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昨日の続きになるかもしれませんが、
自分の人生の中で、たった一つの映画。
その映画を、一番側で、同じ気持ちで、一緒に観たくなる。
それが夫婦の始まりのように思います。
二人は一緒に、一つの映画を作ろうって思うんです。
その映画での一番の主人公は、やはりお互いです。
それがある時、異変が起こるんです。
それは子供の誕生です。
その日から、その映画の内容は一変します。
勿論、その子供が主人公です。
この役者は、ちょっとやそっとでは、そのスターの座から降りてくれません。
動物と子供に勝てないのはスクリーンの中では当たり前なんです。
でも、このスターがあるとき、汗水たらして設立した映画会社から独立したいと言い出すんです。
いつか、この瞬間が来ると分かってはいたんですが、
スターのいなくなった、映画会社は静まり返ってしまいます。
しかし、監督と助監督は気づくんです。
自分達の周りに、沢山のスターがいることに……。
そして、その監督と助監督は彼等の周りの人達にライトを当てて、
また、たった一つの劇場で上映される、誰にも観せることのできない映画を撮り始めるんです。
− 完 -
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