|
YOU TUBE
TAK MATSUMOTO feat. ZARD
「異邦人」
原曲は70年代後半の久保田早紀さんの曲
http://www.youtube.com/watch?v=Po65ZuYcPrQ
子供たちが空に向かい両手を広げ
鳥や雲や夢までも
掴もうとしている
その姿は昨日までの
何も知らない私
あなたにこの指が
届くと信じていた
空と大地が触れ合う彼方
過去からの旅人を
呼んでる道に
あなたにとって私
ただの通りすがり
ちょっと振り向いて見ただけの
異邦人
市場へゆく人の波に
体を預け
石畳の街角を
ゆらゆらと彷徨う
祈りの声
ひずめの音
歌う様なざわめき
私を置き去りに
過ぎていく白い朝
時間旅行が
心の傷を
何故かしら埋めてゆく
不思議な道に
さよならだけの手紙
迷い続けて書き
あとは悲しみを持て余す
異邦人
もう古い歌だけど
この歌の舞台はこの街ではないだろうか。。。
エイティガール寺院も
アパク・ホージャ・マザールもイメージの焦点は
ぴったりと当てはまる。
天山山脈の南側
天山南路とタクラマカン砂漠の向こう側
西域南道はこの街で交差する事になり
この街が
「文化と民族の十字路」と呼ばれる由縁は
この道にすべての答えある。
八年前
アメリカのアフガニスタンへの空爆が開始された時
ここカシュガルから
カラコルム山脈を越え
イスラマバード・ラワールピンディから先の
アジアハイウエイをアフガニスタンへ向かう選択肢は
自分の考えから削除される事になった。
その道が今、自分の目の前に西へ伸びて行くのが見えるが
今も尚、その道を辿りアフガニスタンへ行く事は無謀であり
自己責任の範疇を越えない話となるのは
間違いなであろう。。
その道とは反対の方角
カシュガルから東へ五百キロほど東の地に
経典漢訳で有名な悲運の王子「鳩摩羅什」(四世紀)の生まれた
仏教国家「亀茲国」のあった「庫車/クチャ」と言う街がある。
その郊外に残る多くの石窟には
アフガニスタンでしか採取されない
青色の顔料「ラピスラズリ」が
壁画などにふんだんに使われ
当時の「亀茲国」(紀元前二世紀から十世紀頃)の豊かさと
古くから当地が
国際交易が盛んに行われていた場所であった事を物語っている。
カシュガルを通らずして
ラピスラズリをクチャへ運ぶ事は不可能であった筈で
その要所である仏教国圏内に
十世紀頃
イスラム王朝であったカラハーン朝に支配をされた事が
現在のカシュガルやクチャの街並みと人種構成の
礎となっている。
カシュガルで見るウイグルの民の顔は
アジアの残り香があまりせず
東欧、西欧の血が民の奥底に残っている事は
その絶妙な血のバランスから生まれる
人々の美しい顔立ちからも想像が出来る。
そして今
その血は、この地と共に
新しい権力に支配をされていると言う解釈を
しても良いのでは無いだろうか。。
このタイルの青が
ラピスラズリの青が
後世に引き継がれていく事が
この道と血の使命であり
続いていくものと信じたい。
シルクロードと歴史の奥の深さが
多くの人々を引き付けてやまない事
自分も魅了され続けている事は
長い歴史のハザマで揺れ続けた
壮大な道の途上では誰もが無国籍な
異邦人だからである。。。
|