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今から約20年ほど昔、統幕で共に勤務していた1期後輩の仲摩くんの訃報が届きました。
彼は九州小倉の出身で頭脳明晰にして実行力に富み、しかも洒脱・・・
「スマートで目先が聞いて几帳面・・・負けじ魂これぞ船乗り」そのものの海上自衛官でした。
今でも毎朝、新聞を読まれるという95歳のご母堂の目に訃報が入ることを慮り、葬儀もごく内々で済まされたとか・・。
だからか同窓生やその他からの情報も入らず、没後2ヶ月ほどたった今になって知るところとなりました。
彼とはヨタばなしを良くやって笑い合ったものですが・・・今でも忘れられない話の一つ。。
いわく・・
海軍の伝統を引き継ぐ(墨守している?)海上自衛隊幹部候補生学校で優秀な成績をとるコツは・・
「手旗・発光・縄むすび」に大いに力を入れることが必須だとか・・・
手旗とは赤白旗による手旗信号・・発光とは光の点滅によるモールス送受・・・
縄結びとは「もやい結び」とかのロープの各種結索訓練のことを言います
基本・基礎が大切であるという意味では「手旗・発光・縄結び」に秀でた者を成績上位にするのは
あながち間違ってはいないが・・・任官後、階級が上がってキャプテン・アドミラルになっても・・・
やっぱり・・・「手旗・発光・縄結び」から出ない・出られない人が結構居るんだとか・・
統幕に勤務して統幕や海幕の海上自衛官と接する事が多くなったジィは妙に納得してしまいました。
これに対し・・・ジィの返歌ならぬ返話
陸軍では「一点・二表・三敬礼」が上司から評価される近道であると・・・
一点とは万遍なく点数を稼ぎ(全てを計数化した方がウケルという説もある)
二表・・何でもかでも点数や表にして報告する
三敬礼・・・しつこいぐらいに敬礼して上司を良い気分にさせる
これを要するに・・・「中味はなくても格好だけをうまくつける」ということ・・・
軍人勅諭をもじって・・・
「一つ・・軍人は要領を本分とすべし・・・」
ジィの陸上自衛官生活はまさにこれを地で行ったものでした・・・反省!!
故仲摩徹也 元海将は昨年 「危機突破 リーダー」という本を「草思社」から上梓(1,600円)
是非、本屋さんでご購入下さい・・彼の人となりに惹かれることと思います
ジィの三味線・・・彼の落語という
退官後の趣味のことでも時折りの酔談で盛り上がったものです。
心からご冥福をお祈りします。
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