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心斎橋-その2
写真は、昨日に引き続き心斎橋です。
そして、今日も親子のお話です。
何を思ったか妻の通う病院に付いて行った時のお話です。
妻の順番が来て、彼女は診察室に入って行きました。
時を同じくして入って来た親子連れが
さっきまで妻が座っていた場所に腰を下ろしました。
何でもない普通の親子で気にも止めていませんでした。
その時の病院は人がまばらで静かでした。
そうすると聞こうとも思っていない
その親子の会話が嫌でも耳に入って来ました。
多分怪我をした顔をハンカチで押さえている母親に
彼女の膝の上で向き直った小さな男の子は、
真剣に、こう呟いていました。
「大丈夫やからね・・・」
「先生にちゃんと診てもらうんやで・・・」
「注射(ちゅうちゃ)ちてもらおな・・・」
その2才か3才ぐらいの子供の声を聞き、
そして、顔をみて僕は愕然としました。
言葉をつぶやくにつれて、泣き声になり、
大粒の涙が頬をつたっていたのです。
それでも我慢しながら「大丈夫やで・・・」を繰り返していると、
お母さんの目からも涙がこぼれました。
それを見た彼は、
とうとうお母さんの胸の中で
大声を上げて泣き出してしまったのです。
お母さんは、どれ程心強かったでしょう。
子供に対する返事が「うん、うん・・・」と
そのお母さんが子供だった頃の声の様でした・・・。
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