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防衛交流の功罪
今日18日夕刊の日本経済新聞1面のコラム・・・
「あすへの話題」・・・副題「日中防衛交流揺籃の頃」・・・
世界平和研究所理事長 佐藤 謙 氏
の中に・・・「おい・・お前の名前があったぞ・・!」と・・・
我が幹部候補生の同期生でもあり富士通での同僚でもあった松ちゃんから・・
メールが入っていました。。
佐藤さんからは事前に名前を出すからネ・・という連絡も入っており・・
記事も読んでいましたので。。
「読んでくれたか?有り難う・・・昔のオレは真面目だったんだ!!」
とすぐさま返信したのですが・・
1994年当時ジィは・・統幕の第5幕僚室長・・
佐藤さんは防衛庁内局の防衛審議官・・・当時は・・・
冷戦が崩壊し世界は新たな秩序の構築を巡っての手探りの状態でもありましたし・・・
日米安保の再定義とか・・新しい軍事力・防衛力の役割りが模索された時代でもありました
その一環として・・ネガティブイメージの軍事力を平和維持のポジティブな面で活用出来ないか?
というのが各国の制服組の共通する考え方であったようにも思えます。
その結果、新しい軍事力の役割として・・・PKO・・大規模災害対処・・海賊対処・・麻薬対処
・・・などがその頃からクローズアップされてきました
その一環として、特に偶発的紛争等を回避するための、各国間の信頼醸成処置としての・・・
防衛当局間の交流・・防衛交流が活発に行われるようになりました
統幕勤務は2年間でしたが・・・日米間は行ったり来たり数知れずの交流で、これは別として・・・
日韓・日露・日仏・日独・日中の防衛交流はそれぞれの国へ出かけて会談致しました
防衛庁代表は佐藤さんで制服代表がジィという組み合わせで各国に出かけましたが・・
庁内では・・・「弥次喜多道中」と揶揄されていました・・・その中の・・・
日中の防衛交流の初回のことが最初述べましたコラムに書いてありました
今は日中交流も各レベルの人的交流や偶発事故防止の枠組みや救難活動の共同訓練など・・・
交流も逐次深化して相互理解に役立ってきているようで結構なことだと思います・・が・・・
我々制服にとっては・・・
防衛交流にはテーブルでの交渉以外に、実際のいくさ以前の・・真剣勝負・さぐり合いの側面が
大きかったように思います
軍人同士が会って話せば・・・互いの雰囲気は十分にわかります・・・いくさが仕事の軍人同士ですから
至極当然のことで、笑みを浮かべて談笑しつつも・・この国と、こいつと・・とお互い考えているのです
有能なこいつが居るこの軍隊とは事を構えたくないなぁ・・・とか・・・
部隊視察でタルミを見つけては、これだったらうちの方がまだましかなぁ・・・とか・・・
防衛交流相手先も我々が考えているのと同様に我々を評価しているんでしょう
だから・・きちんとした防衛交流を行えば・・・すごい抑止力になるということなのです
この意味では周到に準備した防衛交流を積極的にやるべきだと・・ジィは思っています
逆のことも・・・当然あることを考えないといけませんが・・・実にこれは平時のいくさなのです。。
それにしても・・・その頃のToshiジィは・・実に真面目だった・・・
ということを佐藤さんのコラムを読んで・・懐かしく想い出しました。。
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なるほど〜
防衛交流に来ている意味が少し分かった気がします。ありがとうございました。さすが高官でないと知り得ない視点ですね。
ちなみに今は真面目ではないのでしょうか・・・?(笑)
2010/1/18(月) 午後 10:06 [ ユマック ]
企業と違い、制服連中にとっては国の中には互いを競う同業者が居ません。
防衛交流ではじめて同業者を見るわけで・・しかも一旦緩急ある時は
血を流し合う相手・・真剣・真面目(しんめんぼく)になります。
2010/1/19(火) 午前 9:21
はじめまして!以前からこちらのブログを見させてもらっていたのですが、初めて書き込みいたします。
将官級の方の意見というのを、初めて見たような気がします。「平時のいくさ」とは、なんともわかりやすい言葉だと思いました。
2010/1/20(水) 午後 7:24 [ 穴ライザー ]
穴ライザーさん>
コメント有り難うございます。
在日外国人の地方選挙権についてのブログ・・興味深く拝見しました。
民主党は本気なんですかねぇ〜?
2010/1/20(水) 午後 8:33
新聞入手しました。改めて感服仕りました。
2010/1/21(木) 午前 7:45
みやちゃん>
私自身も新聞を入手するために・・あちこちを巡り巡って
結局近くの駅のキオスクでめっけました。。
新聞屋さんの場所なんか普段、気に留めてませんよネ・・。
2010/1/21(木) 午前 8:45