しながらこの文章を書いている。
 
だが、そのような風潮こそが平和の敵であることに私たち日本人は気づくべきである。
 
「裏切り者」呼ばわりされることへの恐怖が未だに私たち日本人の心に巣食っている。
 
それは、鳩山元総理・菅総理・石破元防衛大臣などの日本の防衛政策を担う人たちを始めとする私たち日本人の心を「日本は米軍によって守られている」と言う幻想が支配しているからである。
 
(2)へ続く
今朝、大相撲の親方が暴力団幹部にテレビに映る席を提供したニュースを見ていて、妻が「ヤクザと暴力団って同じなの?」と質問して来た。
 
以下はあくまで私の私見である。歴史的事実を詳細に検証したものではない(「ヤクザ」をどう定義するかという定義の問題にも関わっている)。
 
昔(江戸時代以前)の渡世人は、賭博などを主宰し、渡世人同士で縄張り争いを繰り広げたが、基本的には無関係の一般市民を巻き込むことはほとんどなかったと思う。少なくとも巻き込まない努力はしていたのではないだろうか?
 
それから、「弱気を助け、強気をくじく」といういわゆる任侠の精神もあったのではないか?
 
もちろん、賭博を主宰することは、一般市民を客として巻き込むことだから、いいことではない。
 
でも(広義の)ヤクザが悪いことしかしなくなったのは、近世になってからではないか?
 
【暴力団のしょば代】
 
そんなことを話しているうちに、
「暴力団はしょば代を取りたてる。」という話になった。
 
「しょば代って何のためのお金なの?」
妻が無邪気に聞いてきた。
「う〜ん、守ってあげる代わりじゃないの?」
「何から守るの?」
「自分たちの暴力からじゃないの?」
(これには、「自分たち自身の暴力」「自分と対立する組織による暴力」の二つの意味がある)
 
「え〜、それって何か変だよね。」
 
【某国への思いやり予算】
 
某国は、大量核兵器の所持や実際の使用によって、世界に戦争の種を播いている。
日本への基地駐留によって極東の軍事的不安定をもたらしている。
南北朝鮮の分裂・戦争をもたらしたのもそもそも某国(ともう一つの大国)の仕業である。
そして、今は「核戦争からあなたたちを守ってあげます」「敵の攻撃から守ってあげます」「北朝鮮の脅威から守ってあげます」「だから、お金を出して」と言う。
 
それって…
 
私の妻は、その無邪気な質問でいつも私に大切なことを気づかせてくれる。
社民党の福島党首が、26日、政府方針と日米共同声明の内容が別の内容になることについて「二重基準だ」と批判し、辺野古移設が明記されなくても閣議で署名しない考えを示した。
 
「基地はグアムへ」と発言し、沖縄の人たちと、グアムの人たちと、二重基準を適用しているのは福島党首ではないだろうか?
 
福島党首の人相が日に日に悪くなっていると思うのは私だけであろうか?
 
一人の弁護士として、女性の人権のために闘っていた時の福島さんを私は好きだった。
 
政府内に、党内に、沖縄の人とグアムの人との間に分裂を広げるよりも一介の弁護士に戻られた方がいいのではないだろうか?
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【虐げられて来た徳之島の人たち】
 
沖縄は長い間本土から虐げられて来た。
だが、奄美の人たちは本土からだけでなく
長い間その沖縄からも虐げられて来た。
奴隷同然の扱いを受けて沖縄の離島で
強制労働にも従事させられた。
 
そして徳之島の人たちは
奄美大島の人たちからも
田舎者として差別されて来たのである。
 
強者から弱者にいたるまで
すべての人たちから差別され
虐げられて来たのが
徳之島の人たちである。
 
【徳之島は今もないがしろにされている】
 
テレビの天気予報では、
奄美大島と沖永良部の天気は映し出されるが
その間にある徳之島の天気は映し出されない。
 
沖縄は今やカウンター・カルチャーの発信地として
もてはやされ絶大な人気を誇る。
 
沖縄の人は商売がうまい。
だが、徳之島の人たちは人が良く
はっきり言って商売は下手である。
 
奄美大島も
アマミウサギの島
元ちとせの出身地として
メジャーになった。
 
沖永良部島も
ダイビング・スポットとして
有名である。
 
沖縄や奄美大島には
多くの観光客が訪れるが
徳之島にはほとんど観光客は来ない。
 
徳之島にも素晴らしい民謡がある。
だが徳之島の民謡酒場で唄われるのは
徳之島の民謡ではなく
琉球民謡である。
 
【つまはじきにされた人たちが支え合っている島】
 
徳之島は流刑の地でもあった。
だが、徳之島に流されたのは
凶悪犯ではなく思想犯だった。
民衆のために闘い、
権力者に物申した人たちが
流されたのである。
 
徳之島には
隠れキリシタンの子孫の
集落もある。
 
世間からつまはじきにされた人たちが
ある人は自らの意思で移り住み
ある人は流刑の憂き目にあい、
徳之島に身を寄せ
支えあって生きて来たのだ。
 
【権力に屈しない人たち】
 
だから徳之島の人たちは
反骨精神に満ち
権力には屈しない。
 
患者さんのために
日本医師会に反旗を翻し
徳洲会を設立した徳田虎雄氏は
徳之島の出身である。
 
徳田氏の父親は
弱きを助け強きをくじく
正義と愛の人だった。
 
アメリカ軍の軍政下、
村で余剰となった禁制品の砂糖の密輸をした。
島の砂糖を本土で売り、
代金で奄美の豚を買った。
この豚を島の人が求めていたからだ。
 
【世界に誇れる徳之島の宝】

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日本よりも海外での評価が高く
世界的に有名なイラストレーター
ヒロ・ヤマガタの母親は
徳之島の方である。
母親の実家には彼の直筆の作品が
所せましと飾られていた。
 
徳之島には
日本最古の縄文遺跡がある。
日本の縄文文化の発祥の地は
徳之島なのだ。
 
邪馬台国は徳之島にあった
という説を唱える人もいる。
 
世界中の様々な海を潜り尽くした末
ここの海が一番美しいと
徳之島に住みつき
畑仕事をしながら
ダイビング・ショップを営む人もいる。
 
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【平和への礎】

徳之島には
徳之島沖で沈んだ
戦艦大和の乗組員の
慰霊碑がある。
 
祖国の平和の礎となり
己を棄てて死んでいった人たちの
霊がそこに眠っている。

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慰霊碑が建てられた岸壁には
激しい波がしぶきをあげ
海風が吹き荒び
大自然の力の前では
人間が無力であることを
思い起こさせてくれる。
 
【日本画の大家田中一村】
 
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戦艦大和の慰霊碑の傍には
日本画家田中一村の記念館もある。
田中一村は東山魁夷の同期であり
奄美大島の自然を描いたことで有名だが
徳之島に住んでいたこともある。
 
奄美諸島の美しい自然を描いた
その独特の画風は高い評価を受け
日本のゴーギャンとも呼ばれている。
 
一村の生涯を描いた映画「アダン」では
鹿児島出身の俳優・水彩画家である榎木孝明が
一村役を演じた。
 
【絶品なる土着の山羊汁】
 
徳之島の山羊汁は世界一美味しい。

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山羊汁と言えば沖縄が有名である。
沖縄の山羊汁は生臭く
フーチバー(よもぎ)を入れる。
 
フーチバーは
匂い消しと同時に
山羊肉の毒を消す作用があると言われる。
それは素晴らしい生活の知恵である。
 
だが、徳之島の山羊汁には
ヨモギを入れる必要がない。
 
沖縄の山羊汁は
洋ヤギ(西洋から移入された山羊)を使う。
徳之島の山羊汁に使われるのは
島ヤギ(土着の山羊)である。
 
島ヤギには臭みがないので
ヨモギを入れる必要がない。
島パパイヤと一緒に煮ると
パパイヤの酵素の働きで
とろけるような舌触りとなる。
 
【島蛸の美味】
 
徳之島の名産の一つに
島蛸(しまだこ)がある。
私は、徳之島に来るまで
蛸があまり好きでなかった。
だが島蛸は美味しいと思った。
 
とくに満月の夜に獲れる島蛸は
絶品である。
 
【島の歴史を背負った食べ物】
 
薩摩の役人を接待するために
生みだされた鶏飯(けいはん)は
鶏のだしが効いていて
パパイヤの漬物と合い
いくらでもお腹に入る

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飢饉の時に
有毒の蘇鉄の実を
毒抜きして食べるようになったという
蘇鉄味噌も
独特の風味があり
美味しい
 
【美味に満ちた島】
 
島パパイヤの炒め物
地豆(落花生)豆腐
手長エビ(川エビ)
伊勢海老
鳥刺し
豚味噌
豚足の煮込み
アオサのてんぷら
アオサ汁
 
他にも徳之島には
美味しいものが山ほどある。
 
【文化混淆の地】
 
徳之島の文化は、
琉球文化
本土(薩摩)文化
奄美文化
島独自の文化
それらの良いところが混ざり合って
形成されて来た。
 
徳之島の墓は
本土の形だが
沖縄の墓のように屋根を持ち
沖縄の墓のように広い庭をもつ。
 
お盆には一族が集い
先祖への感謝と子孫の繁栄を願い
人と人の絆を確かめ合う。
 
【気立ての優しい島娘】
 
徳之島は
西郷隆盛が
島流しされた島でもある。
西郷は徳之島に75日しかいなかったが
彼の世話をした奄美の島娘「愛加那」を
深く愛したと伝えられている。
奄美の島々や鹿児島では
今でも愛しい人のことを
「愛加那」と呼ぶ。

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島の女性たちは
ちょっと気は強いが
気立てが良くて美しい。
 
【心優しい徳に満ちた島】
 
徳之島の人たちは
「島に基地は要らない」と言うが
「どこかよその場所へ」とは言わない。
 
それは、彼らが
虐げられた者の苦しみを
誰よりも知っているからだろう。
 
彼らを虐げてきた本土の人たち
沖縄の人たち
奄美大島の人たちに対して
恨み事を言わない。
 
【良いものは取り入れ悪いものは拒む】
 
徳之島の人たちは
外から来たものを
理由なく拒むことはなかった。
良いものは良いものとして受け入れ
悪いものは悪いものとして
ていねいにお断りした。
 
そして外来の文化を
島の自然にあわせて
さらに良いものにしたのである。
 
徳之島の人たちは
心優しい人たちである。
徳之島はその名前が示すように
徳に満ちた島なのである。

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