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<フィリピン>レイテで被災の日本人「この世の地獄感じた」

毎日新聞 11月15日(金)21時55分配信

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強風と高潮で破壊された自宅跡地で台風の状況を語る竹内正勝さん=フィリピン・レイテ島のパロで2013年11月15日、武市公孝撮影

 【パロ(フィリピン中部)袴田貴行】台風30号で壊滅的な被害を受けたフィリピン・レイテ島パロ町で、自宅が大波にのまれて首まで水につかり、奇跡的に命を取り留めた竹内正勝さん(75)が15日、がれきの山となった自宅跡で毎日新聞の取材に応じた。水没した自宅の窓枠にしがみつき、根元から折れたヤシの木が空高く舞うのを見ながら、「この世の地獄と感じた」という。

【フィリピン台風30号】ISSが撮影したその姿

竹内さんは東京・向島出身。23年前、レイテ島の中心都市タクロバンの隣町パロへ移住し、妻ルチェールさん(42)と共に美容室を経営してきた。

台風が直撃する前日の7日、友人の日本人男性から避難を勧められたが、妻と「台風はいつものことなので、大丈夫だろう」と話し合い、海から約50メートルの自宅で一夜を明かした。異変が起きたのは、8日午前7時ごろ。聞いたことのないごう音と共に、くるぶしまで浸水したと思うと、次の瞬間には1階の天井まで水につかっていた。妻と子ども2人、メイドの計4人を急いで天井裏へ避難させると、そこはもう重みで崩落寸前だった。

やむなく立ち泳ぎをしながら水面に顔を出し、窓枠にしがみついた。ぼうぜんと外を眺めると、電柱やヤシの木が空高く舞い上がり、そのまま宙へ消えていった。傍らでは、直径30センチはあるヤシの幹が自宅の壁を突き破り、すぐ横をすり抜けていく。6歳の時、荒川の土手から眺めた東京大空襲の光景が不意に脳裏をよぎった。

嵐が去り、約2時間後には水が膝下まで引いた。友人の妻が車と徒歩で5時間かけて駆けつけ、家族全員を救助してくれた。

家族も含めけがはなかったが、自宅と店は全半壊し、23年間フィリピンで築き上げた財産を失った。妻らはマニラの実家に避難し、自分はパロの日本人の友人宅に身を寄せる。「いつ死んでもいいと思って生きてきたので恐怖や悲しみはないが、ただ神の怒りを感じている」。険しい顔でつぶやいた。


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