T's 韓国日記

もう桜も終わりました。気持ちよく仕事をして気持ちよく遊びましょう

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75.木作り_その2(自動かんな盤)
さあ、2面が直角にできあがったところで、次に進みましょう。
ここでは自動一面かんな盤(普通一面は省略します)を使い、手押しで作った面の反対側を目的の寸法まで削り込むことです。この自動かんな盤では刃は上に付いており、削れるのは差し込んだ材料の上側なので、必ず手押しで削った面を下にします。

イメージ 1

1.第3面を目的の寸法まで削ります。
 自動かんな盤はご存じのように、単に差し込めば材料の上側を削ってくれますが、削る量は普通ハンドルで刃の昇降ができますが、削り始めは 以下のやり方がベスト と思います。
 (1)昇降ハンドルを回し、材料が充分通る高さにセットする。
 (2)自動かんな盤を運転する。
 (3)材料を差込む(差込む量は、少なくとも、材料の先頭が刃の位置を行き過ぎている状態)---この状態で、手を離してもは材料は送られません。また、差し込む時に、材料を不用意に刃に当てないように注意下さい。
 (4)ハンドルを徐々に回し刃を下げてきます。
 (5)下降を続けているとその内材料に刃が当たり、切削し出すと共に材料が自動で送られ始めます。送られた時点で昇降ハンドルを止めます。出てきた材料は先頭が削られていません。
 (6)出てきた材料を再度同じ高さで自動かんな盤を通す。
 (7)後は普通のやり方で、目的の寸法になるまで、下げては削り、(計り)、を繰り返します。

2.第4面を目的の寸法まで削ります。
 上と同様に第4面を削ります。

以上のやり方をしますので、私は自動かんな盤の刃の位置の絶対数値は今まで意識したことはありません。ハンドル部分にスケールが貼られていますが、これも今まで意識して見たことがありません。あらかじめ木取りした時点で大体の寸法にできあがって(+3mm)いますので、あとは実際に削った後測定し、目的の寸法に仕上げるだけです。もちろん、ハンドルをこの位回すと0.何ミリ、と言う感覚は必要です。計るのはやはりディジタルノギスが便利そうですね。私は持っていないので今度買いましょう。

自動かんな盤に材料を挿入する場合は、当たり前ですが、テーブル面に乗せて材料を平行に押出します。私は右手でまずは材料の先頭部分をテーブルに乗せます。その時点で乗せた部分を左手で上から下に押しつけます。そうすることで材料とテーブルが完全に平行に密着されますので、左手で押さえながら右手で材料を奥へ押し出してやると、材料はロールでつかまれ自動で送られます。ここまで来ると左手は離してもOKです。

もう一つ注意を。
細い材料は一枚単独で自動かんな盤に通してはいけません。折角の直角が崩れます。そうですね、単独で通す幅は最低でも20mm以上は必要でしょうか。理由は傾く可能性があるからです。ですからその場合には、数枚を重ねて通すか、自動かんな盤を使わないようにしなければいけません。その場合、テーブルソーのリッピングでやりましょう。後は手かんなでね。

木目の方向ですが、これも手押しかんな盤と同じで、当然順目で自動かんな盤に通しますが、非常に入り乱れた木目の場合は、どちらから通しても逆目掘れに成る場合もありますが、このような場合は刃の回転速度に対して送り速度を極端に下げてやれば逆目掘れが止まります。私はインバータを追加して、送りロール用のモータが速度調整できるように改造しました。このおかげで自動かんな盤での逆目掘れは完全に無くなりました。

Rev.1 2008.07.17 以下追記
木工房オーツー の大江さんの木作りのやり方を以下参照下さい。
流石プロと思われる木の暴れを徹底的に押さえるやり方は、作品を他人に提供することへの最高品質の物に仕上げると言うことがひしひし伝わってきます。下記のやり方を行うことで、木作りについては安定し次の工程に掛かる下準備ができたことになります。但し読んで頂ければお分かりですが、暴れを押さえるためには、それなりの時間が掛かりますので、この辺りも踏まえ参考にして下さい。尚、私が変に編集しますと違った意味に受け取れる可能性もありますので、コメントの原文を編集なしでそのまま以下に掲載します。但し、絵については、わかりやすいと思い勝手に私が挿入しました。

私の下拵(木作り)の方法はすこし違います。
イメージ 2
1)仮に34mm厚の荒木から29mm厚の板に仕上げたい場合、平の面をア・イとし、木端をウ・エとすると、まずア面を手押鉋盤で平らにします。次いで反対側のイ面を自動鉋盤で削ります。削り具合を見ながらアとイを交互に削ったり、途中もう一度手押をかけたりしながら、31mmくらいのところでいったん止めます。
 
2)アまたはイを仮の基準面として木端のウ・エを同様に削るかカットします。幅も仕上より若干広めにしていったん休止。その後一枚づつ木端立てして風が通るようにしばらく放置しておきます。これを一次下拵とします。

3)一度平面にしたはずのア・イ・ウ・エ面は多少ともまたひずみが出ていることが普通です。それを見ながら一次下拵と同じ手順で二次下拵を行い、所定の寸法に決めます。しかし、素材と仕上との寸法差が大きかったり、途中の動きが大きい場合は三次・四次下拵をすることもあります。

4)なぜア>ウと連続して基準面を作らないかというと、ア・ウが平面&直角になっているのは、イ・エがまだ荒木のままだからこそです。それなりにその時点ではつり合っているわけです。ところがア・ ウを基準にそのままイ・エを削ると、そのことでバランスが崩れてしまい、最初の平面と直角が狂ってくることがしばしばあります。手押鉋盤や自動鉋盤の定盤の調整がきちんとしているにもかかわらず、削った材料が完全な直方体に仕上がらない理由は、たいてい上の理由です。

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toshimさんの鉋にもDROを付けましょう。ただ、これに付けるとしたら私が使っている鉋専用の物ではなくて、以前購入されたスリースカンパニーの汎用タイプの方が使いやすいでしょうね。

2008/7/16(水) 午後 6:40 た〜じぃ 返信する

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見てるだけだー

2008/7/16(水) 午後 6:52 koubou-yuu 返信する

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ところで(5)ですが、刃に当たるほど奥まで入れないで、ローラーに当たる程度に留めて置けば最初から先っぽが削れるのでは?

2008/7/16(水) 午後 7:22 た〜じぃ 返信する

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私の下拵(木作り)の方法はすこし違います。
1)仮に34mm厚の荒木から29mm厚の板に仕上げたい場合、平の面をア・イとし、木端をウ・エとすると、まずア面を手押鉋盤で平らにします。次いで反対側のイ面を自動鉋盤で削ります。削り具合を見ながらアとイを交互に削ったり、途中もう一度手押をかけたりしながら、31mmくらいのところでいったん止めます。
2)アまたはイを仮の基準面として木端のウ・エを同様に削るかカットします。幅も仕上より若干広めにしていったん休止。その後一枚づつ木端立てして風が通るようにしばらく放置しておきます。これを一次下拵とします。 削除

2008/7/16(水) 午後 7:36 [ 木工房オーツー大江進 ] 返信する

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3)一度平面にしたはずのア・イ・ウ・エ面は多少ともまたひずみが出ていることが普通です。それを見ながら一次下拵と同じ手順で二次下拵を行い、所定の寸法に決めます。しかし、素材と仕上との寸法差が大きかったり、途中の動きが大きい場合は三次・四次下拵をすることもあります。
4)なぜア>ウと連続して基準面を作らないかというと、ア・ウが平面&直角になっているのは、イ・エがまだ荒木のままだからこそです。それなりにその時点ではつり合っているわけです。ところがア・ ウを基準にそのままイ・エを削ると、そのことでバランスが崩れてしまい、最初の平面と直角が狂ってくることがしばしばあります。手押鉋盤や自動鉋盤の定盤の調整がきちんとしているにもかかわらず、削った材料が完全な直方体に仕上がらない理由は、たいてい上の理由です。 削除

2008/7/16(水) 午後 7:37 [ 木工房オーツー大江進 ] 返信する

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たーじぃさん、いえいえ、残念ながら私は使う機会が無いのですよ(笑)

2008/7/16(水) 午後 7:50 [ toshim ] 返信する

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雄さん、見てくれるだけで嬉しいです。

2008/7/16(水) 午後 7:50 [ toshim ] 返信する

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たーじぃさん、だめなんです。それでは最初が幾ら削れるか判らないんです。まあ、次に一気に削れば2度通さなくても、良いんですが。

2008/7/16(水) 午後 7:52 [ toshim ] 返信する

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大江さん、違いますね、私が習ったことと。なるほど、どこまでも、木の落ち着くまでじっくり見据えて仕上げる、ってプロのやり方を見ることができました。掛ける時間も相当な物になるでしょうね。そう言う意味では、私が書いたやり方は、通り一辺倒の論理だけのやり方のような気がしてきました。非常に参考になりました。

そこでお願いですが、大江さんの上記のやり方を、エントリーに追記させてもらっても良いでしょうか?

2008/7/16(水) 午後 8:00 [ toshim ] 返信する

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どうぞどうぞ、参考にしていただければ幸いです。私も初めからその方法だったわけではなく、試行錯誤の末です。理想的にはふたつくらい先の仕事の木取と一次下拵を済ませて養生させている間に今の仕事の加工をするというのがいいと思いますが、なかなかそううまくはいきません。
昔は人乾設備もなかったので、とくに細かい指物などは、上のようなローテーションで作るのが常識だったようですね。 削除

2008/7/16(水) 午後 8:44 [ 木工房オーツー:大江進 ] 返信する

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木はいつまでも変化するそうですね。 削除

2008/7/17(木) 午前 4:30 [ 香芽 ] 返信する

デジタルプレーナースケールが便利ですよね!

2008/7/17(木) 午前 6:33 700 返信する

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大江さん、ありがとうございます。後で追記指せていただきます。
>細かい指物
なるほど、木の暴れを徹底的にできるところまで追い詰めて、ということが実感できます。

2008/7/17(木) 午前 8:34 [ toshim ] 返信する

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香芽さん、はい、その通りで不思議ですね。伐採した後も生きているなんてね。

2008/7/17(木) 午前 8:35 [ toshim ] 返信する

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700さん、便利ですか?私はプレーナには必要と感じませんが、テーブルソーのリップは便利です、が何しろ電池がネックなので、私もたーじぃさんを真似て電池BOXを追加しようかなと思っています

2008/7/17(木) 午前 8:37 [ toshim ] 返信する

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大江さんのやり方は別のプロの方もその様なやり方をしていると、どこかのブログで見たことがあります。プロの方はこの手順が多いんでしょうかね。

私の場合はtoshimさんが紹介された方法で3mm厚まで木作りし、暫く放置後に、もう一回同手順で最終の大きさにするというのが多いです。稀に幅がギリギリだったりすると大江さん方式になる場合も有ります。

でも考えてみればア・イを削るよりもウ・エを削る方が面積も少なく普通は影響は少ないでしょうから、最後にウ・エの方が理に適っているように思います。

2008/7/17(木) 午前 11:15 た〜じぃ 返信する

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そうなんだ、たーじぃさん、やはりプロはプロと感じますね。
脚の様な角材なら、それこそ大江さんの言われるような状況になるのでしょうね。時間に関しては逆に趣味の人の方が自由にできる可能性があるので、養生しながらのんびりやった方が良いと言うわけですね。

2008/7/17(木) 午後 2:57 [ toshim ] 返信する

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