今週が最大の山場 どうする文大統領 不正疑惑の最側近チョ・グク氏を切る? 守る? 法相指名巡り対立激化韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領によって次期法務部長官(法相)候補に指名されたチョ・グク氏に、娘の大学不正入学疑惑や不透明な資産運用問題が持ち上がり、文政権に対する視線が非常に厳しくなっている。
【写真特集】 韓国のろうそくデモを北朝鮮テレビはモザイクかけて放送 高層ビルなど消す(5枚) そのチョ・グク氏の法相適格性を審査する国会の人事聴聞会が、9月2、3日の両日に予定されているが、開催自体が危ぶまれている。ハンギョレ新聞、連合通信など韓国メディアは、9月1日に次のように報じている。 第一野党の自由韓国党は、文大統領の最側近であり、有力な次期大統領候補でもあったチョ・ググ氏の疑惑を最大限に利用することで、文政権と与党の共に民主党に打撃を与えることを目論む。自由韓国党は、人事聴聞会に、疑惑が持ち上がっているチョ・グク氏の家族を証人として呼ぶことを求めている。 一方、若年層を中心に強まった反発で守勢に回っている与党は危機感を強め、「チョ・ググ守護」で固まり、家族の証人採択を拒否。 野党の正しい未来党が、チョ・ググ氏の妻と弟だけを証人として呼ぶ「折衷案」を提示したが、与党も自由韓国党もこれを受け入れず、2日の聴聞会は延期される公算が大きくなった模様だ。 聴聞会が開けない場合、文政権はチョ・ググ氏の法相任命を強行する可能性があるが、いずれにせよ、9月第一週が聴聞会を巡る与野党攻防の山場だ。 韓国では、チョ・グク氏疑惑への関心が8月後半から急速に高まった。しかし、娘や家族のプライベート情報がインターネット上でさらされたり、逆に野党幹部の子供の進学に対しても疑惑が提起されるなど過熱している。各種世論調査を見ると、チョ・ググ氏の法相就任反対が六割程度に上っている。 ◆法相就任しても検察の捜査避けられず チョ・グク氏には、民間投資会社への巨額投資、親族を通じた不動産の偽装売買疑惑、娘が大学に不正入学したのではないかなど、疑惑が次々に持ち上がり、野党などが検察に告発。 検察は、8月27日に釜山大学医療院、ソウル大学環境大学院、檀国大学、民間投資会社など20数カ所を強制捜査している。また29日には、家族や疑惑の関係者が出国禁止措置になっている。仮にチョ・グク氏が法相に就任したとしても、問題が尾を引くのは避けられない。 朴槿恵(パク・グネ)政権の不正腐敗を批判し、機会の平等、公正公平、正義を掲げて政権に就いた文大統領が、どのような選択をするのか注目される。 こんな記事も読まれています |
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