ほぼ週刊 まこと通信

大阪府豊中市の市議会議員、木村真(きむら・まこと)です(無所属、3期目)。

参院選を終えて

辰巳さん、大椿さんの当選を勝ち取れず
7/21投開票で行われた参院選。アベ自民党は、公明党を合わせた与党としては過半数を維持したものの、単独では10議席減・比例票240万票減と大きく後退。改選前は確保していた改憲勢力(自民・公明・維新)で全議席の2/3(改憲のための国民投票の発議の要件)も割り込みました。とは言え、2/3にわずか4議席届かなかっただけで、改憲に執念を燃やすアベと取り巻きたちは、“一本釣り”を狙い、すでに国民民主は半ば抱き込まれてしまいました。安倍自民党の明らかな勝利は阻んだものの、政治の流れを変えるには至らず、私たちにとっては今後も厳しい状況が続きそうです。
 
私・木村真は、大阪選挙区では、森友問題をひときわ厳しく鋭く追及してきた辰巳孝太郎さん(共産)を、全国比例区では、ユニオン(1人でも入れる労働組合)活動家として非正規労働者の生活と権利を守るために最前線で闘ってきた大椿ゆうこさん(社民)を、それぞれ応援しましたが、お二人の当選を勝ち取ることはできませんでした。

大椿さんの「全国2,100万の非正規労働者よ、立ち上がれ! 声を上げよう!」の呼びかけ。「あれをやります、これをやります」と空手形を切りまくる政治家はいくらでもいますが、労働者に決起を呼びかける候補者なんていたでしょうか?! ぜひとも国会へ送り出したかった。
辰巳さんの現職議員としてのこの6年間目覚ましい活躍については多言を要しません。「森友学園問題を考える会」のメンバーも全力で応援したのですが、辰巳さんの当選を勝ち取れなかったことは、「残念」というレベルを超えて、大きなショックを受けています。維新2人が「ワンツー」当選という大きな流れに抗するには、私たちは全く力不足なのだと認めるしかありません。

お二人の当選を勝ち取ることができなかったことは、本当に残念でなりません。
ご支援・ご協力いただいた皆さまには、お礼とお詫びを申し上げます。

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3年前の参院選で、大阪、兵庫ともに、立憲野党(民主党系と共産党)が候補者統一できず、共倒れとなりました。
この苦い経験から、今回の参院選では、たくさんの市民グループが、また私自身も「森友学園問題を考える会」メンバーの1人として、1人の地方議員として、立憲民主にも共産党にも候補者統一を求める申し入れをしました。残念ながら、彼らは歯牙にもかけず、政党の論理を優先させた結果、またしても同じ愚を繰り返すこととなりました。

既存政党への幻滅の深刻さを理解していない彼ら、「どうせこの人ら(=私たち・市民)は、ブツブツ言っても、最後は応援してくれる」とタカをくくっているとしか思えない、思いあがった政党の連中は、いずれ自壊していくことになるでしょう。

さようなら、政治屋さん! 勝手に滅びてください!!


低投票率に現れた政治への強い不信
全般には、国政選挙としては史上2番目の低投票率(48.8%)が示す通り、盛り上がりに欠ける選挙でした。第二次安倍政権成立から6年半余り、モリカケ問題に象徴されるウソ、隠ぺい、改ざん、ごまかし、居直り・開き直りがまかり通る一方、景気が上向かず生活が厳しさを増す中で消費税増税が予定され、市民の間に政治の現状に対する「うんざり感」が広がっている感触はありました。それが反政権の投票ではなく、棄権につながってしまったところに、政治不信の根深さが表れています。野党が受け皿たり得ていない、少なくとも、有権者の目にはそう映っていることは、事実として認めざるを得ません。既成政党は程度の差こそあれ、どこも似たり寄ったりの主張で、危機的な政治・社会状況を根本的に変革するという、決然たる姿勢が感じられない。「どこが勝っても一緒でしょ?」という受け止め方が広がっているのも、故なきことではありません。
 

山本太郎と「れいわ」の躍進
そんな中で注目されたのが、山本太郎率いる「れいわ新選組」です。「消費税は廃止」「最低賃金全国一律1,500円、政府が補償」「奨学金はチャラ」「お金配ります」「安保法制、TPP関連法など“トンデモ法”は一括見直し・廃止」「原発即時禁止」などの“極端な”政策を掲げ、ユニークな候補者人選も話題に。4月に旗揚げしたばかりで「諸派」扱いのためテレビや新聞ではほとんど取り上げられなかったものの、インターネットでは熱狂的な支持を集め、全国各地の街頭宣伝でも黒山の人だかり、山本太郎の自在の話術も相まって拍手喝采の大盛り上がり。さて、いったいどれぐらい票を集めるのかと興味津々でしたが、結果は228万票、得票率4.5%、2議席獲得で政党要件も軽々クリア。できて間もない新党としては、目覚ましい成果です。重度障害を抱える2人の当選で、国会はハード/ソフト両面でのバリアフリー対応を急いでいます。
 

「左派ポピュリズムの不在」を埋める「れいわ」
「れいわ」について語られる際のキーワードは「ポピュリズム」。「大衆迎合主義」というようなマイナスのイメージで使われることが多い言葉ですが、時代の変化で機能不全に陥った既存政党・団体・システムを介さず直接市民に語りかけ、ニーズを吸い上げながら政治勢力として糾合し、「二世・三世」や「東大卒官僚出身」といったエリートたちによる市民無視の政治と全面対決するという手法は、形骸化した民主主義を活性化する一つの手法として評価すべきで、否定面ばかりとは言えません。
 
世界各国でネオナチなど右翼排外主義的なポピュリズムが伸長し社会の分断が激化、深刻な問題となっている一方、米大統領選の民主党指名争いで大健闘したサンダース氏、イギリス労働党の党勢回復の立役者となっているコービン氏、スペインで広場の占拠運動を基盤に国政選挙でも躍進した「ポデモス」等々、新自由主義やグローバリズムに対抗し反緊縮を掲げる「左派ポピュリズム」も台頭しています。」

ところが日本では、ポピュリズム的な政治家は小泉純一郎、橋下徹、小池百合子など、いずれも右派新自由主義者で、現在の閉塞状況を生み出した元凶であるグローバリズムの流れに乗っかろうという人たち。欧米のような左派ポピュリズム勢力は見当たりません。

そこに現れたのが「れいわ」です。天皇制(元号)由来のネーミング、山本太郎が参院議員に当選して間もない頃の「天皇直訴」、彼自身が「ゴリゴリの保守」と自称していること、「外国人労働者の受け入れを拡大すると、日本人の賃金が下がって生活が一層厳しくなる」という極右排外主義スレスレの主張など、「れいわ」を「左派」と見なすことは無理があるかもしれませんが、「左派ポピュリズム勢力の不在」という日本の政治状況の間隙を埋めるものとして受け入れられた面があるのは確かだと思います。

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幻想を排し冷静に、けれども期待を込めて温かく
山本太郎は、そう遠くない時期に行われるであろう衆院総選挙で、百名程度の候補者を擁立し、政権を取りに行くと明言しています。「れいわ」のホームページを見ても、わずか17の「緊急政策」が並んでいるだけで、包括的な政策パッケージは示されていませんし、目指すべき社会像も「誰もが生きていて良かったと感じられる社会」というような、抽象的なイメージでしかありません。今後どういう方向を目指し、どんな社会・経済システムを構想し、国内外さまざまな具体的諸課題にどう対応するのか、全く不明ですし、山本太郎の発言の節々に感じられる、国会・内閣・法律といった大文字の「政治」だけで世の中を変えることができるかのようなあまりに単純で能天気な見方にも、大いに不安を感じます。彼らを熱狂的に支持する人たちの、一切の批判を許さないというどこか宗教じみた態度には、率直に言って「気色ワル!」とも感じます。

それでも、やはり、野党も含めた既存政治の枠組みに明確にNO!を突きつける彼らの姿には「今までの政治家とは違う」という期待を抱きたくなりますし、「こんなふうになればいいな」と多くの人が心に抱いているのに誰もやろうとしない素朴な願望を、そのまま政策として掲げる彼らのストレートに主張には、「ワクワク感」を覚えます。
今回の参院選の大阪、兵庫での「共倒れ」に典型的に表れている通り、市民の願いや思いより政党の論理を優先させる既存政党に対し、ほとほとウンザリしているだけに、彼らの登場は新鮮な衝撃でした。

政治の流れを変えることができなかった参院選ですが、「れいわ」の躍進は、唯一、「変化の兆し」を感じさせる出来事だったと感じています。当たり前ですが、山本太郎も生身の人間であり、限界もあれば誤りも犯します。幻想を排して冷静に、批判すべきは批判し、けれども期待を込めて温かく、彼らの活動を見守っていきたいと思っています。
 

「生活の現場での活動」をベースに
いずれにせよ、選挙のたびに同じ話を繰り返しますが、「選挙を無視して世の中を変えることはできないが、一方で、選挙だけで世の中を変えることもできない」。法律や制度を整えることは大切ですが、現実の社会に、私たちの生活に、実際に定着させるには、私たちの生活の現場での日々の実践なくしてはあり得ません。これなくしては、どんなに素晴らしい法律ができようとも、結局は骨抜きとなり、形骸化し、「絵に描いた餅」となってしまいます。世界に誇るべき平和憲法、日本国憲法を持つ私たちですが、海外へ武装自衛隊を派兵し、ストライキをする労働組合を大弾圧し、アベの街頭演説中に肉声でヤジを飛ばした人が警察に「瞬殺」で排除されているという、今のこの国のありさまを見れば、法制度だけの問題だけではないことはご理解いただけるかと思います。

私は、これからも、「社会を変える」という思いを胸に抱きつつも、ここ豊中の地での「生活の現場での活動」をベースに、「市民とともに考え、ともに動く」活動を続けていくつもりです。

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このたびの選挙で私は、「森友問題の闇を暴いた行動力で豊中を変える!」というスローガンのもと、6つの基本姿勢・基本政策を示して、市民・有権者の皆さまに支持を訴えました。(下記に選挙公報を貼り付けます)

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市民の皆さまのご期待に応えるため、4期目も全力で頑張ります。どうかよろしくお願いいたします。

 議員定数が3634と2議席削減された今回の市議選。
 結果については、下記をご覧ください。


当選者の内訳を見ると、下記の通りとなります。
 

【政党別】( )内は改選前
公明   9(9
大阪維新 7(5)
自民   5(7)
共産   45
立憲民主 2(2*)
       *旧・民進
無所属  7(6)
      ( 社民  1)
 
【現職/新人など】
現職  26
新人 6(元府議を含む)
元職 2
 
【男女別】
男 2779.5%)

女 7(20.5%)

*改選前は男28:女7
【年代別】

20代    0

30代   7

40代   8

50代  11

60代   8

70代以上 0


 
 5月16日から開かれる6月議会(日程は下記を参照)で会派構成が決まり、正副議長や各議員の所属委員会等も決まります。

 私は、これまで3期・12年間の議員活動の中で、1年だけ会派を組んでいたことがありますが、それ以外はずっと会派も無所属でした。特に「一匹狼」を気取るつもりなどありません。無所属議員の中で考え方が近い議員がいなかった、というだけのこと(政党所属の議員は政党ごとに会派をつくることが普通です)。今回どうなるのか、まだ決まっていませんが、自分から「会派を組まないか?」と声を掛けてみようと思える人は特にいません。どこかから声が掛かれば、まじめに考えてみるつもりはありますが、おそらく今期も会派には所属しないことになりそうです。
  
◆豊中市議会6月議会の日程

<前半>*役員選出

5月16日(水)13:00〜 本会議
21日(火)13:00〜 本会議(議長選挙)
24日(金)13:00〜 本会議(副議長選挙)
28日(火)13:00〜 本会議(その他の役員選出)
<後半> *通常の議会
30日(木)13:00本会議(議案上程)

6月3日(月)・4日(火)・5日(水)・7日(金)・10日(月) 各常任委員会(予備日を含む。いずれも10:00から)

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本会議質問

今週の月曜日(2/25)から開かれている、豊中市議会3月議会(3/19まで)。

週明け3/4月から3日間、本会議質問が行われます。
各会派の代表質問と、無所属議員の個人質問。

会派の代表質問の持ち時間は、「基礎持ち時間40分+(10分×会派所属議員の人数)」です。例えば、4人の会派なら、40分+40分で80分となります(質問のみ、答弁は含まない)。
しかもこれは「目安」であって、80分になったからといって質問を打ち切るよう議長に言われるようなこともありません。

一方、無所属議員は、いつも通り10分間だけ。

年に1回ぐらい、時間を気にせず質問したいのですが、会派の人たちは今のところ,「会派代表質問なんだから、会派に所属しない議員は質問なしでもいいところ、10分とはいえ質問させてやってるんだから、ありがたいと思え」みたいに、取り付く島もないって感じです。

質問のテーマについては、下記をご覧ください。


4月は自民新風会と日本共産党、
5火は公明党と無所属クラブ、
6水は市民クラブと大阪維新の会、その後、一番最後に無所属議員(熊野いそ、木村真)です。

質問テーマを見て、気になるものがあれば、ぜひ傍聴にお越しください。
または、インターネット中継をご覧ください。




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こないだは「始まります」という記事を上げましたが、今日は「j始まりました」です。

きょう2月25日(月)、豊中市議会3月定例会が開会しました。

日程は下記の通りです。


常任委員会の日程は、下記の通りです。
3/11月 環境福祉(健康福祉部、市立病院、環境部を所掌)
12火 建設水道(都市計画推進部、都市基盤部、資産活用部、上下水道局)
13水 文教(こども未来部、教育委員会)
15金 総務(その他すべて)

一番の議案は、何といっても、来年度2019年度の各会計(全10会計)の予算案です。
ほかに、18年度の補正予算案が4件、条例の新設・改正が29件(先日の投稿では「28件」と書きましたが、その後、一件追加)、ほかに工事請負契約のなどそれ以外の案件が6件、計47件。

(議案については下記をご参照ください)

市長の施政方針説明、来年度予算案の主な施策のほか、詳しい説明については、下記にあります。

木村の出番は、3月6日(水)の本会議での個人質問と、11日(月)の環境福祉常任委員会。

最終日3/19にも、たぶん採決の前に討論をすることになると思います。

本日、初日は、市長の所信表明の後、予算案・条例案など議案の提案がありました。

その前に、委員会付託を省略する即決案件2件の質疑・討論・採決がありました。木村は、2件のうち、市議案第47号、調停の成立について、質疑・討論を行いました。

2014年4月、庄内の商店街での火災で焼け出されたテナントさん(土地は市有地)に対し、市が賃料の値上げを求めて調停に入っていた件で、6物件・5者のうち1物件・1者との和解成立の見込みとなったものです。

この議案自体は、双方合意の上で和解するわけですから、問題ないのですが、実は、賃料値上げについての調停以外に、市道拡幅のための土地明け渡し訴訟も並行して進んでいます。

市にもいろいろと言い分はあるようですが、「火事で焼け出されたテナントさんを市が訴えて裁判を起こし、しかも弁護士費用として1千万円」という、なんともまぁ血も涙もない、とすら思える事案です。

今回の調停成立でも、おなじ当事者の方は、土地明け渡し訴訟では被告となっており、「和解」と言っても、訴訟が決着しないと、物事は何も進まないのです。

火災から間もなく5年、当該地は未だに更地のまま。被災した方々は、早期の事業再開を望んでいますし、一方の市も、少なくとも口では、早期解決したいと言っています。

調停でも訴訟でも当事者となっている方のお話を聞くと、市の言い分とはずいぶんかけはなれています。具体的に何がどうということは難しいのですが、市の進め方に何らかの問題があったのではないか? ボタンの掛け違いがあったのではないか? そう思えてなりません。

・・・とまぁ、そんなような考えから、質疑と討論をしました。
ただ、議案そのものは、市と相手方双方が合意しての和解ですから、賛否については賛成しました。












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3月議会が始まります

2月25日から3月19日まで、豊中市議会3月定例会が開かれます(正式な日程確定は初日の本会議で)。


最重要議案は何といっても来年度予算案。一般会計の他、国民健康保険・介護保険などの6つの特別会計、市立病院など3つの公営企業会計、計10全ての会計の年度当初の予算案で、市の全ての施策・事業が対象ということになります。


ついさっき議案書が届いたばかりで、まだ精査できていませんが、予算の規模は一般会計で1,515億円(前年比60億円・4.2%増)、全会計では2,952憶円(同11憶円・3.9%増)。条例案(新設・改正)も28件ありますが、詳細については、今後ブログやフェイスブック、ニュース(紙媒体)増刊号などでお伝えします。


今年は、4月の統一地方選挙で豊中市議選も行われ、私、木村真は四期目に挑戦する予定です。選挙準備と並行しての3月議会は、正直なところ、本当に大変なのですが、どちらもやり切らねばなりません。全力で頑張ります!

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