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詩による自分史  3

   出征した父が帰ってきた

モンペ姿の母の手を握りしめ
小さな日の丸の旗を振って
万歳三唱しながら
見送った男の人が
父だとは私は知らなかった

そのことが記憶に残っているのは
それが長屋から出征していった
最後の男の人だったからに違いない

空襲警報で起こされなくなったと思ったら
よれよれの軍服姿で
よれよれのリュックサックを背負い
ひげづらの汚い男が
突然、私の目の前に現れた

「大きくなったな」
とその男に抱きあげられたその時の
恐怖を、今でも私は
ひげづらの男を見るたびに思い出す

「父さんを忘れるなんて、この子は」
と私を男の手から受け取りながら
母はボロボロ泣いた

「俺のようなものまで乙種合格にして
赤紙一枚で
戦争に駆り出すようでは
日本は戦争に負けて当たり前だ」

戦争が終ったとき
私は数え年で5歳
父は32歳、母は28歳だった

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もしよろしければ私のブログも見てください。

2008/6/1(日) 午後 6:09 [ kimikimi ]

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すごく、苦労なさったんですね・・・
戦争を知らないわたしです。

けいいちろうでした。

2008/6/2(月) 午前 10:42 [ けいいちろう ]

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けいいちろうさん
戦争を知らない人に読んでもらいたくて書きました。
私なりの反戦詩です。

2008/6/2(月) 午後 0:10 [ 豊さんさん ]

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