T's 韓国日記

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Tips66.接着剤によるはぎ合わせ(具体的事例)

私のブログにコメントを頂いた田中英樹 今日の木工作業の田中さんの失敗例をサンプルとして挙げ、どんなやり方がいいのか検討してみます。本件については、記事にすべく田中さんに了解を頂いています。

材料は2X4の長手側(89mm)を2枚はり合わせる工作です。
以下がクランプ状態です。目的の材料2X4を2枚貼り付け、その両側に1X4をあて板とし、そこを適当な間隔でK-bodyあるいはポニーを使ってクランプしています。
イメージ 1

貼り合わせた結果を木口から見たところで、下半分に隙間が出ています。
イメージ 2
最初の写真でもお分かりのようにポニーで締めた反対側(締めていない側)が結構空いているようです。

端も以下のようにきちんとクランプしているのになぜ隙間が出るのかと言うことです。
イメージ 3
田中さん曰く、元々の2X4も当然まっすぐな材料ではなく、結構反っている(どの方向にどれだけかはわかりません)とのことで、これを無理やりクランプで締め上げたということです。

さあ、このような場合私ならプレス機を使えばほぼ完全に引っ付きますが、一般にはそんなマシンはないので、これをどのようにクランプしたら良いかと言うことです。なお実際の田中さんの材料は、まっすぐではなく、いびつに反っていた可能性もありますが、剥ぎ合わせの基本は、事前に材料を手押しあるいは自動かんな盤を通して接着できる加工をしておくことが前提条件ですので、ここではその事前加工が終わった後のクランプについて考えることとします。材料の長さは1800mm位とのことです。今回のように接着面の幅があり、且つ材料の長さが長い場合の接着はかなり難しいと思います。

材料を接着剤で圧締する基本については、以前の記事を参照にして下さい。

まず、クランプの基本は、接着面の幅分の圧締は必要である、と言うことです。例えば、一番上のK-bodyは懐が大きいので、89mmの全幅に渡ってクランプができていますが、ポニーのパイプクランプは懐が短いため、半分位しかクランプができていません。

次にあて板です。あて板の目的は、接着面を広範囲に均一に圧締することです。つまり、クランプは一部ですが、そのクランプが無い部分は、あて板で締め付けると言うことですので、あて板はそれなりに剛性がなければいけません、つまりかなり太い材料を使用するということです。田中さんの場合はこのあて板に1X4を使用していますが、これなら全く剛性がありませんので、あて板の目的は達成できないでしょう。

これらからもし私がやるとしたら、次のようなやり方になると思います。以下は断面図です。現実的には設置方向をこのままの状態で90度回転させた方がやり易いと思います。
イメージ 4

下が上からの平面図です。
イメージ 5
黄色のハッチングが目的の張り合わせる材料です。ピンクがあて板、グレーがクランプです。クランプは、材料の貼り付け面幅(実際にはあて板の幅)より長いものを使用しましょう。あて板は2X4を縦に使用し剛性を持たせています。しかも片側1本では、材料の幅に満たないため、2本使用しています。ここで長さ方向は300mm間隔でクランプすることで良いのではないでしょか。

またあて板も2X4のため、まっすぐでなく反っていると思われますが、その反りを上手に生かし、材料の長さ方向の真ん中が材料と接するような使い方(逆に長さの端の方が離れたようになる)をすれば、あとはクランプで締め上げることにより全長さに渡って均一に圧締することができます。本当は、宛て板をそうなるように(割合が難しいですが)凸に加工するのがベストです。
これについては、懇意にして頂いてるPongooさんのHPのbow クランプ を参照下さい。具体的にテストされていますので非常に参考になります。

そうそう一つ書き漏らしていました。田中さんは接着剤にTitebond3を使用されています。両端をきちんとK-bodyでクランプしているのに下半分がくっついていないのは、このTitebond3のOpen Time(Specでは10分と成っていますが、温度、湿度等により実際には違ってくると思いますが)をオーバーした所為なのかもしれませんが真実はわかりません。

上の前提で上手に接着する方法ですが、他に良いアイデアがあったら教えて下さい。
また記事内容で間違っているところがありましたら指摘下さいね。<田中さん

PS.上3枚の画像は田中さんのBlogから了承を頂いてコピーしたものです。

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たーじぃさん、コメントありがとうございます。
言われるように田中さんは手押しも自動も全くかけていないと思われます。それを強引にクランプで締め付けただけです。
TitebondExtendでもSpecではたかだか5分長くなるだけですので、私なら、普通の酢ビの白ボンドを使います。

2007/10/13(土) 午後 3:22 [ toshim ] 返信する

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あと、厚みが均一でない状態であればパラレルクランプは使わない方が良いんじゃないでしょうか。あて木も使わずに浮いている所をFクランプなんかでポイントで締めていった方が良いかと思います。パラレルだと厚い所に邪魔されて薄い所が締まりませんよね。

>田中さんは手押しも自動も全くかけていないと思われます。
あれ?でも機械が無い訳では無さそうですね。手押しがちらっと見えます。

2007/10/13(土) 午後 4:40 た〜じぃ 返信する

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このような場合 私はまずクランプを両端でとめ水平を保ったところで隙間の部分をクランプで反対からあて交互にして
隙間を無いようにします、最初が悪いからむりやりごまかすしかないみたいですね。

2007/10/13(土) 午後 4:53 koubou-yuu 返信する

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たーじぃさん、なるほど、それは言えますね。
両端がパラレルで接着面の半分に隙間があるのはその所為?の可能性がありますね。
手押し、ありましたか。どうだったのか聞いてみます。

2007/10/13(土) 午後 5:36 [ toshim ] 返信する

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雄さん、そうなんです。最初をきちんとやるのが基本ですね。

2007/10/13(土) 午後 5:38 [ toshim ] 返信する

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田中さんとこ見てみたら、「機械が無い訳ではない」程度では無かったですね。なんかお仲間(道具マニア)のような気がします^^;

2007/10/13(土) 午後 7:30 た〜じぃ 返信する

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たーじぃさん、今私も見てきました。
いっぱいありますね。手押しも小さいけどありました。もちろん自動も。ではなぜ使わなかったんでしょうね、不思議です。

2007/10/13(土) 午後 8:21 [ toshim ] 返信する

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たーじぃさん、今聞いてきました。
勝手な想像で失礼しました。手押しと自動を両方ちゃんと掛けているとのことです。ただし、その後2,3日置いてから、接着したそうです。当然この2,3日の間に反りやねじれが出てくるでしょう。しかし、厚みは自動を通していれば揃っていると思います。とするとうーん、原因はクランプの仕方と、Titebond3のOpenタイムの所為かなあ。

2007/10/13(土) 午後 8:49 [ toshim ] 返信する

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やはり原因1ですよ。
写真を良く見ると浮いてる所だけ角が丸くなってます。
それでパラレルを使ったのが原因かと。

2007/10/13(土) 午後 9:36 た〜じぃ 返信する

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たーじぃさん、隙間があるのはこの写真の端だけではなく、途中のポニーのクランプの部分も結構隙間があるとのことですから、そんなに鉋盤での加工が悪いとは私は思えません。
やはり問題は、クランプの仕方と、締め方(ポニーで締めすぎ)が効いているのではと思っています。

2007/10/13(土) 午後 10:12 [ toshim ] 返信する

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う〜ん、どうなんでしょうか。写真からは明らかに面が悪いように見えますが。多分、大きく材を取り過ぎているのではないかと思います。私がSPFから材を取る時は、完全を目指す場合は30×80です。それ以上だと経験上、上記の様になる可能性があります。
でもクランプしている写真を見ると裏は見えていないようなので、締めすぎも考えられますね。
教訓は裏も確認しろってところでしょうか(笑)

2007/10/14(日) 午前 8:28 た〜じぃ 返信する

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たーじぃさん、言っている意味がわかりません。幾ら削ろうと面は同じじゃないんですか?それと、この写真はあくまで木口ですから、木口が欠ける場合はあると思います。

2007/10/14(日) 午前 10:54 [ toshim ] 返信する

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サイズの件は要するに材が大きすぎると刃に当たっていない部分が残る可能性があるという事です。また、中央の方は写真も無いので見てみないと分かりません。しかし、写真から少なくとも端の方は加工精度の問題かと思うわけです。

2007/10/14(日) 午後 0:07 た〜じぃ 返信する

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ごめんなさい、わかりません。材が大きすぎるという意味は?

2007/10/14(日) 午後 1:13 [ toshim ] 返信する

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このやり取り 将来の参考にしたいと思っておりましたが、
木工って難しいのですね。 削除

2007/10/14(日) 午後 7:28 [ 香芽 ] 返信する

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香芽さん、なかなか結論が出ませんね。

2007/10/14(日) 午後 7:45 [ toshim ] 返信する

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「材が大きすぎると」というのは「最終的に取りたい厚さが大きすぎると」という意味です。例えば波打った材があったとしたら、取れる材は薄い物になりますよね。でも、それに気づかず自動にかけた場合、取りたい材の厚みになったらストップしますから刃が当たっていない所が出たんではないかという事です。荒材ですと削った所とそうで無い所ははっきりしてますが、そうでない時はありがちです。なので最初のコメントで自分がやる場合はマーキングすると言ったのです。

2007/10/14(日) 午後 11:09 た〜じぃ 返信する

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たーじぃさん、やっと意味がわかりました。基本的なことですね。その後、田中さんからの情報で、アップライトクランプの所為では?とのコメントが入っています。アップライトクランプというのはオフコーポが販売しているK-bodyに形が似たやつです。これがどうも完全にパラレル動作ではなく斜めに片効きしているとのことです。K-bodyとアップライトでは、効き方が逆になっている、と。
この片効きについては、両方のクランプでいつかテストしてみたいと思っています。
かんな盤の加工については、田中さんからコメントいただくのが一番いいのですが。ここを読まれていますか?<田中さん

2007/10/14(日) 午後 11:21 [ toshim ] 返信する

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たーじぃさん、今丁度K-bodyとアップライトクランプのしまり方の違いの記事が田中さんのBlogでUPされています。
http://craft.tanaka-service.jp/?eid=852751

2007/10/14(日) 午後 11:36 [ toshim ] 返信する

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たーじぃさん、田中さんからちょっと情報を頂いたので若干補足します。
1.かんな盤での素材加工について(そのまま引用します)
>手押しも、自動カンナもカンナが完全にかかるまで必ずやります。
>性格がそうですから^^
>カンナをかけないでの張り合わせは基本的にはやりません
>隙間が出るのが非常にいやだからです。性格的に^^
>デジタルノギスもありますので必ずきっちりあわせます。
>コンマの世界です^^;なので作業がはかどりません・・・

ということで、100%完全ではないかもしれませんが、たーじぃさんの言われる心配はないと思って良さそうです。

2.隙間について
最初、K-bodyでクランプした。ところが、その時点で、上が空いていたので、その部分をポニーで締め上げた(上側だけ:写真参照)。下部については、気にしていなかった。結果、ほとんどの長さ方向で下部がほんのわずかだが隙間が出ていた。
と言うことで、以上を総括で考えると、やはりクランプの仕方(あて板の1X4や、TitebondのOpenTimeを含めて)が問題と思われます。

2007/10/15(月) 午前 9:31 [ toshim ] 返信する

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