【タイ・バンコク発】 国際協力・海外援助ブログ

「エンパワーメント」にはまっています。国際協力機構(JICA)・青年海外協力隊(JOCV)関連も

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「それでもボクはやってない」は2009年にヒットした映画です。

日本の裁判制度に問題を投げかけた映画として話題になりました。
筆者は、とっても気になったのですが、なかなか見る機会がなく、やっと最近ビデをを手に入れて見ました。


筆者は、子供のころから(子供の頃は?)、いわゆる「いい子」で、犯罪を犯してはダメですよ! という教えを守って育ちました。 子供の頃にみたドラマ(確か「ザ・ガードマン」だと思うが、)前科を持つ若者が、社会から虐げられるシーンがあった。

本来であれば、「前科を持つだけで、なぜ社会から虐げられなければならないのか」問題意識を持たねばならないのだと思うが、その時にそのドラマを見ながら母親が発した言葉は、「前科を持つと、ああやって一生ついてまわるんだ。悪いことは決してやっちゃダメだよ」ってこと。

よい子だった筆者としては、警察に捕まることはしないまま育ちました。
(本当は、「よい子」ではなく、警察に捕まるようなことをする勇気がなかっただけですが)


その後、善とは何か? 悪とはなにか? と(浅はかながら)考えていくなかで有罪かどうかは、絶対的なものではなく、社会のシステムの中で決められてしまうことに疑問がずっと深まってきました。
でも、その疑問を突き詰める頭はないまま疑問だけを抱えて来ています。

例えば、大麻を吸うなんてことは、(誤解を恐れずに個人的見解を書けば)筆者的にはなぜそんな大犯罪なのかわかりません。現在だってオランダでは合法化されているし、タイでも田舎では食したりするようです。タバコや酒が合法で、大麻が違法だなんて、合理的な説明ができるわけではありません。唯一言えるのは、「法律という仕組みに合致しているのかしていないのか」です。
つまり、
「大麻は法律に違反している」「酒は法律に違反していない」
ことが事実であることであって、
「大麻は悪い」「酒は良い」ということではないのだと思います。

大麻を吸った人は、「法律(=社会の決まり)」を犯したことを責められるのであって、大麻を吸うこと自体が悪いのかどうかは判断しかねます。

SMAPの草薙クンが逮捕されて家宅捜査までされました。
酒によっぱらって、夜中に公園で全裸になって叫んだ!

これは、公衆に不安感と迷惑をかける行為で、「悪いこと」です。
でも、「絶対にゆるせない・人間としてあるまじき」ほどの凶悪犯罪なのでしょうか?

酒に酔って前後不覚に陥った経験を持つ人は少なくありません。
(筆者もあります)
辛いことがあって、酒を飲まずにいられない気持ちになったことがある人間は少なくありません。
(筆者もそうです)

で、そうなったからといって「逮捕され」「家宅捜査」を受けるのみならず、仕事を取り上げられるほどの悪事でしょうか?

ようは、草薙クンは、やったことは「少し悪いこと」だったのですが、
「有名人」であったために、大きな罰を受けることになったような気がします。


「私はSMAPのメンバーでなくて良かった」と筆者は胸をなで下ろしたのでした。


そんなこんなで、筆者は「裁判」というものに相当否定的なものを感じてきました。


法律はよくわからないのですが、法律の専門家が、論理をこねくりまわして、法律の裏をかくことは「合法的」などと発言しているのを聞くと、「良いことは良い」「悪いことは悪い」と判断するのが、人間として当然! 「法律の裏をかくことが善」で「無知で法律違反してしまうことが悪」というような発想には疑問を感じ続けました。


で、裁判員制度。筆者的には普通の人が普通の感覚で裁判を行う、少なくとも裁判の判断に普通の感覚を取り入れることは、大賛成です。 法律に違反したかどうかももちろん大切ですが、「悪いことをしたのか」「していないのか」を普通の感覚で行うこと。その一歩が裁判員制度だと思っています。

「普通の人の感覚が裁判を変える」というのであれば、このブログで何回も書いている「エンパワーメントアプローチ」とも通じる部分が大きいとも思います。

「プロの裁判官が正確な判断をすれば良い」などとの意見があるが、
「プロ」ではなく「普通の人」の感覚が大切なのです。

同じように、
「政治はプロの政治家がやるのが一番。素人が口だしすべきでない」
「行政サービスはプロの公務員がやれば良い。素人が口だしすべきでない」
はおかしく、普通の国民みなが、勉強して政治家なり公務員なりを監視・指導・参加しなければならないのです。
それが、エンパワーメントアプローチなのです。
裁判にも裁判官を監視・指導・参加しなければなりません。

もとにもどります。


"それでもボクはやってない"

周防正行監督による、『Shall we ダンス?』以来10年ぶりの新作映画。前作の封切り後、じっくり時間をかけて地道な調査活動を続けてきた監督が「どうしても作りたかった」という、日本の刑事裁判に疑問を投げかける社会派の作品である。周防監督は、2002年に東京高裁で逆転無罪判決が出された事件をきっかけに痴漢冤罪(ちかんえんざい)に関心を持ち始め、自ら取材した数多くの同種事件の実在エピソードを作品中に散りばめるなど、痴漢冤罪事件を通じて、日本の刑事裁判の実態を映像化している。
ウィキペディアより( http://ja.wikipedia.org/wiki/それでもボクはやってない

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