「最悪のシナリオ」が漏えい、英国のEU離脱巡る公式文書 「合意なき」離脱となれば、英国は食料、燃料、医薬品の不足に直面する──これは、漏えいされた政府文書がまとめた見解だ。英紙サンデー・タイムズが報じた。
文書では、港湾施設の混雑やアイルランドとのハードボーダー(物理的な国境)が生じることも予想。この文書は、「イエローハンマー作戦」というコードネームで英内閣府が今月まとめたという。 同紙によると、この文書は、最悪の事態を想定した内容というよりも、「合意なき離脱」で最も見込まれる影響を示したもの。 一方、英政府は否定している。合意なき離脱の準備を担当する閣僚ゴーブ氏はツイッターで、この文書は最悪のシナリオを示していると指摘。ここ数週間で、離脱計画の加速に向け非常に重要な措置が講じられているとした。 サンデー・タイムズは、主要海峡を通るトラックの最大85%が、フランス税関の準備ができていない可能性があると報道。港湾での混乱が最大3カ月に及ぶこともあり得るという。 EU加盟国のアイルランドと英領の北アイルランドの間のハードボーダーを回避することも、ブレグジットを巡る最も激しい議論の的となってきた。漏えい文書によると、政府はハードボーダーが生じる可能性が高いとみている。 ジョンソン英首相は今週、マクロン仏大統領とメルケル独首相と会談する予定で、英議会がEU離脱を止めることはできないと伝える見通し。 英国が「合意なき離脱」を回避するには、新たな合意が結ばれる必要がある。 こんな記事も読まれています |
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