中小企業診断士 中村俊基

中小企業診断士試験対策、千葉県佐倉市在住

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戦略とは、顧客と製品を決めることだ。

顧客を決めるために外部環境の機会を探る。

製品を決めるために内部環境の強みを見極める。

経済学における需要と供給とは、言ってみれば、顧客と製品を
抽象化し、変数として定式化したものだ。

組織は戦略に従う。戦略に基づいて組織構造は設定される。

生産形態も戦略に基づいて設定される。工場立地や生産形態は生産戦略で決まる。SLPってことだ。

市場細分化し市場構造を踏まえて、店舗立地も品揃えも決まる。

財務構造も戦略に基づいて設定される。BS構造は投資戦略で決まる。

環境分析を踏まえて戦略(顧客と製品)は決定され、

組織、マーケ、生産、財務の機能別戦略に展開される。

組織構造、品揃え、生産形態、財務構造といったフレームが決まると、

その中で展開するオペレーションが決まる。

人事戦略、マーケティングミックス、工程改善、収益構造だ。

環境分析、経営戦略、機能別戦略、そしてオペレーション(管理)

といった4つのレベルが有機的に相互関連している。

これが、二次試験の4事例の基本フレームであり、

同時に、最も基本的な設問構造でもある。


出題委員は、リソースベースドビューの観点からのアプローチを好むので、

実は、ポーターよりもバーニーの競争戦略に出題の比重が置かれる。

VRIO分析の方が重要だということだ。

価値、希少性、模倣困難性、組織(ビジネスモデル)

が備わっていることが、持続的競争優位の条件ともなる。

この視点は、経営資源が相対的に少ない中小企業が、大企業からの挑戦を受けつつも
生存領域を確保するための基本的な視座を与えてくれる。

また、ここに、機動性や柔軟性といった中小企業の特性を生かした戦略立案が重要となる。

プロジェクト型やネットワーク型といった柔軟性・機動性を重視した組織形態。
セル生産やJIT生産といった柔軟で機動性に富んだ生産形態。
変動資本を重視した財務構造。
そして、市場細分化といいつつ、顧客のTPOに応じたLTV最大化の論理は、
すべて、中小企業の特性を踏まえた、戦略的打ち手の代表例であり、

さらに、外部環境の不確実性の高まりを踏まえた戦略策定も必要となる。

市場開拓や新製品開発といった成長戦略とは、顧客と製品を決めることに他ならない。

ポーターのファイブフォースや、バリューチェーンだけが競争戦略のフレームではない。

経済学において、独占や寡占、そしてサンクコストに関する出題頻度が高いのも、
大企業の構造的な戦略パターンを把握し、中小企業としての打ち手を理解するための
基本的理解が求められているからに他ならない。

企業の誕生・成長・成熟・衰退・消滅といったライフサイクルに応じた法律的対応が、経営法務では問われ、

ヒト・モノ・カネ・ノウハウのうち、ノウハウに関する法律的担保が知的財産権に関する法律知識とはなる。

このノウハウは、技術戦略や投資戦略、販売戦略、そして人的資源開発の基盤となる経営資源となる。

これが、一次試験の各科目の体系的基盤であるし、二次試験の基本的なフレームとなる。

これからの一週間、大前提として、こういった部分の体系的理解が、

そのまま根本的な二次試験対策の基盤となることを意識して、学習を進めたい。

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