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今日は心斎橋です。
大阪にお住みでない方も、心斎橋という地名は
ご存知な方が多いでしょう。
御堂筋沿いにあるのですが、
この下に、地下鉄の駅があり
毎日大勢の人が行き来しています。
今日その地下鉄にまつわる面白い話を学生から聞きました。
梅田-淀屋橋-本町-心斎橋-難波-大国町-動物園前-天王寺
と駅があるのですが、
小さい男の子を膝に乗せた母親と、その学生は本町で乗り合わせました。
「おかあさん、どこまで行くの?」
「天王寺までよ・・・」
「天王寺まで何個駅あるの?」
「5個あるんよ・・・」
「よっしゃ、お母さん眠たいんやったら寝とき、
僕そこまで来たら起こしてあげるから・・・」
「ありがとう。」
と言ってお母さんは目をつぶったそうです。
すると次の心斎橋で、この小さな男の子が
「ね、ね、ね、お母さん後四つやからね・・・」
と、目をつぶっていたお母さんを起こしたそうです。
それから、駅に着くたび目をつぶっているお母さんに
「ね、ね、ね、後三つ・・・、後二つ・・・、」
そして最後に、
「お母さ〜ん、天王寺!、天王寺!、天王寺やで〜・・・」
と、叫んだそうです。
お母さんの膝の上にちょこんと乗った男の子は
この学生を含め回りの乗客の視線が集まる中
彼なりの精一杯の親孝行をしました。
そして、学生を含めた乗客に一服の清涼剤の様な笑みを誘ったのです。
彼は、それに多分気付いていなかったでしょう。
彼にとっては、母親が全ての世界の入り口ですから。
私も、その場面に遭遇したかった。
きっと、涙が出るくらい可愛くて微笑ましかったでしょう・・・。
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