いろんな医者

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全3ページ

[1] [2] [3]

[ 次のページ ]

イメージ 1
 
今回の話は、似たようなものは以前したかもしれませんが・・・
 
 
先日、ある患者さんが風邪症状で来られ、診察をして、それほど悪くもなかったので
 
「じゃあ風邪薬を3日分出しておきますね。それでも改善しない場合はまた来てください。」
 
と言ったところ、
 
「私は風邪は長引きやすいので1週間分下さい。」
 
と・・・。
 
「いや、一般的に風邪は薬がなくても治るし、症状を少しおさえるだけものもだから・・・
逆に、発熱が続く時などは、薬を変えたり、抗生剤を追加した方がいい場合がありますから
とりあえず3日分出しておきますから、症状が続けばまた来てください。」
 
と説明したところ、あそこの医者はくれただの、なにかに言いつつ
全く引く気配がなかったので、仕方なく処方・・・
 
 
 
実はこれって微妙な心理なのですねぇ・・・
 
本来、風邪薬は、3日分くらいしか出すものではありません。まあ出しても4日か。
肺炎などあっても、経過を見なければならないので、3日後に来てくださいね、ってことで
結局3日分程度しか出さない。
 
しかし、このように強く押して来る患者がいると、出す医者と出さない医者の2つに分かれるのです。
 
出す医者の心理
・ごたごた言い合って時間を取るより、さっさと出してしまおう。
・こういう患者さんほど、出さないと「あそこの医者は悪い」と言いふらし、結果患者が減るので
出してしまおう(実は口コミって重要なんですねぇ・・・)
 
 
出さない医者の心理
・やはり、医学的見地にのっとって、ここは出すべきではないだろう。
 
本来の医者の姿は、後者と思うし、基本的に、自分は後者の行動をするでしょうね(今回は根負けしましたが)。
しかし、開業医などは風評被害を恐れ、患者の言うままに出してしまう方も結構いらっしゃったりして
それが患者さんにはあたりまえになって
結果、あの先生はくれたのに、この先生はくれない、とか
患者の言うことを聞いてくれない、悪い先生、 
となってしまうわけで。
 
医学的に正しいことをしても、(患者の言うことを聞かない先生は)悪い先生
医学的に少々間違ったことをしていても(患者の言うことを聞く先生は)良い先生。
 
なぁんて矛盾が生じてしまうわけで
こんな矛盾に振り回されているのも、現実なのですねぇ・・・
 
 
あなたはどちらの医者が好きですか?(笑)

イメージ 1

ある記事より。




「“神の手”医療は、家庭の食事に5つ星の味を求めるようなもの」
                      提供:ゲンダイネット
『「スーパー名医」が医療を壊す』村田幸生氏(祥伝社)

医療崩壊が叫ばれて久しいが、本当に医者不足や超過勤務だけが原因なのか。
実は“スーパー名医”幻想が、医療を壊しているのではないか――。
そんな衝撃的な仮説を立て、医療崩壊のもうひとつの原因を考察したのが本書だ。

「医療崩壊というと、地方医療の危機や救急患者の受け入れ制度など
ハード面ばかりが取り上げられますが、実は医者と患者の信頼関係の喪失と
いうソフト面との二重らせん構造になっているんですね。
ハード面の改善はもちろん大事。でも、医療は人が相手ですから、
信頼関係の回復なくして医療崩壊は解決しない、
というのが多くの医師たちの意見です。

では一体、医療の要である信頼はなぜ崩れたのか。
その背景にあったのが、スーパー名医の存在でした」

著者は、ここ10年で医者と患者の関係が大きく変わったと指摘する。
それは、くしくも医療ドラマやスーパー名医紹介の番組が花盛りだった時期に
も一致している。

「テレビや雑誌でスーパー名医の存在を知って、どんな病気でも治ると
過剰な期待が生まれたんですね。
だから急変したり、不幸にも亡くなったりすると、名医なら助かったかもしれない、
医療ミスだ、となってしまう。
けれど、“神の手”は難病を治すための手。
それを標準治療で求めるのは、
家庭の食事に5つ星レストランの味を求めるようなものです。

こうした問題に加えて、医者性悪説がある。
ただ、これは医者側にも原因があって、かつて横柄な医者がいたことは事実です。
とはいえ、最初から不信の目を向けられると、つらいものがあります」

実際、著者は治療説明の際にいきなり“証拠”ビデオを撮られ、
心がなえたことがあるという。
一握りしかいないスーパー名医にかかりたいのは人情。
しかし、多くの患者は一般医に委ねることになるのが現実だ。
こうした状況の中で、良い治療を受けるにはどうすればいいか。

「医者も血の通った生身の人間ですから、やはり『お願いします』と言われると、
頑張ろうと力が湧くんですよ。
あとは、どの病院でも標準治療は受けられますから、自分と合う医師を選ぶこと。
他の医師の意見も聞きたいといえば快く応じる医者だと安心ですね」

各章では、「医龍」や「白い巨塔」など人気医療ドラマを取り上げ、
矛盾点にツッコミを入れる。軽妙な語り口ながら、医療が進歩した今、
死生観、医療に求めるべきものを見直す時期に来ていることを示唆している。

(日刊ゲンダイ2010年1月20日掲載)




まあ、これは難しいことですよね。

例えば、恋愛にたとえると、誰でもカッコいい男性や、綺麗な女性と付き合いたい
などと思うけど、実際は普通の人とつきあったり結婚したり。

みんながキムタクや竹内結子(個人的趣味 笑)のような方々と付き合えるわけでなし。

医療もある意味、同じ。

スーパー名医に診てもらえる人はごく僅かで、
多くの患者さんが普通の一般的医者に診てもらっているわけで。

それを、全ての医者に、スーパー名医並みの腕を求められても、、、って感じでしょうか。

でも、この本、立ち読みですが流して読んでみました。
個人的にはなかなか面白かったです(立ち読みレベルですが)。

遅くなりました・・

イメージ 1

みなさんは、

『後医が名医』


って言葉知っていますか?


多くの患者さんが
これに惑いますね。。。

答えは2日くらい、後で。。。


追記

2日くらい後で、といいつつ、
かなり遅れてしまいました〜m(_ _)m


ちなみに私は、肺の病気が専門ですが、こういうことがよくあります。

とある患者が、熱と咳と痰である病院を受診し、

「風邪です。」


と言われ、風邪薬を出されて帰宅。
数日して、治りが悪いので、自分にかかり、聴診で雑音(肺炎の音)がしたので、
レントゲンを撮り、血液検査をすると、肺炎の所見

患者さんは「前の医者はわからなかったんですかね〜!???」とのこと。



例えばこの場合には、2つほどの問題があるわけです。

一つは、最初の医者にかかっていた時には、風邪だったけど、
結果的に肺炎になってしまった、ということ。

二つ目は、最初の医者にかかったときも肺炎だったけど
初期のため、明らかな肺の雑音が聞かれなかったので風邪と診断した、ということ。

つまり、この二つの場合は、前医も正しいし、自分も正しいというわけですね。



まあ、後医が名医になる所以をまとめると、

病気の初期にははっきり症状が出ていないことがある
病気の経過を見ないと(時間がたたないと)正確な診断が出来ないことがある
前医が使った薬が効かなかった、という情報が診断の参考になることがある
風邪などの場合、後で診察を受けたタイミングで(自然に)治ってしまうことも多い

などと言ったことでしょう。

だから、あそこで診断付かなかったものが
ここで診断付いたからといって、

必ずしも、前医がやぶ医者で、後医が名医というわけではないのですね。

医師アタマ!

イメージ 1

今回の写真は以下より
http://www.sozairoom.com/

昨日、ある、医系の新聞を読んでいると

面白い言葉が目に付きました!

それは、、、

医師アタマ


ありそうでなかった言葉。

どうやら近日、それをテーマにした本がでるようなんですね。


もちろん、“石頭”にかけてあるのは言うまでもないのでしょう。

石頭の意味としては

“融通がきかず、考え方がかたくなであること。”とありますが、


我々医者もとかく、考え方が固くなりやすいと言うか、

医学的常識や風潮に流されやすい、ってありますよね。


例えば、癌の患者さん。

治療が可能なら、治療を勧めるのが、まあ、普通でしょうけど、

本当に患者さんに理由があって、受けないと言う方もいるのです。

医師アタマの持ち主なら、「そんな奴は、俺は診ない!」

そうでない先生は患者さんの意思を尊重し、できるだけの援助をする。

って感じでしょうかね。

まあ、最近の中堅より若い医者は

本当の医師アタマを持っている人は少ないようにも思えます。

もちろん若くても、がっちり医師アタマの人もいますけどね。


やはり、医師としてこんなことをしたら、

ほかの医師から見ると、変な風に映るだろうなぁ


なんてのも、時々思うことがあります。

これも、患者さんの立場より、医学的常識に流されかかっているのだろう、ってね。


でも、これ(医師アタマという言葉)を見て、やはり患者さんそれぞれにあった医療を

模索していくべきだし、それが自分に合っているのかなぁ。なんても思います。

患者さん第一主義であれば、当然の事なんでしょうけどね。



例えば、診断だけなら、コンピューターでもできる時代が

来るかもしれませんが、

それをどのように生かすか(コーディネートするか)は

やはり、医師(というか人間)にしかできない気がしますよね。

人間に“こころ”というものがある以上。。。


追伸

これは、医師向けに書かれた本なのですが、

2310円と、医学書の中では格安なので(ふつうハンドブックでも5000円位したりする)

医師でなくとも読んで見るのも面白いかもしれませんね。

あ、勧められませんが(笑)、立ち読みでもいいかと。。

全3ページ

[1] [2] [3]

[ 次のページ ]


よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

お肉、魚介、お米、おせちまで
おすすめ特産品がランキングで選べる
ふるさと納税サイト『さとふる』
ふるさと納税サイト『さとふる』
実質2000円で特産品がお手元に
11/30までキャンペーン実施中!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事