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わたしは、音大のレッスンの前に必ず一人5分間の感動話をやって貰います。
その根拠は、音楽で人を感動させるには、まず自分が感動しないといけないって思うからです。
ただその話には、ルールがあって、
自分の独りよがりになってはいけないこと、
自分が感動した事だけを伝える話ではなく、
聴いた人が感動しないといけないっていうことが、絶対条件なんです。
自分がやれる音楽はまだ未熟だけれど、心の中には、伝えたいことがこれだけあるっていうのを
わたしに見せてくれっ……、というのが私の口癖です。
しかし、感動だけではなく、大笑い、大泣き、感心、ビックリ、
心を動かすなら何でもいいという、ちょっとゆるいところもあります。
ここで本題に入ります。
S君のお話。
彼は友達と、歩道橋の階段を登ろうとしていました。
するとそこにおばあちゃんが重そうな荷物を持ってやって来たんです。
優しい彼は、友達に『持ってあげようか……』と顔で合図をしたそうです。
早速、二人でそのおばあちゃんの重い荷物を持って上まで登りました。
おばあちゃんは、「まあまあ、ご親切に、ありがとうね……」
といって、二人に「これで、ジュースでも飲んで……」
っと彼らに手渡しました。
彼らがそのおばあちゃんから、受け取った手の中のものを見ると……。
それは……。
その中身は……。
ストローだったんです……、良いですね。
荷物を持ったぐらいで、ジュースを買うお金を貰えるって思った自分たちが恥ずかしいって、
彼らはそう思ったそうです。
これには大笑いでした。
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