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10日間の休暇も終わり、メキシコに帰る日になりました。
朝6時出発の飛行機に間に合うように、3時半に起床。
用意を済ませて4時半に義父母の家を出ました。
義父は夜間透析をしているため、空港まで来ることが出来ずその場でお別れです。
義母と義弟が空港まで送ってくれました。
荷物のチェックインをするため、航空会社のカウンターに向かいます。
前日、体重計を使って重さをチェックしながらトランクを詰めたので、
荷物は全て重量オーバーになることなくチェックインできました。
搭乗券を受け取ると、もう搭乗時刻になっています。
あわただしく義母と義弟にお別れを言って、搭乗ゲートへ向かいました。
義父母たちにきちんと挨拶が出来なくて失礼なことをしたと思ったのですが、
考えてみればあわただしかったために、別れを悲しむということもなかったわけで、
そういう意味ではよかったのかもしれません。
ゲートに入る前に手荷物チェックをうけるわけですが、
サンフランシスコ空港の手荷物チェックは、フェニックスの空港より厳しかった!
チェックエリアの入り口にいる係官にパスポートと搭乗券を見せると、
なぜか私と娘だけ、パパと違うエリアで検査を受けるように言われました。
パパの方は靴を脱いだり金属は外したりするというのはありますが、
私達よりずっと早く検査を終えてしまいました。
ところが私と娘は金属探知機を通った後、別のチェック用機械にも通されました。
中に入ると、透明のドアが閉まって個室状態になります。
係官が「シャツの裾を抑えて。」と言うので、いぶかしがりながら指示通りにすると、
下からブワーっと高圧の空気が一瞬出てきます。
そのあとしばらくそこに立っていたら、チェックが終わったようでドアが開きました。
これで終わりかと思ったら、また手荷物をチェックされました。
私のカメラはコットンパフのようなもので表面をなぞり、
そのパフを何かの機械の上においてチェックしていました。
娘のバックパックはX線検査で危険物らしきものが見つかったので、中を全て出しますと言われました。
その危険物とは先端のとがったものだったようですが、中から出てきたのはペロペロキャンディー。
そのほかにも出てくるものといったら、おもちゃや色鉛筆などの娘の遊び道具ばかり。
係官もそれを見て笑っていました。
なんで私と娘だけあんなに厳しいチェックを受けることになったんだろう。
ひょっとしてビザ免除プログラムでアメリカに入国する人にはチェックが厳しいんでしょうか。
それにしても、子供のおもちゃやお菓子にも過敏に反応する空港係官を見ていて、
不謹慎ながらなんだか滑稽に思えて仕方ありませんでした。
手荷物および身体チェックを終えると、もう出発時刻ぎりぎりでした。
あわてて搭乗ゲートへ向かい飛行機に乗り込みました。
おかげで空港内でお土産を見る時間は全くなく、
私の好きなSea's Candyのチョコレートを買うことが出来ませんでした!
すぐに飛行機が飛び立つのかと思いきや、なんだか変です。
エンジンの音に混じってダッダッダッダッと何かを叩きつけるような音がしています。
「飛行機が出発するときのエンジン音ってこんなだったっけ?」とパパと話をしていると、
機長からアナウンスがありました。
エンジンに異常が発見されたので、このまま飛行しても支障がないかをチェックすると言っています。
「え〜、大丈夫かいな〜。このまま飛んだら落ちちゃうんじゃない?」
「ここで手間取って乗り継ぎに間に合わなければ、今日はフェニックスで一泊ってことになるの?」
などなど、色々悪いことを考えてしまいましたが、
30分後、チェックを終えて飛行に問題ないという結論に達したようで、
そのまま飛行機はサンフランシスコを後に飛び立ったのでした。
ちょっと不安でしたが、何の問題もなく2時間足らずでフェニックスへ到着しました。
乗り継ぎ時間は1時間ちょっとしかなかったので、搭乗ゲートから外に出るのはやめました。
ゲート内のカフェテリアで朝ごはんを食べ、おみやげ物売り場を少し見たら、
もうメキシコ行きの飛行機への搭乗時間となりました。
今回はエンジンのトラブルもなく、予定時間どおりに出発。
2時間ちょっとでシナロア州マサトランの空港に降り立ちました。
さて今度はメキシコ入国手続き。
ここではメキシコ人と外国人が別の窓口になるので、私だけ別の列に並びました。
パパと娘はさっさと手続きを終え、私の前を通り過ぎていきました。
そのときパパは、私の少し前にいる外国人(マレーシア国籍だったようです)が、
入国係官に止められて罰金を払わされそうになっているので、
もし私も何か言われたら、すぐにパパを呼ぶようにと言われました。
私はビザもちゃんと持ってるし、問題ないはずだと思いながら並んでいたら、
私の横を通った入国係官が、私のパスポートとビザを見せるように言いました。
そして、「スペイン語は話せますか?」と聞いてきたので、「少しだけ。」と答えると、
なんだか私のビザに問題があるというようなことを言い出したのです。
大きく手招きしてパパを呼びました。
すると係官はパパに向かって、私のビザに出国時のスタンプがないので、
罰金を支払わなければならないかもしれないと言い出しました。
係官は「ビザを取得してから今までメキシコ国外に出たことはないんですか?」と聞いてきました。
「ない。今回が初めてだ。」と答えると、
「ビザ取得者がメキシコ国外に出るときは、ビザに出国スタンプを押さなければいけないんですよ。
でないと罰金を支払うことになります。」と言われました。
パパは
「そんなこと聞いてないし、スタンプを押さなかったのはそっちのミスだろ? 罰金はそちらが払え。」
というようなことを言いました。
ここまで話して、入国係官が私達から罰金(というよりチップ)を取るのは不可能だと感じたのか、
「今後出国の際は必ずスタンプをもらってください。」と言って別の係官の所に誘導し、
そこで入国のスタンプを押してもらって手続きが終わりました。
入国審査から関税のチェックに向かう通路で、
「全部ママにまかせっきりにして何もチェックしなかったからね。これからは私も気をつけるよ。」
とパパが言いました。
本当に罰金が必要なケースだったのか、単にチップを取ろうという魂胆だったのかわかりませんが、
次回からは私も気をつけようと思います。
関税はボタンを押して青が出たのでノーチェックでした。
ようやくメキシコに入国したわけですが、まだ家までの道程の半分です。
ロス・モチスまで戻らないといけません。
これからバスで6時間はしんどいなぁと思って、飛行機の便があるか聞いてみたのですが、
一人当たり2000ペソ(2万円)以上と言われたのでこれは無理。
かと言ってマサトランに宿泊するのももったいない。
え〜い、もうひとがんばり行ってみよう!
ということで、バスターミナルまでタクシーを飛ばしました。
行きと違うバスで帰ることにしましたが、これが正解。
途中で止まる回数も少なくて、5時間半くらいでロス・モチスに着きました。
ロス・モチスはその日の朝、かなり激しく雨が降ったということで道がところどころ濡れていました。
バスターミナルからタクシーを使って家へ到着。
外から見たところ、特におかしなところはありません。
鍵をあけて中に入っても、出発前と変ったところはなし。
泥棒も入らなかったみたいでよかった!
(実際には水道メーターが盗まれていたのですが、このときは気がつきませんでした。)
義父母に電話をかけ、無事着いたことを報告しました。
ああ、疲れた!本当に長い一日だった〜!
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