PARISの残像

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JUL2011 PARIS
 
YOU TUBE
Nadege/J'Attendre
 
「すみません。英語のメニューはありますか?」
 
最初に渡されたフランス語のメニューをひとりで一生懸命読んでいたが
 
全くもって何が出てくるのかがわからず、隣で同じく男性が一人で食べていた
 
肉料理がおしそうに見えたので、同じものをと言おうとしたが
 
その男性と目があってしまい、英語のメニューを求めてしまった。
 
 
お昼間の様な明るさではあるが、もう午後八時前である。
 
お腹の具合はそれほどでも無かったが、無理やりにでも食べておかないと
 
このまま夜中を迎えそうで、近くのカフェに入る事にした。
 
 
夕食ともなればある程度の品数を注文してあげなければならないのは
 
承知しているが、どうにも空腹では無かったので、ラビオリとカフェオレを
 
頼む事にした。。。
 
 
雨もあがり、しっとり濡れた石畳の道を少し歩くと
 
セーヌの河岸に夏の間にだけ開かれる遊園地から賑やかな声が
 
聞こえて来た。
 
 
 
その観覧車を眺めながら
 
昼間に逢った知人の言葉を思い出した。
 
 
「私はね。この街で死ねたらいいと思ってるよ。」
 
「心からそう思ってる。」
 
 
その前向きな終焉を少し羨ましいとさえ思いながら
 
ホテルへの道を歩いた。。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

ete  〜雨のパリにて〜

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YOU TUBE
MY CHERIE AMOUR/ CLEMENTINE
S.Wonderの曲と記憶しているが、クレモンティーヌも気だるくていい感じです。
 
JUL2011 PARIS
 
朝の目覚めは
 
つけっぱなしのクーラーと、朝の低い気温で、とても気だるい気分であった。
 
 
ここパリには古い知人がいる。
 
知人とは言っても親子ほどの年齢の離れた男性だ。
 
少しばかりニヤけた様に見える顔、溢れる出るユーモアセンス
 
頭の良い人である事はすぐにわかる人だ。
 
 
若い頃、日本を出て、すぐにアメリカへ渡ったと言う話を
 
昔、聞いた事がある。
 
 
わずか二年ほどでアメリカ暮らしに飽きてしまった彼は
 
パリへと生活の拠点を移した。
 
 
そこでフランス人の奥さんをもらい、子供も出来、そして離婚。
 
子供は立派な社会人となり、今は気楽な一人暮らしを満喫しているという人だ。
 
 
久しぶりの再会であった。
 
「お昼でもどうですか?」とお誘いがあった。
 
「ベトナム料理?韓国料理?どっちがいい?」
 
 
何故にその選択肢になるのかは良くわからなかったが
 
韓国料理を選び、約束の場所まで、市バスに乗車した。
 
 
市内の中心部から少し離れた場所まで行く途中
 
セーヌの流れを左側にしたトンネル付近で少し気が付いた事があった。
 
 
もう息子さんが結婚するくらいなのだから、古い話になるが
 
ダイアナ妃とアルファイド氏が交通事故で亡くなった場所。
 
そう言えば、ここだったな。。
 
 
その場所を通過した時、不意にそんな事が頭をよぎった。。
 
 
彼が呼び出すくらいのお店だけの事はあり
 
顔は韓国人、言葉はフランス語の店員のサービスも良く
 
おいしく料理を頂戴した。
 
 
「今度、日本にはいつお戻りですか?」
 
「もう何年も帰ってないよ。」
 
「私は多分、日本人じゃないんだよ。きっと。。」
 
「パリが性にあってるみたい。」
 
 
彼の顔を見ると、ニヤけた顔が更にニヤけた顔に見え
 
放たれる言葉が意味深にも感じられた。
 
 
店を出る頃、雨が降り出し、タクシーも捕まえられず
 
先にやって来たバスで市内へ戻る事にした。
 
 
車窓から見える景色を見ながら、重たい雲と鉛色の景色が
 
とても綺麗だなと思った。
 
 
この街も京都と同じく、冬が似合うのだろうと。。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

TGV/LYRIA BOUND FOR PARIS

 
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12JUL2011
TGV/LYRIA/9272
FROM:LAUSANNE
TO:PARIS/GARE DE LYON
 
ローザンヌの駅で渡されたチケットはファーストクラスだった。
 
2席、1席の配列の1列席にどっかり座ると、少し落ちつく事が出来た。
 
 
LYRIAという可愛い名前の付いたTGV。
 
パリまでは約4時間。
 
 
サマータイム中の西ヨーロッパ。
 
そう簡単に日没を迎えない。
 
 
4時間の所要時間のうち、約3時間は在来線を走行するため、TGVの
 
スピードの恩恵を受ける事はない。
 
ただ、それが心地よく、田園風景をゆっくりと眺める事が出来た。
 
 
DIJONを過ぎ、しばらくするとTGV新線に列車は進入する。
 
 
LYRIAはこれまで抑えていたモーター音を
 
本気で回しはじめた。
 
 
そのスピードのギャップが、逆に刺激的で格好がいい。
 
 
「私、これから本気出します。」
 
そんな感じ。
 
 
午後9時半を回り、夕陽が沈み出した頃
 
どこまでも広がる田園風景から、街並が出現し
 
間もなくパリなのだな。。と感じる事が出来た。
 
 
そして間もなく
 
LYRIAはスピードを落としリヨン駅へ進入をする。
 
 
そして、積み込んだバゲージを待つ間に
 
パリの街は夕闇を迎えた。。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

「ねむれ巴里」

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ひとつのドアをノックすると

「誰ですか?」と答えたのは

まちがいなく彼女であった。


「僕だよ。金子・・・・・・」と答えると

「来たの?」

おどろいて立ち上がるような気配だった。


誰かがいっしょにいるのかもしれないとおもったので

僕は、早速に手を掛けたドアの手を離して

彼女が誰かと一緒にでもいたときの

ばつの悪さを考えて、一度念を押して

「入っても大丈夫なの?」と訪ねた。


その扉は、内から開かれた。

見廻した部屋のなかは、彼女ひとりだった。



           金子光晴「ねむれ巴里」より



「私、以前パリに住んでたんですよ。」

「は? おまえ札幌じゃないの?」



「一度、帰国してしばらく札幌の実家に居たんですけど

 その前の話です。」


「あれ?以前何の仕事してたんだっけ?」

「まぁ。。流通関係とでもいいましょうか。。。」


「パリのどの辺に居たの?」

「サンジェルマン デュ プレって判ります?」


「うん。」

「その近くでアパート暮らしをしてました。」


「ゴルゴ13みたいな顔して、お洒落な事言うねぇ。。。」

「ありがとうございま〜す。」



中途入社をして来たゴルゴは自分よりふたつ年下。



札幌の中国領事館の領事の紹介と言う

良く判らないコネクションで

入社をして来たちょっと変わった雰囲気を持った男だった。



ラ・デファンスから程近いホテルの一室のベッドで寝転がって居たときに

バスの中に本を忘れて来た事に気が付いた。



身を刺すほど冷たい空気の夜

深夜営業のスーパーへ食べ物の買出しに出かけたとき



「ゴルゴもこんな風に一人でスーパーで

買い物してたのかなぁ。。」



などと余計な想像をしながら無愛想なフランス人のレジの

お姉さんに会計を支払い部屋に戻った。



金子の本が無いことで翌朝の行動に困る事は何も無く

金子がノックをしたその部屋のドアがある場所は

七十年以上の時を経た今も尚、その場所にある事は調べがついて居た。



この時の自分の行動が

ふたつ年下の会社の後輩の言葉とふたつ年上のカメラマンの執筆した

本によるところである事は事実であったが

数年前、マラッカへ訪問したときバトパハへ向かわず

チープなリゾート地へ行ってしまった事を

この夜になってはじめて後悔をした。



「西ひがし」「マレー蘭印紀行」で

書かれた長きに渡る放浪の果てに金子はシンガポールから

マルセイユを経てここパリへたどり着く。



シンガポールから先に送り出した

妻への疑いの念は全く晴れていない事は

冒頭の文章からも良く判る。





そこはモンパルナスのある区内で

ルクサンブルク公園をうしろにした

フランスの議員(セナ)の前通りの

リュー・ドゥ・トゥルノンと言う

住宅街の小さな部屋貸しホテルであった。

階下がバーになっていて・・・・


      
           ねむれ巴里 〜冬の森〜より




そして、その場所は

自分よりも一年前に同じ行動をした

カメラマンの記述により簡単に探しあてる事が出来た。



その本に記載されたとおり

オートロック式の建物の内部には入る事が出来ず

下のカフェで時間を潰しながら

建物の内部に入るチャンスを伺っていたが

時が経つにつれ、その「待つ」と言う行為そのものが

無意味な様に感じられその場を離れる事にした。



自分の中で出来上がっていた

金子の世界観が、そのドアの前に立つ事で

崩れてしまう様な気もしたし

それよりも冷たい風が

この日も強く吹いて居たことが

無機質な石作りの建物を長く見ている事で

その冷たさが体に染みるだけでなく

描いていた思いまでも冷たくなりそうな感覚を

自分の中で感じていた。




とにかく俺は来た。




その部屋に

奥さんの三千代さんやあんたが居るのなら

もう少し、建物のドアが開く時を待ったのかも知れない。。。



でも、あんた達は

俺がノックをしたところでとっくの昔に

その部屋には居ないのだから。。。




http://www.bali-hati.com

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シャルル・ド・ゴールの広場から

バスティーユの広場までを歩いて見る事にした。


メトロに乗らずマロニエの木が並ぶ

世界に名だたる大通りを歩けば

世界中からの観光客が有名ブランドの本店に列を作っているのが

見えたりする。



その中でも圧倒的に多いのが日本人の様な気がする。。。


ここを歩けばわかるが女性同士の観光客が多い事に気が付く。



街の雰囲気やその他の楽しみ方を考えれば

それはそれでセオリーなのかも知れない。



お洒落なカフェ

三ツ星クラスのレストラン

そして多様なショッピング。



ガイドブックを見ながらお洒落なレストランを探したり

カフェでお茶したりなんて言う事が出来ない自分は

昨晩もフリーペーパーで見つけた日本人が経営する

「ラーメン屋」で夕食を済ませた。



どちらかと言えばここで日本人が

どの様な生き方をしているのかの方に興味が湧くが

自分が行った時間帯にはアルバイトだろうか。。。?



たどたどしい日本語を操るフランス人の青年が麺を湯掻いて居た。



バスティーユ広場までの距離は散歩をするには

ちょうど良い距離。



Clementineの歌声も良かったりなんかする。



ラララ〜ダバダバダ、ダバダバダ

ラララ〜ダバダバダ、ダバダバダ


なんて感じで。。。



(YOU TUBE)

Un Homme Et une Femme Clementine

http://jp.youtube.com/watch?v=qlO5HSpY8lw&feature=related



グランパレ、ルーヴル、ポンヌフの橋が

その歌声と共に右側に見えて来る。




バスティーユ。




「ベルサイユの薔薇」は漫画本ですべてを

読んでいたし決して嫌いでは無いストーリー。




二人の事に思いを馳せるに

「フランス革命」がここに極まる「バスティーユ広場」は

ゆっくり見られる機会に見て置きたいと思っていた。



マリー・アントワネット



面白い女だと思う。

ひどい女だとも思う。




バスティーユの広場でぐるり歩き周ったが風の冷たさに

長く留まることは出来なかった。



自分なりの感想を少し持つと

次に行く場所は決まって居た。



昔の後輩の話とマレーシアの小さな街から引っ張っていた

明治の文人のおっさんの放浪の果てがこの街の一画に存在する。



そのおっさんの書いた本「眠れパリ」は

その後に訪れる聖地からの帰りのバスの中に忘れて来てしまう。



あの本を拾った誰かが日本人で

もし、その人の事について少しでも知っていたなら

その人もパリに戻れば同じ場所へ

行く様な気がしてならなかった。。。





http://www.bali-hati.com

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