お江戸の春

「紅旗征戎吾事に非ず」

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      第8回熊野学フォーラム 「がま蛙神」はなぜ熊野に出現したか!

   加賀美 幸子さん(アナウンサー)
     古典からのメッセージ 〜紫式部、清少納言、そして…〜

 長く「古典講読」や「漢詩を読む」等の朗読を担当されている加賀美氏のお話は
一般の人々を古典の世界へ誘う女神からのメッセージの様に心地よく感じられた。

 『枕草子』に熊野は出てこないが、京都・今熊野(観音寺)は紀州熊野に擬えて後白河法皇が造営、
赤染衛門歌集に清少納言が住んでいる所と詞書の付いた歌があり、
    「あともなく雪ふる里のあれたるをいづれ昔の垣根とか見る」
清少納言の父(清原元輔)の家があったといわれ、定子の御陵も近い。
        ※ 鳥戸野陵 (京都府京都市東山区今熊野泉山町)
 『源氏物語』には様々な女性の生き方が描かれている。
 『枕草子』はきっぱりとして潔く短い。しかし、心は強く、言い切るのが特徴で、
シェークスピアより5〜6百年も前ということが世界になかなか知ってもらえないのには何か理由があるのか?
しかし、分かって貰えなくてもいい、一つでも古典は読みたい。
  ひとり灯のもとに文をひろげて、見ぬ世の人を友とするぞ、こよなうなぐさむわざなる。(徒然草・第13段)
古典派生き方のカギを与えてくれる。
 等々、言葉に深く関わってこられた加賀美氏の古典に対する向学心溢れる力強いお話に感謝した。

   山折 哲雄さん(宗教学者)
     「ゴトビキ」とは何か!

<熊野地方でカエルを意味する方言「ゴトビキ」と、その名が付けられたご神体「ゴトビキ岩」を持つ新宮市の世界遺産・神倉(かみくら)神社にまつわる歴史や風習、考察などを語ります。>
という事前の告知に期待したのだけれど、
新宮の御神体「ゴトビキ岩」にまつわる連想の様な、意味が有りそうな無さそうな掴みどころの無いお話。
「ゴトビキ岩」を<がま蛙>と見る伝承がそれ程古くから有った訳ではない様子なのには驚いた。
そこに興味が有って受講したのに・・と困惑したのは無学な私だけか?

  林 雅彦さん(明治大学法学部教授) 、山本 殖生さん(熊野三山協議会幹事)
と続き、休憩に入る。

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休憩時には「めはりちゃん」と平安装束の女性、加賀美幸子さんもお手伝いされたクイズの時間があった。


   パネルディスカッション「熊野円座(くまのわろうだ)」

 「祈りの原像をさぐる」と題てお話が繰り広げられるとの事だったがさしたる話題ではなく、
かと言って観光キャンペーンとして温泉や名物をアピールするでもない。
それぞれのご専門に深く突っ込んだ話題にならない目的意識に欠ける座談会に見受けられた。
唯一、加賀美さんだけが向学心に満ちた質問を先生方に投げかけておられたのが最後まで印象に残った。


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