Music Life

「古い音楽」について淡々と書いていきます。最近またぼちぼちと。

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Santana [ Santana III ] 1971

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Santana [ Santana III ] 1971

1973年頃までのSantanaは「バンド」だった。
Carlos Santanaのギターはあくまでも「上物(うわもの)」として、
基盤になっているのは強烈なドラム+パーカッションの嵐。
それに加えてGreg Rolieの歪んだオルガンが空間を埋め尽くす。
誰が欠けても成立しない、バンドとしての一体感。

意識してラテン・フレーバーを曲に加えつつ、
Neal Schonの加入でRock色を強めたこのアルバム、
今聴いても強烈な刺激を受けます。高揚感の連続。
この時期のライブを聴きたかったですね。

Carlos SantanaはNeal Schonを失った後、
一時期「宗教色」を強め「Jazz(風味)」にも接近していくが、
その後は自己パロディのような演奏を続けて、
最終的にそれを「芸」として完成させていきます。
最早何を演っても「Carlos Santana」印。

ちょっと「お子様」向きの健全で健康的な音になる前の
本当にヤバくてエロいSantanaを聴きたければ、このアルバム。

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Miles Davis [Dark Magus: Live At Carnegie Hall 1974] 1977

「緊張と弛緩」これが70年代のRockミュージシャンが長尺の曲を演奏する時のキーワード。
緊張だけでは緊張感は続かない、聴いている側がダレてしまう。
CreamやJimi Hendrix Experienceのバトルのような長尺演奏から学んだ
ZepやYes、Deep Purple(ライブ時)などが実践した、音の強弱、速度の緩急、
コードの安定とテンション、構造と非構造。

ラジオに掛かる「3分間ミュージック」がRockの基本、いくら長尺になってもこれは不変。
結局どこか安心出来る構造の中で、耳に残る音列を表現する。
本質的に「10分間ミュージック」であるJazzの場合、逆に3分間でも30分間でも
構造からのズレを表現しようという動きは変わらない。
耳には残らないが、心に残る「音」。

では8ビート導入後に「Rockのその後」を一気に目指したMiles Davisはどうだったか?

Dark Magusはドス黒いFunk Rock。
演奏する側も聴く側も緊張の連続を強いられる。
リズムは強烈なのに、ノレない、踊れない。
安定すること、解決すること、を拒絶する音の洪水。
ドラムセット、エレクトリック・ギター/ベースギター、が本来の音を出しているのに対して
(電気処理された)トランペットやサクソフォンは本来とはかけ離れた音を出そうと模索している。

Miles Davisは「Rockをやろうとした」のではない。

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Blood, Sweat & Tears [Blood, Sweat & Tears] 1969

最先端でアバンギャルドでPopで、紛れもなくRock。
そんな音楽が60年代末〜70年代前半のある時期、存在していた。
まだRockが「表現」と「商売」の間で揺れていた時代。
真の「プログレッシブRock」が、ラジオでも流れていた。

これはBlood, Sweat & Tearsの2枚目のアルバム。
仕掛人のAl Kooperが抜けて(追い出されて)、
腕利きのミュージシャン集団が選んだ方向性は・・・
よりプロデュースされた音を目指すこと。

Jazz本来の自由さ、R&Bのリズムのキレ、Rockの主張、
Folkのしなやかさ、Bluesの重心の低さ、Classicの構成力、
そんな様々な根っこが一体となった「新しくて懐かしい」音。

今では振り返られることの少ないバンドの
ほんの短い「全盛期」の記録。

いま聴いている音楽に息苦しさを感じたら、手に取ってみて下さい。

Badger [One Live Badger] 1973

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Badger [One Live Badger] 1973

まず音が先か、名前が先か。
この順番を間違えたバンドには不幸な未来が待っている。

どんなバンドもデビュー時点では「無名」。
それを売り出そうとするレコード会社は、
「第二の○○」とか、「元○○バンドにいた××の新グループ」とか、
少しでも目に留まる売り文句で煽ろうとする。
(バンドには自然発生的に「音」面でのリーダーが生まれるが、
それを無視して、その時点で一番知名度の高いメンバーの
名前が取り上げられる。)

Badgerは「第二のYes」でも「(元Yesの)Tony Kayeのバンド」でもなかった・・・。
この時代にしても少し古めかしい音。
表面を飾るハモンドオルガンではなく、
動き回るベースラインとタメの効いたドラムス、
マイルドに歪んだ音で煽りまくるギターを聴くべきライブ盤。

突き抜けたところの無いPopなヴォーカル(ハーモニー)、
7分台の曲が多い割に構成は単純で大人しく「順繰り」に回る長尺ソロ、
印象に残らないメロディー、等々ツッコミどころ満載なアルバムだが、
意外にも1973年時点の良質な英国ロックのエッセンスが詰まっている。

何も先入観を与えず、まず「音」を聴かせる機会があれば、
このバンドを聴くべき人達に届いたのかもしれない。

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The Little Willies [ For The Good Times 2012 ]

「流行っている音楽」以外の音楽シーンがちゃんとあって、
それなりの需要が市場を形成していて、
ミュージシャンと聴き手が気持ちを通じ合っている・・・

考えてみれば当たり前のことだが、
日本の状況はどうかな・・・?

米国の音楽市場は日本とは「規模」が違うけど、
やはり「厚み」の違いが大きい気がする。

最先端の音楽シーンであるはずの「アメリカン・アイドル」から登場する
歌手達が一様に「伝統的な」分野に収斂されていく不思議。
オーディションの過程に必ず「Jazzスタンダード」だの「Motownヒット曲」だの
古い曲を歌うことを課されて、参加者が自分の得意ジャンルではないにしろ
ちゃんと歌いこなしていく。

世代を超えて「いつまでも無くならないもの」としての
「古い音楽」が共有されている強み。
それは彼らのライフスタイルが基本的には変わっていないことの証。

このThe Little Williesは「お遊びバンド」ではあるものの、
やっていることは自己満足に留まらない。
ある年代を過ぎると「卒業」してしまうもの、ではない、確かな価値観と音。


刺激的では無いが、じわじわ染み込むもの。

Norah Jonesの奔放さがこんなカタチで活かされるのは自然な流れ。

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