80ばあちゃん

コメント何時もありがとうございます。気持ちおかえしに

家具

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全12ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11]

[ 次のページ ]

家具と私(41)

 久しぶりに昔やっていた家具の仕事の話で
 
ある。
 
山形の家具会社の副社長さんと新宿の
 
Kデパートでお会いすることになって、私は
 
家具売り場でお待ちしていた。
 
お約束の時刻に中年の身なりのきちんと
 
した紳士が颯爽と現われた。
 
お話してみると、トテモ頭の良い方であると
 
すぐわかった。 中々近代的というと、すごく
 
古い言葉だが、ともかく新しい時代を背負って
 
立てる方のようだと、私には期待が膨らんだの
 
だが、それから程なくして、忽然と姿を消され
 
たのでびっくりした。
 
 
 
その会社を始められた社長は戦後まもなく山形
 
で、卓袱台を作って東京の青空市場で売り出さ
 
れたそうで、それが良く売れたので東京に営業
 
所を作られたのが、当たって、新庄に大きな工
 
場を建てられるまでになられたが、残念なこと
 
に娘さんがお一人で跡継ぎがなく、娘さんに
 
婿さんをとられたのだが、欲に眼がくらんだ親
 
戚が寄ってたかって娘婿の副社長を追い出した
 
と言う訳らしい。
 
本当にいやーな気がしたが、それからが大変だ
 
った。東京の営業所長の上に支店長だかなんだ
 
かお偉いさんがこられて、それまで好意的だっ
 
た、所長さんの態度ががらりと変わった。
 
私に話していたことを、その方が入室された
 
途端、180度変わったことを平然と言われる
 
ようになったのである。
 
(つづく)
 
 
 
 私は子供の頃、よく両親から関東大震災のことを聞かされていました。
 
母が逃げる途中に見たのは、それまで二階建てだったお家の一階が
 
スポット埋まってしまって一階建てになっていたことや、家具が倒れ
 
たり、ピアノが滑り出す話とか、いろいろな物が飛ぶということでした。
 
実際、私自身が戦後に横浜で体験したのは棚の上から本が飛んできて、
 
焦点が合わなくなり、目の中がごちゃごちゃになり、あわや失明かと
 
思ったこともありました(ブログの二回目に書きましたが、この時は
 
水道の水流を目に当て続けて自分で直しました)。
 
 そんなこともあってか、私は家具の倒壊をいつも心配してきたのですが、
 
どんな家具が一番倒れやすいかと申しますと、 奥行きの少ない家具です。
 
 たとえば奥行き20センチ以下の飾り棚、奥行き30センチぐらいの
 
本棚は最も倒れやすい物です。
 
また、和風の背の高い鏡台で、鏡が前後に動くようになっているもの。
 
 阪神大震災の時に私の友達のお宅では、二階でご夫婦隣り合わせのお部屋
 
で寝ておられたそうですが、グラットきた瞬間に、ご主人様が奥様のことを
 
心配されて、隣の奥様の部屋にこられたときに、ご主人様の寝ておられた
 
部屋に置かれた大きな鏡台がどすんと大きな音を立ててお布団の上に倒れて
 
きたということでした。
 
もちろんそれ以上の奥行きがある食器棚とか洋服ダンス、テレビボードでも
 
震度が大きくなれば倒れるのですが、作りつけておくか金具で取り付けて
 
おくことです。
 
 私がとても気になるのは、お玄関の中途半端に高いシューズボックスと
 
言いますか下駄箱です。
 
 マンションなどのお玄関においてある下駄箱などがもし地震で倒れますと
 
いざというときに逃げられなくなる恐れがあります。
 
あるマンションで天井から15センチも低い下駄箱があって、実際にそう
 
いう危険な状態であると思われたので、測ってみたところ、ちょうど一番
 
逃げるために必要な場所を塞ぐことになると思いましたので、
 
余計なことでしたが、ご注意申し上げたのですが、奥様は、これは背が高
 
いのだから大丈夫とお聞き入れになられませんでした。
 
 その方は小学校時代に算数で使った三角定規を思い出されて、直角三角
 
形の斜めの部分は他の辺に比べて長いので、倒れても大丈夫だとお思いに
 
なられたようでした。
 
 ところが、奥行き45センチぐらいでしたら、高さと、奥行の作る矩形
 
の斜めの線を高さと比べていただくとわかるのですが,高さ2350くら
 
いだったら、たった1、2センチの違いでしかないのです。
 
15センチもあったら完全にどこにも引っかからないで倒れてしまう計算
 
です。
 
   (つづく)
 ところで、その後、其の社長さんが、なんと静岡の家具業界のみなさん
 
を前にして、いかにして、家具を阪神大震災でも倒れなかったようにし
 
たかと言う講演をされたという話を聞いてびっくりした。
 
 社長さんはなにも知らなかったわけで、何もしていなかったし、第一、
 
家具も私の考案したもので、配送はそこの会社に頼んだが、私の言った
 
通りにしてくれただけであったのに、どういう風に話されたのですかと、
 
其の会社の従業員の方に伺ったらば、何でも上にゴムを詰めたと言って
 
黒板に図まで描いて説明されたということであった。
 
もちろんゴムなど挟むような見掛けの悪いことは私はしていなかった。
 
それを聞いた静岡テレビが社長にテレビ出演を依頼したそうで、私の
 
名前は一切出ず、社長さんのお手柄ということになったようであった。
 
それテレビから、お客様から注文が殺到したと話してくれたので、私は
 
それならお客さんを私に回してくださいといったのだが、一軒だけ
 
二世帯住宅のお宅の話を持って来てくれたのだが、それは特別に難しい
 
問題があったので、ご自分たちの手に負えなかったので、私のところへ
 
話を持ってきたに過ぎなかったようであった。
 
 

 其のお宅は三階建てで、そこのお宅へ伺って見たら、一階が会社、二階
 
が老夫婦、三階が、若いご夫婦とお孫ちゃんの二人のお住まいで、壁面
 
収納をしてくれといわれた場所の真ん中に太くて立派な丸い大黒柱が立っ
 
ていたのである。 
 
 そのところは壁面から25センチ出っ張っていたので、彼らは面倒だか
 
らと、私に話しを持ち込んだのだと私は思った。
 

 
 それでも、ちゃんと、みなさんのご要望を承って、表から見たら、大黒
 
柱が見えないようにしかもその前に収納もちゃんとできる工夫をして、
 
壁の前に壁面いっぱいの使い勝手の良い収納家具を作らせていただいた
 
のである。
 
とっても喜んでいただいたが、私は複雑な気持ちだった。
 
 それでも、もし、今後なんか家具の問題でアフターサービスをしなけれ
 
ばならないときがあるとすれば、、作ってもらったその会社で、アフター
 
サービスをさせなければならないという事を考えたら、残念ながら文句を
 
言えなかったのである。
 
         (つづく)
 このところの大地震で災害にあわれた皆様には心からお見舞い申し
 
上げます。ご不幸な目に合われた方々のご冥福を祈りあげます。
 
なお多くの方々が助けを待っておられる状態だそうで、電気を節約し
 
てくれと言う大臣のお話もあり、このところPCに向かうのをご遠慮
 
しておりましたが、先日次回の予告をしてしまいましたので、気にし
 
ていて下さる方もおありになるかと思いPCの前に坐ることにいたし
 
ました。
 
 私がひどいお話と申しましたのは、洋服ダンスのなどの扉を左右
 
どちらからでもあけられるようにしたいと考えましたときに、家具
 
メーカーの方にご相談したら、
 
 ”大丈夫です。できますよ。”と仰ったので、
 
私は時分のアイデア料をちゃんと払ってもらえないで嫌な思いをさ
 
せられてきたので、そういうことは嫌ですから、どなたかお考え
 
 になったものであればちゃんと話を通してくださいね。”と、念
 
を押したのですが
 
 ”そういう金物がありますから、それを使いましょう。”
 
 と言われたのです。
 
 その後何年もたって静岡の家具の展示会へ行ったときに、静岡の
 
ある家具メーカーのブースへ立ち寄ったときに、そこにいらっしゃ
 
った男の方が、私に、其のことを話されて、実は僕が考えたのですが、
 
静岡の家具工業組合から、調べてもらったのですが、どこからもそれを
 
使った会社がないと言う返事でしたのでといわれてしまいました。
 
 
私はびっくりして、其の帰りに、私が洋服ダンスを頼んだ時に
 
作ってもらった会社に立ち寄って話をしたのですが
 
担当者は
 
 ”実は静岡中の会社がみんな使っていたのですが、どこも使った
 
 とは言わなかったそうです。 あれは金物を考えたのではなくて、
 
 使い方ですからね。”
 
 と、言われたのです。使い方だけで実用新案が取れるのかしらとも
 
思いましたが、でも、もし本当に取れたのでしょうから、それならお金
 
を払うべきです。 それだけでは一台についていくらでもかからない筈
 
ですが、それでも長年になれば積もるお金になるはず。
 
私は、いろいろの家具を其のメーカーに頼んでいましたし、アフター
 
サービスはめったにありませんが、何かあったときのことを考えると
 
メーカーと喧嘩するわけにもいかず、腹立たしいやりきれない思いを
 
したのです。
 私は家具金物についてしっかり勉強をしたいといつも思っていた。
 
家具金物とは家具に関するいろいろな金属部品から近頃ではそれに
 
取り付けたりするものも言うようであるが、私は家具専門誌を買って
 
読んだり、金物を扱ういろいろなお店が出るあちこちの展示会には
 
できるだけ出かけて行って、実際にいろいろの金物を手に取ったり、
 
お店の方々に使い勝手とか、私が疑問に思ったことをぶつけて、本音を
 
聞かせてもらったり、分厚い金物のカタログを何冊も頂いて帰ったり、
 
金物屋さんとかどこへ行っても私が使えそうなものをいつも探すことに
 
心がけていった。 中にはドイツ製などや、これはいいけれどどこに使
 
うか、又、それを使わないで安くていい方法はないかとか、図面と数字
 
ばかりの其のカタログを楽しみながら読んで考えていったが、夫はある
 
時ひょいと後ろから覗きこんで、
 
 "お前。よくそんなものを見ているなあ。俺はとってもそんなものを見
 
 る気はしないなあ。”とのたまわった。
 
私は、それをどこに使うか、どの位置に使うかと言うことにも一ミリでも
 
大切に考え、実験して見たり、試行錯誤を繰り返していったのである。
 
 
 
昨日の洋服ダンスのところで使っていたネクタイ掛けは、ずいぶん金物
 
をあちこち探し歩いた結果見つけて買ったのだが、いつでも買えると思
 
っていたものだったが、それがある時なくなって、買った金物屋さんに
 
これは今は作らなくなってしまったものだと言われて、がっかりし、家に
 
残っていたネクタイ掛けを使った時についていた小さなタッグに実用
 
新案の番号が書いてあったのを思い出し、特許庁へ行って一日がかりで
 
考案者を探してきて、お電話したら、もう作る気持ちはないので、そんな
 
に気に入って下さったら、もう実用新案の期限も切れているのでどうぞ
 
ご遠慮なくお作りくださいと言われたのである。
 
で、それを扱っていた金物屋さんと交渉してまだ、ネクタイ掛けの木で
 
作った小物入れの部分が多少残っていたので、それに金属の部分を足して
 
作ってもらうことができた。
 
私は自分がいろいろ考える立場の人間で、しかも、アイデア料をごまかさ
 
れて払われなかった経験が多いので、私自身は絶対そういうことをしたく
 
なかったのである。
 
 自分の欲ばかりを考えて、アイデア料を払わない人ばかりが増えると、
 
世の中せっかく努力して、いいものを送り出した人々が損をしが不幸に
 
なるのでは、いい世の中とは言えないし、次に又何かを考えようという
 
意欲が減退してしまう。 それでは発展していかなくなるではないかと
 
いつも思っていたのだが、明日は、本当にひどい一例をお目にかけま
 
しょう。
 
(つづく)
 

開く トラックバック(1)

全12ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11]

[ 次のページ ]


.
80ばあちゃん
80ばあちゃん
非公開 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
友だち(55)
  • パン大好き!おばさん
  • でぢ姫
  • hayashi
  • nabesuke
  • miruku
  • サンパパ
友だち一覧

スマートフォンで見る

モバイル版Yahoo!ブログにアクセス!

スマートフォン版Yahoo!ブログにアクセス!

1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

標準グループ

Yahoo!からのお知らせ

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト『さとふる』
11/30まで5周年記念キャンペーン中!
Amazonギフト券1000円分当たる!
数量限定!イオンおまとめ企画
「無料お試しクーポン」か
「値引きクーポン」が必ず当たる!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事