|
今日、私の知る若い男の専門学校生が
ギターを買いたいというので付き合うことになりました。
円高の時代に比べると、良い木が少なくなったのもあって
アメリカ製のギターが随分高くなっていました。
あれこれと、選んでいる学生の姿を見ると
私が、初めてのギターを買うのにお袋に
ついて来てもらった日のことを思い出しました。
高校時代にアルバイトをして貯めたお金3万円に
お袋がケース代としていくらか足してくれました。
心斎橋のYAMAHAで買ったと思うのですが、
お袋についてきて貰うとは、甘ったれた学生だったんですね。
しかし、当時心斎橋を高校一年生が一人で歩く姿は
見かけなかったし、私自身も考えもしませんでした。
それを考えると、今の高校生にとって心斎橋という
大人の繁華街(私達が子供だった当時は)は随分身近なものなんでしょう。
それもそうですね、今通りで売られているものは
大人のものというより、若者から下の年齢層を
ターゲットにしているものばかりですもんね。
こんなことを思う時にはいつも
「ひょっとすると私も、
若者を食い物にするような
音楽をやっているのじゃないか。」
という不安にかられたり、それと同時に
「私は、若者に媚を売っているのじゃないか・・・」
と自分の中の矛盾を考えたりもします。
そんな私を後目に、ギターを選んでいる若者の顔は
高校時代の私の様に、何物にも代え難い笑顔と、
未来の希望に満ちあふれているのです・・・。
|