|
OCT 2002 NEWYORK USA
YOU TUBE
http://www.youtube.com/watch?v=VUXjgrCdcFI&feature=related
2009年07月
今月に入ってから
突然の雨でずぶ濡れになる事が三回あった。
名古屋駅に到着すると
またしても突然の大雨。
取引先までは、地下街を歩いても到着出来る事を
この日、はじめて知った。
仕事の打ち合わせを終えると
一緒に昼食に行こうと言う事になった。
「今日は雨がキツイから傘無しで行けるトヨタビルで食べましょうか?」
「ん?トヨタビル?」
「そう。駅前の。」
「ミッドランドスクエアの事ですか?」
「そうそう。」
彼女がオススメする洋食の店で
いつもより少し豪華な昼食をとり、少しの雑談のあと
彼女とはビルの中で別れた。
携帯で名古屋にいる
昔の部下に電話をする。。。
「今から、名古屋駅の方に行きますから
トヨタビルの中のショールームで待ってて頂けますか?」
と言われる。
「名古屋の人ってっさ、このビルの事、トヨタビルって言うのか?」
「そうですね。トヨタビルって言う事が多いですね。」
「ふ〜ん。とりあえず少しお茶でもしようや。」
「わかりました。」
二十分後、彼が現れると
久しぶりの再開に、自分だけでなく
自分の部下までもが「おっさん」の領域に入って来ている事に
少し驚きを隠せなかった。
「おまえ、、なんか老けたね。。」
「そうですか?」
「うん。。ちょっとびっくりしたよ。。。」
「どうや仕事は?名古屋にも慣れたか?」
「もう名古屋に来て七年になるんですけど。。今だに慣れないですね。。。」
「そうか。。俺も名古屋に通う様になって三年くらいになるけど
もの凄い保守的な街やと思えへんか?」
「それは私も強く感じますよ。」
「超が付くくらい保守的です。」
「そうやんな。。」
「おまえって広島の出身やったけ?」
「そうです。」
二人で窓の外を見ると
少し向こうの景色が見えないくらいの
強い雨が降り続いていた。
その後、彼が仕事の話をはじめるのと
ほぼ同時にロバータ・フラックの歌う
「やさしく歌って」が店内に流れはじめたが
彼はそんな事に気付く事なく
仕事の悩みや、考えを
程好い熱さで語っていた。
話を聞いていなかった訳では無いが
意識の半分は歌声にいき
昔、母がこの曲の邦題に
納得がいかないと言う様な話を
していた事を思い出した。
彼女には意訳という概念が無く
英題の単語の並びを
おかしな意味で理解していたのだろうと思われるのだが
この「やさしく歌って」と言う邦題は
上手くまとめられている様な気もすれば
少しひねりがあっても良かったのでは無いかとも
思う事がある。
〜Killing Me Softly With His Song〜
訳によっては
〜私は彼の歌声で悩殺されるわ。。〜
人によっては
〜彼の歌声が私を苦しめるの。。〜
など少し掘り下げた意味深な日本語訳を
目にする。
この Killing Me Softly の部分が
聞く人によって多少の言葉じりや意味が変わる事があっても
この歌詞がとても素敵な内容であることは変わりなく
歌詞の中の女性は
彼の歌声を聞きにいった時に感じた
自分の思いを酔いしれる様になぞらえている。
〜Singin' My Life With His Words〜
彼の言葉が私の人生を歌っている。。
こんな素敵な歌詞が
懐かしい歌声とともに静かに流れて来ているにも関わらず
この曲が終わる約四分後も
雨はまだ断続的な強さで
目の前の彼のトークは次第に熱くなりはじめ
その口元を見ていると
曲と話の内容のギャップに何故か笑いそうになりながら
心の中ではこう思った。
「電話せえへんかったら良かった。。。」
|