SINGAPOREの残像

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CHANGIに到着すると

TAXIに乗り込み、MRTの始発駅であるPasirRisへ向った。



そこから乗車したMRTの中で

周りの人間を観察しながら座席に座っていた。



3つ目くらいの

駅だっただろうか・・・。



インド人らしき若い夫婦が

乗車して来た。



奥さんの方はどうやら妊娠をしている様で

大きなお腹を抱えながら

民族衣装のサリーを身に纏っていた。



旦那さんは愛しそうに奥さんのお腹をさすり

そこには二人だけの世界が展開されていた。。。



目に前に居る私の事などまるで眼中になかった。


Aljunied駅で下車しその場所へ向った。



Geylang Lorong18


ここは知る人ぞ知る娼婦の街。


Lorongとはマレー語で

「小道」と言う意味。




ここはGeylang Rd.から

18番目の小道なのです。。。




まだ建てられて、それほど時間の経っていない

MOTELの様なHOTELへチェックインをした。



場所柄

おそらくラブホテルであろう事はわかっていたが

チェックインの時にやはりと思える質問をされた。



「一人ですか?」

「そうです。」



「女性は?」

「いません。」



「何か問題ありますか?」

「いや・・・。問題は無いけど・・・。」



「ここは女性と来るHOTELだよ。」

「ツーリストはダメですか?」



「ダメじゃないけど・・・。何でこんな所に泊まるの?」

「別に・・・。泊まりたいからです。」



「ツーリストならCITYの方が便利だよ。」

「わかってます。私も始めて来た訳ではないですから・・・。」



「あ、そうあんた変わってるねえ・・・。」

「もし女が必要なら俺に言ってくれ。世話するから。それから

 目の前の店の女をここへ連れて来る場合は別途チャージが必要だから。」



「わかりました。ありがとう。」



やっとの事でチェックインが出来た。



ブルーのライトやベッドのシーツは

やはりそれらしきホテルである様に

淫靡な雰囲気が満載されていた。



部屋はLorong側に窓がある部屋で

そこを行き交う男共を観察し

またそこで働く女性の姿も見る事が出来た。



CITYの中心部が人種の坩堝であるシンガポールは

もう何度も見てきた。



私は一冊の本を読んだ事で

このGeylangに興味を持った。。。




ここはここで、様々な人種国籍の女性が

夜の蝶として働いている。



マレー半島では圧倒的な経済力を持つ

この国にシンガポールドルを求めて

女性が集まるのである。



多くはタイ、マレーシアからの出稼ぎ

そして何故か、中国の本土からも女性がやって来ると言う。。。



到着したこの日は近くのマレー料理の店で

サテーとナシゴレンを食べ眠る事にした。




窓の外からは呼び込みの男の声がする。



それは普通話であったり

英語であったり

日本語であったり。。。




日本語?

あわてて窓の外を見た。



そこには

関西弁をしゃべる

日本人のおじさんグループが固まって歩いている姿が見えた。



しかもあきらかに吹っかけられた料金を

言われている様である。




そんな詳細が聞こえるほどの

距離にあるホテル。。。



そんな光景を

半笑いで見ていた。




そして

娼婦の館のネオンが消え

女性達の声が聞こえる頃

ピンクのネオンが窓から見えるこの部屋で

ブルーのシーツをかぶり

眠りについた。




そう半笑いで。。。



何やら

おかしくて。。



そう

何やらおかしくて。。。
  

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ラッフルズの

コンプレックスからそれほど遠くないホテルに

滞在をしていた。




無味無臭でもあり、強烈な中華圏の香りもする。



そしてヒンズーの神々。。



整然とした街並みを

行き交う多国籍な人々。。。




ラッフルズホテルへ向った。




有名な「LONG BAR」で「SLING」を楽しみ

ピーナッツの皮を豪快に床へ落とす。。。




これがここでのカクテルの飲み方。




「LONG BAR」へ行くのは

初めてだった。。



そこで出された

「SINGAPORE SLING」はまるで子供の飲み物の様で

雰囲気だけを楽しみストローで飲み干す。




これでは酔えない。。



雨の降りそうなホテル前でTAXIを捕まえ

酔うためにオーチャードのBARへ向った。。




熱気と自分の汗が混じり

インド人の運転手の体臭がそれに混じる。




国籍だけでなく匂いまでもが

ミックスされた車内から窓の外を眺めると

強烈なスコールが降りだし

その光景を虚ろな目線で眺めていた。。。
 

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