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			<title>花鳥風月の日記</title>
			<description>豊崎義明の豊さんの気まぐれ日記です</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/toyosakida1941</link>
			<language>ja</language>
			<copyright>Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.</copyright>
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			<title>花鳥風月の日記</title>
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			<description>豊崎義明の豊さんの気まぐれ日記です</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/toyosakida1941</link>
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		<item>
			<title>詩による自分史　１３</title>
			<description>　目覚めの季節&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
中学二年生になった頃から&lt;br /&gt;
何故かクラスの女の子のことが&lt;br /&gt;
気になりだした&lt;br /&gt;
その中でも特にＳ子の存在を&lt;br /&gt;
意識するようになった&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
Ｓ子はおさげ髪をした&lt;br /&gt;
こけしのような顔立ちの&lt;br /&gt;
成績優秀な女の子で&lt;br /&gt;
クラスで彼女に関心のない子は&lt;br /&gt;
一人もいなかった&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
男の子にとってＳ子はマドンナだった&lt;br /&gt;
そのＳ子の父親が朝鮮人だという&lt;br /&gt;
根も葉もないうわさが広がったのは&lt;br /&gt;
Ｍ男とＳ子の仲が&lt;br /&gt;
うわさされるようになってからだ&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
Ｍ男とＳ子に嫉妬しながら&lt;br /&gt;
性の匂いのする感情を抱きながら&lt;br /&gt;
私は二学期末の試験に臨んだ&lt;br /&gt;
英・数・理・国の試験はいつも&lt;br /&gt;
百点に近い成績であったが&lt;br /&gt;
社会科だけは平均八十点位しか取れなかった&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
社会科のＹ先生は&lt;br /&gt;
まだ二十代の若い女の先生で&lt;br /&gt;
こんな姉がいたらいいなと&lt;br /&gt;
総領の甚六の私はそんな気持ちで&lt;br /&gt;
思いを寄せていた&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
私はその社会科の試験で&lt;br /&gt;
白紙答案を出した&lt;br /&gt;
何もかも腹立たしく&lt;br /&gt;
何かに抵抗し反抗したい衝動の答えが&lt;br /&gt;
白紙答案だった&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
父は学校に呼び出され&lt;br /&gt;
父と同じ年ごろのクラス主任と老校長先生に&lt;br /&gt;
「高校、大学で白紙答案を提出する生徒がいることは&lt;br /&gt;
長年教師をやっていて聞いたことがありますが&lt;br /&gt;
中学生では初めてではないかと思います」&lt;br /&gt;
と言われて帰ってきた&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「それくらいのことができなければ&lt;br /&gt;
男でない」&lt;br /&gt;
と行商人の父は怒るでもなくほめるでもなく&lt;br /&gt;
私につぶやいた&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
私は二年生最後の&lt;br /&gt;
期末試験で&lt;br /&gt;
社会科では初めて満点を取った&lt;br /&gt;
社会科の先生は私を教務室に呼んで&lt;br /&gt;
「ありがとう」と言った&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それを機に私は&lt;br /&gt;
女嫌いになり&lt;br /&gt;
そのまま中学三年生に進級した</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/toyosakida1941/58632273.html</link>
			<pubDate>Sun, 27 Dec 2009 13:52:44 +0900</pubDate>
			<category>詩</category>
		</item>
		<item>
			<title>詩による自分史　１２</title>
			<description>　　この私が級長に選ばれた&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
中学一年生になって&lt;br /&gt;
一学期の初めての学力テストで&lt;br /&gt;
Ｓ君のいじめられっ子であった私が&lt;br /&gt;
劣等生から優等生に変身してしまったので&lt;br /&gt;
いじめっ子のＳ君は君子のように豹変し&lt;br /&gt;
私の引き立て役を買って出た&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
一学期の級長は&lt;br /&gt;
学校側が選んだＡ君であった&lt;br /&gt;
彼はハンサムなスポーツマンで&lt;br /&gt;
クラスの人気者であったが&lt;br /&gt;
学力テストの成績は、何故か&lt;br /&gt;
私のほうが彼より数段上であった&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
二学期の級長は&lt;br /&gt;
選挙で選ぶことになり&lt;br /&gt;
Ａ君は自ら進んで立候補した&lt;br /&gt;
Ｓ君は私に無断で&lt;br /&gt;
私を立候補者に仕立てて&lt;br /&gt;
私の選挙運動を買って出た&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
Ｓ君の強引な選挙運動の結果&lt;br /&gt;
小差で私が級長に選出されてしまった&lt;br /&gt;
九月の残暑の厳しい日であった&lt;br /&gt;
選ばれた私はパニックになって&lt;br /&gt;
昼食も食べずにそのまま学校を飛び出し&lt;br /&gt;
学校の裏手の砂浜で&lt;br /&gt;
小便をちびりながら波の音を聞いていた&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
どれくらいの時間が経過したであろうか&lt;br /&gt;
学校に戻ると大騒ぎになっていた&lt;br /&gt;
「授業をさぼって&lt;br /&gt;
どこへ行っていたのだ&lt;br /&gt;
長年先生をやっているが&lt;br /&gt;
中学一年生が授業をさぼったのは&lt;br /&gt;
君が初めてだ」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
学級主任のＫ先生の提案で授業は中止になり&lt;br /&gt;
急遽、クラス会が開かれ&lt;br /&gt;
Ｓ君を除く全員から&lt;br /&gt;
級長失格の烙印を私は押され&lt;br /&gt;
次点のＡ君が&lt;br /&gt;
めでたく級長に収まった&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
Ｓ君とＡ君と私はこれを機に&lt;br /&gt;
本当の意味での親友になり&lt;br /&gt;
内気な小心者の私は&lt;br /&gt;
Ｓ君とＡ君の影響で&lt;br /&gt;
自分の考えを人前で言える&lt;br /&gt;
人間になることができた&lt;br /&gt;
本当の意味での私の中学時代が始まった</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/toyosakida1941/52475130.html</link>
			<pubDate>Fri, 01 May 2009 19:43:55 +0900</pubDate>
			<category>詩</category>
		</item>
		<item>
			<title>詩による自分史　１１</title>
			<description>　　この私が優等生になった？&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
昭和２８年４月&lt;br /&gt;
私は中学生になった&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
小学校時代の成績は&lt;br /&gt;
百点満点で評価すれば&lt;br /&gt;
六十点といったところであったが&lt;br /&gt;
ベーゴマ、ビーダマ、メンコ遊びは&lt;br /&gt;
誰にも負けなかった&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
ベーゴマ、ビーダマ、メンコ遊びは&lt;br /&gt;
勝てば相手のものを奪い&lt;br /&gt;
負ければ奪われるという賭け事で&lt;br /&gt;
学校からは禁止令が出ていたが&lt;br /&gt;
おとなの目を盗んで&lt;br /&gt;
子供たちは熱中した&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
戦利品の私の&lt;br /&gt;
ベーゴマ、ビーダマ、メンコの&lt;br /&gt;
山を見て、父は私を褒めた&lt;br /&gt;
「何でもいい、これだけは&lt;br /&gt;
人様に負けないものがあれば」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そんな私であったが&lt;br /&gt;
中学に入学してすぐに&lt;br /&gt;
一年生全員に行われた学力テストで&lt;br /&gt;
一番から三十番までの生徒名が&lt;br /&gt;
成績順に貼り出されたことで&lt;br /&gt;
私は優等生になってしまった&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
七番目に私の名前がある&lt;br /&gt;
と教えてくれたのはＳ君だった&lt;br /&gt;
Ｓ君は小学校からの同級生で&lt;br /&gt;
私はＳ君のいじめに&lt;br /&gt;
いつも泣かされていた&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そんなＳ君から私を守ってくれたのが&lt;br /&gt;
やはり小学校からの同級生のＫ君だった&lt;br /&gt;
そのＫ君が、Ｓ君の言うことは本当だ&lt;br /&gt;
というので、恐る恐る&lt;br /&gt;
廊下の壁に張り出された成績表を見た&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
級長のＫ君が八番で&lt;br /&gt;
Ｓ君の名前はなっかたが&lt;br /&gt;
この私が一年生全員三百人中の&lt;br /&gt;
七番目の成績であったとは&lt;br /&gt;
信じられないが、事実であった&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
Ｓ君のいじめがそれをきっかけになくなり&lt;br /&gt;
本当の春が私に来た</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/toyosakida1941/49553757.html</link>
			<pubDate>Mon, 02 Feb 2009 16:29:56 +0900</pubDate>
			<category>詩</category>
		</item>
		<item>
			<title>詩による自分史　１０</title>
			<description>　　　私はいじめられっ子だった&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「この問題の&lt;br /&gt;
答えがわかる人は&lt;br /&gt;
手を挙げてください」&lt;br /&gt;
黒板を指差し&lt;br /&gt;
先生は言った&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
私は答えを知っていても&lt;br /&gt;
引っ込み思案で&lt;br /&gt;
６年間、一度も自分から&lt;br /&gt;
手を挙げることが出来なかった&lt;br /&gt;
内気な生徒だった&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「４月からは&lt;br /&gt;
皆さんは中学生です&lt;br /&gt;
これが小学校時代の&lt;br /&gt;
最後の試験です」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
その当時は&lt;br /&gt;
それが当たり前であったが&lt;br /&gt;
ガリ版刷りの問題用紙を&lt;br /&gt;
先生は、５０数人の生徒一人一人の&lt;br /&gt;
机に配って歩いた&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
試験が終わって数日後&lt;br /&gt;
晴れた日であった&lt;br /&gt;
私は教務室に呼ばれた&lt;br /&gt;
先生の顔はやさしかった&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「試験問題の答えが&lt;br /&gt;
間違っていところまで&lt;br /&gt;
Ｓ君にそっくりなのは&lt;br /&gt;
どいうことですか」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「君が盗み見したと&lt;br /&gt;
Ｓ君は言っていますが本当ですか」&lt;br /&gt;
「僕は盗み見なんかしていません」&lt;br /&gt;
「Ｓ君が盗み見したのですね」&lt;br /&gt;
「わかりません」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
Ｓ君と私の机は並んでいた&lt;br /&gt;
Ｓ君は私より成績がよく&lt;br /&gt;
それでいて番長的な存在であったが&lt;br /&gt;
私がＳ君に従おうとしないので&lt;br /&gt;
何かにつけて私をＳ君はいじめた&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
例えば、授業中に&lt;br /&gt;
先生にわからないように&lt;br /&gt;
私の鉛筆を取り上げたり&lt;br /&gt;
私のノートに悪戯書きをしたりして&lt;br /&gt;
Ｓ君は私をいじめた&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
私はそのことを一度も&lt;br /&gt;
両親に言ったこともなく&lt;br /&gt;
また先生に話すことなどできない&lt;br /&gt;
内気な生徒だった&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「盗み見したのは自分でない」&lt;br /&gt;
盗み見したのはこの私だと&lt;br /&gt;
Ｓ君はクラス中に言いふらした&lt;br /&gt;
Ｓ君の言葉を信じたのか&lt;br /&gt;
それを否定するものは誰もいなかった&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
しかし、私は信じている&lt;br /&gt;
先生は盗み見したのはＳ君だと&lt;br /&gt;
知っていて私を教務室に呼んだのだと&lt;br /&gt;
何故なら、最後の試験は７０点で&lt;br /&gt;
私にふさわしい出来だったからだ&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そして私は&lt;br /&gt;
昭和２８年３月&lt;br /&gt;
いじめられっ子のまま&lt;br /&gt;
小学校を卒業した</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/toyosakida1941/48474079.html</link>
			<pubDate>Sun, 04 Jan 2009 05:21:30 +0900</pubDate>
			<category>詩</category>
		</item>
		<item>
			<title>詩による自分史　９</title>
			<description>　　告白しますので、お許しください&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
貧乏という言葉が&lt;br /&gt;
まだ死語でなかった&lt;br /&gt;
昭和２０年代&lt;br /&gt;
私は小学生だった&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そのころの下町の&lt;br /&gt;
庭のある家の多くには&lt;br /&gt;
イチジク、ザクロなどの&lt;br /&gt;
実のなる木が植えられていた&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
男の子の遊びといえば&lt;br /&gt;
パッチ、ビー玉、ベイゴマが&lt;br /&gt;
流行の遊びだった&lt;br /&gt;
その遊び仲間に隣近所の&lt;br /&gt;
春ちゃん、正ちゃんがいた&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
三人はクラスは別々であったが&lt;br /&gt;
放課後はいつも一緒で、時には&lt;br /&gt;
よその家のイチジク、ザクロの実など&lt;br /&gt;
無断で失敬する悪さもした&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
運悪く家の人に見つかって&lt;br /&gt;
「こら、泥棒するのは&lt;br /&gt;
どこの家のガキだ」&lt;br /&gt;
と怒鳴られて逃げるのがこれまた&lt;br /&gt;
スリルがあってたまらなかった&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
あるとき、今となっては&lt;br /&gt;
どういういきさつで&lt;br /&gt;
あんなことをしてしまったのか&lt;br /&gt;
忘れてしまったが&lt;br /&gt;
万引きをしてしまったのだ&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
学校の通り道に&lt;br /&gt;
普通の住宅の一階に&lt;br /&gt;
文房具屋ができた&lt;br /&gt;
その店のおばさんの目を盗んで&lt;br /&gt;
三人で万引きをしてしまったのだ&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
春ちゃんは鉛筆一本&lt;br /&gt;
正ちゃんは鉛筆削り&lt;br /&gt;
私は消しゴム一個を&lt;br /&gt;
万引きしてしまったのだ&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
貧乏で買えなかったからではない&lt;br /&gt;
イチジク、、ザクロの実を失敬すると&lt;br /&gt;
同じ感覚で、万引きしてしまったのだ&lt;br /&gt;
やってしまってから怖くなって三人で&lt;br /&gt;
万引きした品物をどぶに捨てた&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そのことがきっかけとなって&lt;br /&gt;
何となくお互いに気まずくなり&lt;br /&gt;
小学校を卒業するころには&lt;br /&gt;
仲良し三人組は&lt;br /&gt;
自然解消してしまった&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それから２０年ほどが経過した頃&lt;br /&gt;
春ちゃんは県庁の役人になり&lt;br /&gt;
正ちゃんは銀行員になって&lt;br /&gt;
結婚したということを私は&lt;br /&gt;
風の便りで知った&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
私はと言えば&lt;br /&gt;
そのことを胸にしまい込んだまま&lt;br /&gt;
売れない詩を書きながら&lt;br /&gt;
職を求め歩いていた&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
そして、そのことを知らないまま&lt;br /&gt;
平成になって、父も母も他界してしまった&lt;br /&gt;
せめて両親にだけはそのことを話して&lt;br /&gt;
謝るべきだったと自責の念に駆られながら&lt;br /&gt;
６７歳の今を私は生きている</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/toyosakida1941/47292772.html</link>
			<pubDate>Wed, 03 Dec 2008 04:52:55 +0900</pubDate>
			<category>詩</category>
		</item>
		<item>
			<title>詩による自分史　８</title>
			<description>　　　臭い話ですが、私はやってません&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
人の糞尿が&lt;br /&gt;
農作物の肥料(下肥)として&lt;br /&gt;
まだ貴重であった時代&lt;br /&gt;
昭和二十年代&lt;br /&gt;
私は小学生だった&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
雨漏りのする三軒長屋に&lt;br /&gt;
そのころは住んでいたが&lt;br /&gt;
トイレは共同で&lt;br /&gt;
勿論、汲み取り式であった&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
三方を板壁に囲まれた&lt;br /&gt;
トイレは暗く、使用時は&lt;br /&gt;
４０Ｗの裸電球をつけたが&lt;br /&gt;
奈落の底に落ちてしまうのではないかと&lt;br /&gt;
昼でも便器を跨ぐのが怖かった&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
木製の便器の穴からは&lt;br /&gt;
夏はハエが飛び出し&lt;br /&gt;
冬は寒風が吹き上がってきて&lt;br /&gt;
トイレに行くのが怖くて&lt;br /&gt;
小学生になっても&lt;br /&gt;
時たま私は寝小便を垂れていた&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それに比べ学校のトイレは&lt;br /&gt;
歩くたびに木の床が軋むものの&lt;br /&gt;
明るくてきれいで&lt;br /&gt;
便器の穴からは糞尿も見えて&lt;br /&gt;
私は怖いと思ったことがなかった&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
小学生何年生のときか&lt;br /&gt;
思い出したくもないので忘れてしまったが&lt;br /&gt;
男子の大便所の一つに&lt;br /&gt;
落書きされたというので&lt;br /&gt;
学校中の問題になった&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
相合傘が描かれそこに&lt;br /&gt;
武夫君と波子さんの名前が&lt;br /&gt;
クレヨンで書かれていたというのだ&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
武夫君も波子さんも優秀で&lt;br /&gt;
全校生徒の前で校長先生から&lt;br /&gt;
何回も表彰状をもらっていたので&lt;br /&gt;
知らない生徒は誰もいなかった&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
あの日は天気の良い日であった&lt;br /&gt;
私は学級担任の美人の&lt;br /&gt;
水戸先生に教務室に呼ばれた&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
先生は私に相合傘を書いて&lt;br /&gt;
武夫君と波子さんの名前を&lt;br /&gt;
そこに書くようクレヨンを握らせた&lt;br /&gt;
私は言われるままに書くしかなかった&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
｢便所に落書きしたのは&lt;br /&gt;
君ですね｣&lt;br /&gt;
と水戸先生はやさしく言った&lt;br /&gt;
｢君が正直な生徒であることは&lt;br /&gt;
先生が一番よく知ってます｣&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
｢先生、私はやってません｣&lt;br /&gt;
内気で恥ずかしがり屋で&lt;br /&gt;
人前ではものも言えないような&lt;br /&gt;
気の小さい私はその一言が言えずに&lt;br /&gt;
ただ首を横に振るしかできなかった&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
結局、誰が落書きしたかは&lt;br /&gt;
わからないままに終わったが&lt;br /&gt;
私が教務室に呼ばれたことで&lt;br /&gt;
落書きしたのは私ではないかという&lt;br /&gt;
噂が広がってしまった&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
それからだ&lt;br /&gt;
学校のトイレが怖くなって私は&lt;br /&gt;
大便が出そうになると&lt;br /&gt;
昼休みまで我慢して&lt;br /&gt;
長屋の共同便所まで走って帰って&lt;br /&gt;
用を足すようになった&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
その事件があってから&lt;br /&gt;
私は寝小便をたれなくなった&lt;br /&gt;
しかし、水戸先生が女の先生であったからだろうか&lt;br /&gt;
それ以来、同級生の女の子と&lt;br /&gt;
口がきけなくなり、そのまま&lt;br /&gt;
私は小学校を卒業した</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/toyosakida1941/46110429.html</link>
			<pubDate>Mon, 03 Nov 2008 07:07:23 +0900</pubDate>
			<category>詩</category>
		</item>
		<item>
			<title>詩を、どんな筆記具で書いてますか？</title>
			<description>　２Ｂの０．９ｍｍの芯のシャープペンシルで、レポート用紙に、私は詩を書いてます。&lt;br /&gt;　&lt;br /&gt;インスピレーションがわくと、それを素早く書きとめるために、シャープペンシルが一番私に適しているからです。筆記するのに力が入ると、筆力も思わず強くなり、鉛筆ですと芯が折れてしまい、削らなければ使い物になりませんが、その点シャープペンシルはノックするだけで芯が出てきて、詩の想いを中断することなく、書きとめることができるからです。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　詩を推敲し、書き直すのに、消しゴムひとつあれば、簡単に消すことができることも、私がシャープペンシルを愛用している理由の一つです。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;　レポート用紙に初めは縦書きに書いてましたが、横書きのほうが早く筆記できるので、最近は横書きで書いてます。&lt;br /&gt;　その結果、縦組みでも横組みでも違和感のない詩が書けるようになりました。</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/toyosakida1941/69405312.html</link>
			<pubDate>Tue, 28 Oct 2008 10:11:20 +0900</pubDate>
			<category>練習用</category>
		</item>
		<item>
			<title>気ままに気まぐれに</title>
			<description>&lt;div align=&quot;center&quot;&gt;&lt;img src=&quot;https://blog-001.west.edge.storage-yahoo.jp/res/blog-e7-f6/toyosakida1941/folder/1311332/13/69405313/img_1?1401096773&quot; alt=&quot;&amp;#x0030a4;&amp;#x0030e1;&amp;#x0030fc;&amp;#x0030b8; 1&quot; class=&quot;popup_img_1600_1200&quot; width=&quot;560&quot; height=&quot;420&quot;/&gt;&lt;/div&gt;
&lt;div&gt;&lt;/div&gt;
&lt;h1&gt;&lt;/h1&gt;
&lt;div&gt;&amp;nbsp;&lt;/div&gt;
&lt;div&gt;&amp;nbsp;&lt;/div&gt;
&lt;div&gt;&lt;br&gt;
「花鳥風月の現代詩」「花鳥風月の俳句」「花鳥風月の日記」に関する思いなど、気の向くままに綴っていきたいと思ってますので、よろしくお願いします。&lt;/div&gt;</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/toyosakida1941/69405313.html</link>
			<pubDate>Sat, 25 Oct 2008 15:44:40 +0900</pubDate>
			<category>ノンフィクション、エッセイ</category>
		</item>
		<item>
			<title>詩による自分史　７</title>
			<description>　　花ちゃんは永遠の女の子&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
一条の白い煙が&lt;br /&gt;
雲ひとつない空に&lt;br /&gt;
立ち上っていくのを&lt;br /&gt;
私は自分の家の前の&lt;br /&gt;
電信柱の蔭から&lt;br /&gt;
じっと見ていた&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
小学校に入学して&lt;br /&gt;
同級生全員の&lt;br /&gt;
顔と名前を覚えたころ&lt;br /&gt;
私の筋向いの机の&lt;br /&gt;
花ちゃんの姿が見えなくなり&lt;br /&gt;
気になりだした時だった&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「山田花子さんは&lt;br /&gt;
風邪をこじらせて&lt;br /&gt;
肺炎で亡くなりました」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「今日が花子さんの&lt;br /&gt;
葬式の日です&lt;br /&gt;
先生と一緒にお祈りしましょう」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
学校が終わるのを待って&lt;br /&gt;
私は走って家に帰った&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
家の前の大通りから見える&lt;br /&gt;
通りを一つはさんで隣町の&lt;br /&gt;
花ちゃんの家の前には&lt;br /&gt;
花ちゃんを見送るための&lt;br /&gt;
人だかりができていた&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
何故か恥ずかしくて&lt;br /&gt;
花ちゃんの家の前まで行けずに&lt;br /&gt;
私は自分の家の前の&lt;br /&gt;
電信柱の蔭から&lt;br /&gt;
その光景を見ていた&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
そのころはまだ火葬場のことを&lt;br /&gt;
隠坊屋(おんぼや)と言っていたが&lt;br /&gt;
砂山と砂山のはざまに&lt;br /&gt;
隠れ家のように&lt;br /&gt;
隠坊屋は建っていた&lt;br /&gt;
砂山の向こうには&lt;br /&gt;
海が広がっていた&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
隠坊屋には&lt;br /&gt;
人間の顔をした鬼がいて&lt;br /&gt;
かわいい子供をさらっては&lt;br /&gt;
地獄のかまどで&lt;br /&gt;
焼いて食っているから&lt;br /&gt;
隠坊屋には近づくな&lt;br /&gt;
と子供たちはきつく&lt;br /&gt;
親から言い聞かされて育った&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
隠坊屋から少し離れたところの&lt;br /&gt;
松林の中には&lt;br /&gt;
隠坊屋の鬼が住むという&lt;br /&gt;
掘立小屋が軒を並べて&lt;br /&gt;
一つの部落を作っていたが&lt;br /&gt;
近寄る人は誰もいなかった&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
「花ちゃんは&lt;br /&gt;
人一倍かわいかったから&lt;br /&gt;
鬼にさらわれたんだ」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「あの白い煙が&lt;br /&gt;
花ちゃんだ」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「黒い煙の人は地獄に落ちるが&lt;br /&gt;
白い煙の人は仏さまのいる&lt;br /&gt;
極楽に行くんだ」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
あれから六十数年が過ぎた&lt;br /&gt;
隠坊屋も隠坊屋の鬼も&lt;br /&gt;
この世からいなくなった&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
しかし、花ちゃんは&lt;br /&gt;
小学校一年生のまま&lt;br /&gt;
私の心の中で生きている</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/toyosakida1941/44985537.html</link>
			<pubDate>Sun, 05 Oct 2008 13:53:13 +0900</pubDate>
			<category>詩</category>
		</item>
		<item>
			<title>詩による自分史　６</title>
			<description>　　鯨が潮を吹いている&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
あの日の空は青く&lt;br /&gt;
鯨が潮を吹いているのが&lt;br /&gt;
昨日のように思い出される&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
あの日は小学校入学前の&lt;br /&gt;
親子面談の日であった&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
皆、お母さんに付き添われて&lt;br /&gt;
小学校の門をくぐっていくのに&lt;br /&gt;
私だけが父に付き添われているのが&lt;br /&gt;
珍しく、振り返って見る親子もいて&lt;br /&gt;
何故か、私は恥ずかしかった&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
身体検査が終わると&lt;br /&gt;
机の上にいろいろの動物の絵を並べ&lt;br /&gt;
若い女の先生は言った&lt;br /&gt;
｢これはなんの絵ですか」&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
その中の一枚の絵が&lt;br /&gt;
なんの絵かわからなかった&lt;br /&gt;
どこかで見たことがあるような&lt;br /&gt;
ないような親しみのある絵であった&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「この子は保育園に行かなかったもので」&lt;br /&gt;
父は先生の顔を見据えて言った&lt;br /&gt;
私はうなだれるしかなかった&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
「わからなくて当たり前ですよ&lt;br /&gt;
勉強してないんですからね&lt;br /&gt;
これは鯨が潮を吹いている絵です」&lt;br /&gt;
先生はやさしく慰めるように言った&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
何故、母でなく&lt;br /&gt;
父が仕事を休んでまで&lt;br /&gt;
保護者として付き添ってきたのか&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
何故、あの絵が&lt;br /&gt;
鯨が潮を吹いている&lt;br /&gt;
絵だとわからなかったのか&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
この二つの疑問を胸に&lt;br /&gt;
私は小学校に入学した&lt;br /&gt;
&lt;br /&gt;
あれから六十数年が過ぎた&lt;br /&gt;
父も母も亡くなってしまった&lt;br /&gt;
今となってはその疑問に&lt;br /&gt;
答えるすべを私は失ってしまった</description>
			<link>https://blogs.yahoo.co.jp/toyosakida1941/43784450.html</link>
			<pubDate>Fri, 05 Sep 2008 10:04:12 +0900</pubDate>
			<category>詩</category>
		</item>
		</channel>
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