京都の残像〜冬〜

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31DEC2010  雪都

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31DEC2010 KYOTO JAPAN


朝目覚め、窓を空けると外は雪だった。

車で実家へ帰るつもりであったが、雪の降り方は

しばらくは止みそうにもないものだった。


お昼過ぎまで様子を見ていたが、とても止みそうな気配は無く

それほど遠い距離でも無いのだが

何故だか列車に乗って帰る気にもなれず

大晦日を久しぶりに京都で過ごす事にした。


おかんに電話をする。。


第一声は


「あんた何やってるの! 焼き豚まだ?」

その声を聞かなかった事にしこう答えた。


「そっちは雪降ってるか?」

「ちょっとちらつてるけど。。」


「明日にする。」(帰るの)

「何言うてるのん。おせち料理、焼き豚のスペース空けてあんねんから!」

「かまぼこでも増やしといたらええやん!」

「あんたの分の年越しそばどうすんのん。」

「ゆがかんかったらええねん。」


くだらん電話でのバトルをしばらく繰り広げ電話を切った。


毎年書いている事だが、彼女は一人息子の帰りを待ち焦がれているのでは無い。

これは二十年以上離れて暮らしている私には離れていればこそ

その事が良くわかる。。


予定していた「焼き豚」が到着しない事に

真面目に怒ってらっしゃるのだ。


そばはどうするだの朝の雑煮の御餅がどうたらだの

私一人分の三つ四つの御餅の消費個数の予定が、

自分の予定と違う事と焼き豚が到着しないだけで

明日にでも地球が破滅する様な言い方をするので

私にプツっと電話を切られる事に彼女は

あと何年くらいで気がつくのであろうか。。。


相変わらず、イレギュラーバウンドの拾えない人である。


その後、少しだけ部屋を出てみたが、年末の喧騒を吸収するかの様な

雪のおかげで静かな日和となり、終日静かに過ごす事が出来た。


一人、紅白を見終え、行く年来る年を見終えると

近くの神社へ行って見た。


普段、ほとんど人の気配の無いその神社は、見た事も無い様な賑わいで

とてもその列に並んでまで初詣をする気になれなかった。


私は今年、人生二度目の本厄を迎える。



帰り際、神社の鳥居のたもとで。。

お願い事をするつもりはありません。

ただ、昨年も無事に過ごす事が出来ました。と

感謝を捧げた。

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彼がテレビでも紹介されるくらい

有名な人だと知ったのは

不思議な人だなぁ。。。と思い始めてから

随分、後の事であったと思う。


京都に住まう様になってから

いつも列車の窓越しに見ていたおじさんは

その場所から見える筈のない風景を描き続けて居た。。


日常の生活の中で、通り過ぎるばかりの景色の中の

彼の存在に、気にはなりながらも

そこへ引き付けられる事は何もなかった。。



一度、こんな偶然があった。



それは四条通りにある薬局で買い物をしている時

店内で背中越しに人とぶつかった。

振り返り「すいません。」と一言告げると

相手も振り帰り「すいません。」と一言。。

そのぶつかった相手が、長年、駅の地下のホームで

絵を描き続けていた、あのおじさんだった。。。



私は彼を知っているが

当然、彼は私を知らない。



少し驚いたのは自分だけだった。。



その数日後、一度、近くで彼の絵を見てみたいと思い

駅のホームへ向かった。



「私はこの辺の車両から乗車するのが便利なんです。」と言った感じで

「別にあなたに興味がある訳ではありません。」と

自分の中で、わざとらしくならない様に気を使いながら

近寄って見た。



その日彼は、欧風の街角に整然と並ぶ街路樹や

そこを行き交う人々の姿を下書きしている様だった。



繰り返すが、ここは地下の駅で

そこから、そんな風景が見える筈もなく

一定間隔で、列車が停車し、通過し、人々が乗り降りする

普通の駅である。



その空間の中でしか生まれない彼なりの

イマジネーションが湧き出す場所なのであろうが

それが異質な場所である事は間違いがない。



淡々と鉛筆で引かれていく線を横目でチラチラ見ながら

やって着た列車に用も無いのに乗り込んだ。



そしてまた数日後、今度は反対側のホームから様子を伺っていると

そこへ若い男性が彼に近寄って行き、何か話しかけている光景を見た。



この駅は広い駅では無く

彼のアトリエとなっているホームの端は

改札口から一番遠い場所となる為、いつもあまり人の気配が無い。



つまり反対側のホームに居ても

二人の会話は良く聞こえてきた。



若い男性は美大の学生で、前から一度話しがしたかったと

おじさんに告げると

大柄なおじさんも笑顔で、絵の事を話だした。



とても気さくな人らしく

学生も笑顔で会話をしていた事を思い出す。



それから、どれくらいの月日が流れたのか定かでは無いのだが

もう二年くらいはおじさんの姿を見ていない様な気がする。。



彼がキャンパスを置いていた

駅の消火栓の箱の上には

長年、彼がそこで絵を書き続けていた事を証明する様に

跡形が今の残っている。



あの名物おじさん。。

どこへ行ってしまったのだろうか。。。

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07FEB2010 KYOTO


今年、二回目の雪は夜半になって少しだけ

積もりはじめました。


車と車の間、家と家の間を

「すんません。横通りますぅ。 すんません。前通りますぅ。。」と

嵐電(らんでん)が通り過ぎて行きます。。




江ノ電には天から太陽や海が与えられ

嵐電には桜や紅葉、そして雪と言った色を与えられます。



冷たい雪の中

嵐山へ向かう小さな列車が

寒そうに

私の前を通り過ぎて行きます。。。

西陣  〜一條戻り橋〜

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寒い寒いと

部屋から出ないのもマズイと思い

散歩がてらに西陣まで

歩いてみる。



堀川通りを北へ歩くと

一条通りにたどり着く。



ここには数年前まで

平安京の時代から場所も方角も

変わらぬ橋があった。



「一條戻り橋」



平安京の鬼門にあたる場所であり

鬼の出入り口とされ

京都のミステリースポットとしても

有名な場所であったが

知らぬ間に橋は付け替えられ

橋の名前も変わってしまっていた。



この橋に纏わる

怪談話はいくつかあるが

人から聞く話では



「この世とあの世を繋ぐ橋」



と言われる事が多い様である。



以前、その橋の袂までやって来て

看板の説明を読み

しばらくその場で様子を見ていたが

余計な予備知識のお陰で

その橋がとても気味の悪いものに見えた。



しばらくして

地元のおばちゃんが

普通に生活路として橋を渡っているを見

自分もその橋を渡ってみた。



あたりまえだが

自分は今でも生きている。




堀川通りを隔てた向こう側に

「清明神社」はある。




「陰陽師」の映画公開時ほどの人出は無く

それでも人が少ない訳でなく

根強い人気は残っている様だ。



その入り口のところに

「一條戻り橋」が移設されており

清明神社がその場所にある事が

ただの偶然では無い事に気が付いた。



「平安京の鬼門」の西



阿部清明は千年の時を越え

この鬼門を封じているのであろう。。。



部屋の中に居るよりも

風が無ければ

外を歩く方が暖かく



少し歩く事で気付ける

小さな出来事は

色々な意味でたくさんあるのであろう。



歩くか?

歩かないのか?


渡るか?

渡らないのか?



ただ

それだけなのだろう。。。









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日頃の行いが

良いのか?



天気の神様は

自分の思った通りの

タイミングで

雪を降らせてくれる。



二週間前に

人の数だけを見て

入場を断念した

鹿苑寺(金閣寺)。



決して人の数が

少ない訳では

無かったけれど

先日の情景を

見ているだけに

何とも思う事は無く

ズカズカと

参拝路を

直進することにした。



雪に反射する様な

金色の仏舎利殿は

足利家の後光を

放ち続け



極楽浄土を

表現した

義満の権力を

放漫にも

現世に残している

様にも見える。



複雑な天候の中



金色だけが

シンプルな白に

よく映えていた。






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