PHILIPPINESの残像

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最近、良く登場するこの男ですが

彼とはもう13年ほどの付き合いです。



彼とのエピソードを書き始めたら

ひとつの書庫が出来ます。



まとまったら

書庫を追加しようと思います。



彼は私の以前の会社で

1年先に入社をしていた先輩でした。



東京の営業所で

関西出身の私が来たことに

親近感を持ってくれたのでしょう。



仕事場では敬語を使い

誰もいない時やプライベートな時間は

タメ口で話せる関係でした。



今回は出逢って2〜3年後の

彼の勝手な提案を記載します。




時は1995年10月。

場所は東京営業所での事でした。

(このときはお互い標準語で話してました・・・。)




彼「PR(フィリピン航空)で安い航空券があったから予約しといたから。」

私「あ!そうなんですか。」



彼「いや・・・。お前の分も。」
 
私は仕事が忙しく、話半分で聞いていた様な記憶があります。




私「あ!そうなんですか・・・。って私の分もですか!」

彼「うん。そう。」




私「うん。そうって・・・。ちょっと予約する前に予定ぐらい聞いてくださいよ。」

彼「お前はいつでもHKだろう。」




HK=航空会社の予約コンピュターで

座席OKですと言う回答メッセージの事。。。



私「いえ。今回はRQ(リクエスト)でお返しします。」



彼「バカだねえお前、フィリピンは女の子可愛いぞ。カジノあるぞ。海綺麗だぞ。物価安いぞ。」

私「マニラには行った事ありますから知ってます。」



彼「じゃあ、そういう事でホテルの手配宜しく。。。」




それだけを言い残すと

彼はスタコラ、スタコラと

逃げる様にどこかへ消えて行った。




この頃から

この様なパターンだったのです。



でも彼の提案は

いつも何かを掴むものがあり

結局は楽しい思い出になったものが

たくさんあります。



確かに予定は空いている。

しかもセブ島って

心惹かれる・・・。

またしても奴の術中に落ちるのか。。。



その日の夜には有給届けを提出し

いそいそとホテルの手配をしていたし

ワクワクしていた様な気がします。



結局は男3人で行く事になり

その日を迎えた。



NRTで3人で昼食を食べ

ビールを飲み、ほろ酔い気分のままで

飛行機に搭乗し

セブへのフライトが始まった。



ご飯も食べ

ビールも飲んだ後だったので

2時間後くらいからは

熟睡状態であったと思う。



機内アナウンスがあった。



「皆様、もう間もなくセブ マクタン国際空港へ降下を開始します。お席にお戻りの上、
 
シートベルトを腰の低い位置でしっかりとお締めください。」




しばらくすると

セブの明かりが見えて来た。



「もう着くよ。」

熟睡中の二人を起こした。




しかし飛行機は

それ以上の高度を下げようとしない。

何なら30分ぐらい同じ景色を見ている。



空港の光も先ほどから何回も見えているのだが

一向に高度が下がらない。



上空で旋回しているのは明らかだが

この空港はNRTやHNDの様に

離着陸に順番を待たなければいけない様な

空港では無い。。。




「おかしいな。。。」

とつぶやいた時アナウンスがあった。




「皆様、当機はすでのマクタン空港の上空に到達しておりますが、着陸準備に時間を

 要しております。今、しばらくお待ち下さい。」




それから更に30分。



「皆様、当機にただいま、少々問題が発生しております。着陸用に使用する車輪が
 
格納庫が出て参りません。これより機体を前後、左右に動かす旋回飛行を行います。
 
皆様、もう一度シートベルトをご確認下さい。」



「おいおい。普通そんな事、正直に言うか。。。」




客室乗務員の悲痛な声に客席はザワついた。



「車輪が出ないんだって。」

「あ、そう。大丈夫だろ。」

「ねえ もうちょっとびっくりしようよ。」



機体を大きく左右に揺らし

高度を上げたり下げたり

それから更に旋回飛行を続けていた。



それからは何のアナウンスもなく

自然に着陸をした。



その滑走路の脇には

多くの消防車と救急車が止まっていたが

最悪は胴体着陸を

するつもりであったのだろう。

白い消化剤まで見えていた。。。




「当機はセブ、マクタン空港に着陸致しました。飛行機が停止するまでお座席に
 
お座りになってお待ち下さい。」



まるで何も無かった様であるかの

アナウンス。。。




やるなPR。。

そういう開き直った態度。。。。

結構。。

好きだぞ。。。



こうして男3人はセブに到着する。



到着ロビーを抜けると素早くタクシーに乗り込み

ホテルへ向った。



チェックインを済ませると3人であくびをしながら

ホテルのBARでビールを飲んだ。



まるで何も無かったかの様に、先ほどの事は話題には出ず

ゆっくりと時間だけが流れている気がした。



男3人。



腕時計の時刻を

TOKYO TIMEからLOCAL TIMEへ切り替える。。。



時間をずらした時

私達はやっと開放感が生まれた。。。



南の島の時間が始まる。。。
 
  
  

 

 

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